CNN
トランプ氏、ゼレンスキー氏は「独裁者」 偽情報と批判され
2025.02.20 Thu posted at 08:55 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35229610.html
トランプ氏、ロシアとの戦争は「ウクライナが始めた」と主張
2025.02.19 Wed posted at 09:31 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35229555.html
「米が真珠湾で日本攻撃と言っているようなもの」英元首相、米大統領に反論
2025/2/20 10:28
https://www.sankei.com/article/20250220-JFSJNL6RSBNRZDPDQ7NNW564RM/
トランプ氏、ゼレンスキー氏は「選挙なき独裁者」 英独首相は反発
By Doina Chiacu, Olena Harmash
2025年2月20日午前 9:21 GMT+91時間前更新
https://jp.reuters.com/markets/commodities/XIWUZ64JEFPHZE3NYCVCTP5Y5E-2025-02-20/
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トランプ批判記事は沢山ありますが、総スカン状態です。
トランプ政権のウクライナ政策は、戦争終結とロシアとアメリカの国交正常化です。
これは、バイデン政権とヨーロッパがこれまでやってきたウクライナ政策を180度大転換するものですから、トランプ政権以外、全員反対です。
「ウクライナ正義⇒ロシア極悪・撲滅」
このプロパガンダでウクライナ支持と支援を正当化して、巨額の資金を注ぎ込んできました。
これが、「間違いでした」とは言えないでしょう❓
だから、米民主党とヨーロッパ、それにウクライナは戦争を継続したい訳です。
トランプ氏を見ていると政治手法の一つに、最初に突飛でもないことをぶち上げて問題を大きくするやり方があります。それで世間の注目を集めておいて、それから反応を引き出して何らかの方向に持っていきます。
一番分かりやすい例は、グリーンランド買収提案です。
アメリカも西側もグリーンランドは、ノーマークでした。結構、中国が狙っています。
そこに焦点を当てました。グリーンランド政府はグリーンランド防衛の防衛費を大幅に引き上げることになりました。ヨーロッパもグリーンランド防衛に関与するようになりました。
ガザ市民移住提案。
『アラブ諸国、ガザ復興へ3兆円拠出か トランプ氏の「移住構想」に対案
2025年02月19日14時10分
https://sp.m.jiji.com/article/show/3451897?free=1
口は出しても金を出さず行動もしない国ばかりです。仕方なく湾岸の金持ち国が3兆円出す方向で調整中のようです。
ゼレンスキー批判も、これと同じ狙いでしょう。
アメリカの財政破綻リスクを考えれば、もうアメリカも無条件の武器や資金の供与は出来ません。と言って、いきなり全部支援停止も出来ません。
そこでミュンヘン安保会議で、ヴァンス副大統領が、激烈なヨーロッパ批判をぶち上げてヨーロッパに戦争を押し付けることを一方的に宣言しました。
そして、これまた一方的にロシアとリヤド会談を行い、ロシアとの国交回復と協調路線を打ち出しました。
次にトランプ政権がしなければならないのは、これまでウクライナに注ぎ込んだ巨額の資金回収です。金欠ウクライナにあるのは返済不能の借金の大山です。普通には、金の回収のやりようがありません。そこで地下資源での返済を迫っています。最初、脅しのように持ち掛けた提案はゼレンスキーが拒否しました。今度は、もう少し弱めて、また持ち掛けています。
ロイター
米のウクライナ鉱物資源協定、初期合意は簡略化も 詳細後回し
By Erin Banco, Andrea Shalal
2025年2月20日午後 12:35 GMT+92時間前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/G363Q33TN5IMLCW6GA3FQ7QDD4-2025-02-20/
実はこれ、ウクライナに資金や武器を供与した国は全部、同じです。このままではキエフ政府に踏み倒されるでしょう。
『同時に、カナダや英国、日本、欧州連合(EU)など、ウクライナに多額の支援を行った他の国にも同様の条件を提示する必要があると述べた。』
【みんなも、債権団に参加しないと、取りっぱぐれるよ!】
債権団を結成して数の力で担保を取ろうとしています。
こうやって荒っぽく揺さぶっておけば、段々ヨーロッパも冷静になるでしょう。
キエフ政府は、戦後の安全保障を強硬に要求しています。
アメリカは、それに参加しないしNATOの対象にしないことも宣言済みです。
(アメリカ軍は派遣しないし関与もしない)
戦後の安全保障や復興まで、ヨーロッパに全部やれ!と言っています。
普通に考えても実効性のある停戦を担保するには、10万人規模のフル装備の停戦維持部隊の配置が必要です。それを自分負担でどの国がやるんだ❓(しかも危険も自己負担です)
