AFPBB
外務省局長、タリバン高官と面会 人権尊重を要請
2025年2月19日 19:54 発信地:東京 [ 日本 アフガニスタン アジア・オセアニア ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3563791?cx_part=top_topstory&cx_position=3
<引用>
【2月19日 AFP】外務省の安藤俊英・中東アフリカ局長は18日、アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権の高官と東京都内で面会し、人権の尊重を求めた。2021年のタリバン復権以降、代表団が日本を訪問するのは初めて。
外務省によれば、安藤氏はタリバンの高官に対し、「人権の尊重や包摂的な政治プロセスの推進」を求めたという。
外務省は面会相手の具体的な氏名を公表していないが、アフガニスタンのメディアは、代表団に高等教育および外交政策の担当者が含まれていると報じている。
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公益財団法人「日本財団」はAFPの取材に対し、タリバンの高官数人を1週間日本に招いたと説明。招待の目的について、「アフガニスタンで女性や子どもが厳しい環境下で生活を強いられている」現状を踏まえ、「弱者に対する国際社会からの人道支援を幅広く受け入れる必要性を認識してもらうため」だとしている。
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この記事を、AFPBBのネット版で見るのは日本のマスコミの❓ ❓を思い情けない気がします。
アフガンは、長年大国の狭間で翻弄されてきた気の毒な国です。
タリバンも、現代の基準からすると前近代的であり到底その政治に賛成できるものではありません。
しかし、長年続いてきた外国との戦争(旧ソ連・アメリカ)や内戦の期間にアフガン国内の全てが破壊され失われました。これから、全部国創りをして行く最初の段階にあります。
まだ、国内にはIS系のテロリストが残っています。
国内の治安を維持し平和を取り戻すことが、今何より大事です。
また、昔の部族社会も残っています。
何でもかんでも現代風にやれと言うのは、土台無理な話です。
今は、内政干渉せず見守ってあげることしか出来ません。
そして、手助けできる部分は、助けてあげるのが望ましいと思います。
アメリカは、追い出されたことを根に持っていまだにタリバンを正当な政府と認めません。
しかし、現実にタリバンがアフガンを実効支配している以上、タリバンはアフガンの政府です。
最初にアフガンを支援したのは、中国政府でした。
大分、遅れてロシア政府もテロ組織指定を解除しました。
去年、千人単位の行政官を学習のために中国が研修に受け入れていました。
そんな中で公益財団法人「日本財団」が、タリバンの高官数人を1週間(の予定で招き、多分「日本財団」の働きかけで)外務省の安藤俊英・中東アフリカ局長と面会したという話です。
「日本財団」が動いたから、このような日本訪問と外務省局長との面会が実現しました。
素晴らしい働きだと思います。民間レベルでこれだけのことが出来るのは「日本財団」だけでしょう。
競艇の親分の故笹川良一氏の設立した財団法人です。
1962年(昭和37年)に創立以来、様々な活動を行い今に至ります。
故笹川良一氏は、毀誉褒貶の多い人で良く分かりません。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%B9%E5%B7%9D%E8%89%AF%E4%B8%80
しかし、氏の座右の銘は「世界一家 人類兄弟」は、嘘ではなかった事は分かります。
ウクライナ紛争についてのウラジーミル・プーチン大統領の主張<2025・02・15
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/398e258daca68341f8f8828636217b86
<笹川平和財団>
ロシア人とウクライナ人の歴史的一体性について
ウラジーミル・プーチン(2021年7月12日付け露大統領府ウェブサイト掲載)
2024.03.18
https://www.spf.org/russia-analysis/OfficialDocuments-Speeches/article02.html
☆日本のマスコミよりは、余程「いい仕事、してますね!」
※関連日記目次
項目「アフリカと中東」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/8e2281cde3859a8659b62d9f1680c9d2