ロシア軍機がロシアの都市に弾薬投下、大きな爆発 国営通信
2023.04.21 Fri posted at 09:17 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35202902.html
ロシア軍機、自国の都市上空で弾薬紛失 爆発でクレーター
2023年4月21日 10:26 発信地:モスクワ/ロシア [ ロシア ウクライナ ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3460996?cx_part=top_topstory&cx_position=3
AFPによると、ロシアの通信各社の報道は「ベルゴロド(Belgorod)州上空を飛行中に航空弾薬を紛失した」となっています。戦闘爆撃機Su34はロシア軍では新型と言っていいでしょう。
CNNによると、「航空用弾薬の緊急投下」に迫られ投下したとの内容です。
どっちもロシア国防省の関係者の発言のようです。ロシア国防省も混乱していて、良く分からないのでしょうね。
事故が起きた時間は、現地時間の20日夜間です。問題は、なぜ夜間こんなウクライナとの国境近くを爆弾満載で飛行していたのか?
普通に考えると、国境の向こうのハルキウ州の州都ハルキウ市の市街地を爆撃するためだと思われます。それ以外、こんな危険な空域を夜間に飛行している理由はありません。
これまでロシア軍は、民間人やインフラ攻撃には、ミサイルかイラン製の自爆ドローンを使用しています。戦闘爆撃機による攻撃は、夜間には聞いた記憶がありません。
理由は、地対空ミサイルで迎撃されると簡単に撃墜されます。二つ目の理由は、連度の高いパイロットを去年の戦いで多く失っており、ベテランパイロットは少ないと思われることです。
夜間、越境して地対空ミサイルが配備されていると思われる敵地を攻撃することは、かなり難易度の高いミッションだと思います。だから、これまで夜間の空爆は控えていたと思いますし、どちらかと言うとロシア領内からミサイルを空中発射していました。
理由は、二つ考えられます。
①何らかの異常が発生し、緊急に爆弾を投下しなければならなかった。
②パイロットが、目標を間違えて爆弾を投下してしまった。
ベルゴロド市は、国境の内側40kmであり目標であろうと思われるハルキウ市までは、もう80kmくらいはあると思います。普通なら間違えないと思います。しかし、パイロットの練度が低ければ、間違えることもなくはありません。夜間ですから目視で地上を確認するのは無理です。
どっちであるのかは、もうこの戦闘爆撃機は基地に帰還していると思いますから、パイロットに事情を聞けば分るでしょう。
CNNが、このニュースを報道したのが、日本時間の09:17 です。②が理由なら、絶対に本当のことは公表しないでしょう。だから、結論①であると発表すると思います。まさか、爆弾を紛失した・とは公表できないでしょう。紛失した爆弾が落下して交差点のど真ん中に直径20mの大穴をあけてしまえば?紛失とは、言いにくいですね?