今のところ自己負担でアメリカ抜きで参加を申し出た国はありません。
ウクライナ紛争の停戦は、現実的にはロシアと部分的であるにせよ折り合ってロシアの協力がないと不可能です。
それが、イヤならロシアを戦争で叩き潰すしかありません。
現実には、ウクライナが負けつつあり関係者の見込みでは、夏過ぎから年末までにはウクライナの戦争継続能力が失われる見通しです。ロシアに無条件降伏するとどうなります❓
ロシアがウクライナの地下資源を押さえてしまえば、アメリカとヨーロッパその他の国の膨大な債権は回収不能になります。
冷静に考えれば、ウクライナの敗北が決まっている以上、債権の回収の担保を取る必要があるでしょう❓
だから、ロシアとの話し合いが極めて重要になります。
「どこから、どこまではロシア。」
「そこから、ここまではNATO。」
ロシアの方は、もう地下資源に関しては半分以上押さえています。
つまり❓
さっさと、NATOの取り分を確保しておかないと❓
貸付金の回収が不可能になります。
頭に血が上っているヨーロッパには、この単純な理屈が分かりません。
だから、グチャグチャに1回かき混ぜて大混乱を起こして、全員に「冷静に金の回収をどうするのか」を考えさせるのが狙いだと思います。
(2)アメリカは、結局ウクライナ紛争について何を考えているのか❓
バイデン政権の作った巨額の不良債権(大失敗事業=戦争)の後始末です。
だから、金さえ回収できれば、あとはどうでもいいと考えていると思います。事業(=戦争)の方は、もうどうにもならない程、失敗しています。
元々、2013年まではウクライナは中立地帯でした。だからヨーロッパの安全保障を考えるなら、ウクライナは中立化しても元に戻るだけでヨーロッパが危険になるわけではありません。元の周辺状況を考えるならウクライナ紛争は全く必要のない戦争でした。だから、トランプ政権はロシアと折り合って戦争を終わらせようとしています。
トランプ政権が考えているNATOの範囲は、ポーランドまでです。
ポーランドやバルト3国にロシアが干渉しなければ、それでOK!の考えでしょう。
要は、バイデンさんがウクライナを強奪しようとして失敗しただけのことです。
だから、止めると言うことです。『金の回収をしてから・・・』
トランプ政権が考えていることは、このように極めて常識的な事です。
ところが頭に血が上って戦争に跳ねくりかえっているヨーロッパには、この単純な理屈が分かりません。
だから、思いっきりかき混ぜて少しヨーロッパの頭を冷やそうという考えでしょう。
しかし、そうするにしても極悪人は必要です。
極悪人1号は、バイデンさんのようです。(早速。バイデン批判を始めています)
権力の座からいなくなったバイデンさんは、死人と同じです。
おっとっと❓
まずは、バイデンさんに罪を被せる予定でしょう。難しくは無いです。事実、その通りですから。
もう一人、事実その通りの極悪人候補がいます。
それは、誰でしょうね❓❓❓
(早く、亡命した方がいいような❓)
※ウクライナ紛争は、バイデンさんがウクライナをNATOに引き込むために実行した2014年ウクライナクーデターが、その始まりです。内戦(ドンバス戦争)が勃発しました。その後、アメリカはウクライナ軍を強化しロシアとの軍事対決に備えます。①2021年10月26日ゼレンスキーが行った東部独立派へのドローン攻撃が、最終的にロシアのウクライナ軍事侵攻決断させました。それ以前の話として和平を実現するための「ミンスク2合意」があります。「ミンスク2合意」を事実上破棄してロシアの軍事侵攻を招き寄せたのは、ゼレンスキー自身です。そして②2022年4月にイスタンブールで合意した和平協定を破棄して、戦争続行を決めたのもゼレンスキーです。
もちろん、この陰にはバイデンさんとイギリスのボリス・ジョンソンがいます。
大国のパワーゲームの手先なれば、失敗すれば切り捨てられます。アメリカの例ならベトナム戦争、アフガン戦争などがあります。勝てなければ、傀儡政権を切り捨ててアメリカは撤退します。過去に何度もアメリカがやってきたことです。セレンスキーはロシアに勝利する使命を達成できませんでした。
だからトランプ政権は、キエフ政府を切り捨てようとしています。それが、嫌であるならゼレンスキーは少なくとも①をするべきではありませんでした。それでも②でロシアとの和平を実現できました。あるいは、その後もロシアに和平を申し入れれば和解するチャンスは、ありました。結局、ロシアとの戦争を選択し継続した結果が今です。
アメリカのエゴは当然非難されるべきですが、それを現実に実行したゼレンスキーにも同じ分の責任があると思います。国のリーダーとしてウクライナの未来を壊してしまいました。ゼレンスキーが、トランプ氏を批判するのは、お門違いと言うものです。自分自身を批判するべきでしょう。自己批判をするなら、敗戦の責任を取って大統領を辞任しなければならない事に気が付くでしょう。今となっては和平の障害になっているゼレンスキーは、ウクライナの癌でしかありません。
※関連日記目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑧
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27