NHK札幌放送「おはようもぎたてラジオ便」という番組の中の
毎週水曜日・午前7時49分頃から55分頃までの時間帯に
「北海道森林物語」というコーナーがあります。
これは、きたネット正会員の北海道林業技師会が企画に携わり、
また窓口になって製作している番組です。
森林と人の結びつきなどに関する情報を市民のみなさんに
お伝えすることを目的として、北海道の森林にかかわる保全活動や
研究、ボランティアをされている方のお話をもとに構成されています。
以下、6月の放送予定をご紹介します。
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6/7(水) ●羊ヶ丘の落葉広葉樹の葉の発達と光合成
飛田博順(とびたひろゆき)さん
[森林総合研究所北海道支所]
6月上旬に、葉のサイズが最大になり、一通りの開葉が終了します。ちょうど放送の時に重なるので葉の開き方とそれに伴う光合成の能力の変化について話題提供致します。さらに光合成について「季節的な光の変化」「木の上から下への光の垂直的な変化」「台風などによる倒木発生による急な光の変化」に対する反応も紹介致します。
6/14(水) ●
新しい緑化樹の開発について
小久保 亮(こくぼあきら)さん
[北海道林業試験場道立林業試験場緑化樹センター生産技術科]
当試験場では、道内産の樹木を材料として、将来「北海道ブランド」になれるような付加価値の高い樹木を開発しています。これまでに5樹種を開発しました。現在は狭い庭や鉢などに植えられる小型の緑化樹の品種を開発しています。そのいくつかについて紹介します。
6/21(水) ●道産材を使った“カラマツの家”
松田文夫(まつだふみお)さん
[(有)松田建築設計事務所代表(一級建築士)]
設計士として、道産木材について勉強しているうちに、北海道の森林の現状を知るようになり、自分が設計する住宅には、積極的に道産カラマツ材を使っていこうと考えている。その手始めとして、まず自分の住宅兼事務所をカラマツの無垢材で建てた。これまで建築材としては、あまり評判のよくなかったカラマツであるが、建築家として、また住まい手として、現在感じているカラマツの魅力などについてお話しする。
6/28(水) ●カラマツ材を使った木製ガードレールについて
今井 良(いまいまこと)さん
[北海道立林産試験場技術部加工科 研究職員]
平成16年度から研究開発に取り組んでいる「北海道型木製ガードレール」について紹介します。開発は旭川の民間企業との共同研究で行いました。道産カラマツ材の需要拡大と、周辺景観との調和性に優れた道路施設の開発を目的としています。 開発した木製ガードレールは、冬の積雪や北海道の道路交通事情などにも対応させています。ビーム(横木)はカラマツ集成材に鋼材を組み合わせたハイブリッド構造とし、ガードレールに必要な強度性能を持たせています。
今後はシーニックバイウェイの指定ルートや観光地周辺の道路などでの活用を目指しています。
毎週水曜日・午前7時49分頃から55分頃までの時間帯に
「北海道森林物語」というコーナーがあります。
これは、きたネット正会員の北海道林業技師会が企画に携わり、
また窓口になって製作している番組です。
森林と人の結びつきなどに関する情報を市民のみなさんに
お伝えすることを目的として、北海道の森林にかかわる保全活動や
研究、ボランティアをされている方のお話をもとに構成されています。
以下、6月の放送予定をご紹介します。
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6/7(水) ●羊ヶ丘の落葉広葉樹の葉の発達と光合成
飛田博順(とびたひろゆき)さん
[森林総合研究所北海道支所]
6月上旬に、葉のサイズが最大になり、一通りの開葉が終了します。ちょうど放送の時に重なるので葉の開き方とそれに伴う光合成の能力の変化について話題提供致します。さらに光合成について「季節的な光の変化」「木の上から下への光の垂直的な変化」「台風などによる倒木発生による急な光の変化」に対する反応も紹介致します。
6/14(水) ●
新しい緑化樹の開発について
小久保 亮(こくぼあきら)さん
[北海道林業試験場道立林業試験場緑化樹センター生産技術科]
当試験場では、道内産の樹木を材料として、将来「北海道ブランド」になれるような付加価値の高い樹木を開発しています。これまでに5樹種を開発しました。現在は狭い庭や鉢などに植えられる小型の緑化樹の品種を開発しています。そのいくつかについて紹介します。
6/21(水) ●道産材を使った“カラマツの家”
松田文夫(まつだふみお)さん
[(有)松田建築設計事務所代表(一級建築士)]
設計士として、道産木材について勉強しているうちに、北海道の森林の現状を知るようになり、自分が設計する住宅には、積極的に道産カラマツ材を使っていこうと考えている。その手始めとして、まず自分の住宅兼事務所をカラマツの無垢材で建てた。これまで建築材としては、あまり評判のよくなかったカラマツであるが、建築家として、また住まい手として、現在感じているカラマツの魅力などについてお話しする。
6/28(水) ●カラマツ材を使った木製ガードレールについて
今井 良(いまいまこと)さん
[北海道立林産試験場技術部加工科 研究職員]
平成16年度から研究開発に取り組んでいる「北海道型木製ガードレール」について紹介します。開発は旭川の民間企業との共同研究で行いました。道産カラマツ材の需要拡大と、周辺景観との調和性に優れた道路施設の開発を目的としています。 開発した木製ガードレールは、冬の積雪や北海道の道路交通事情などにも対応させています。ビーム(横木)はカラマツ集成材に鋼材を組み合わせたハイブリッド構造とし、ガードレールに必要な強度性能を持たせています。
今後はシーニックバイウェイの指定ルートや観光地周辺の道路などでの活用を目指しています。