「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

西側のウクライナ紛争の現状認識と見通し<2024.05.04

2024-05-04 08:50:53 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

CNN
ロシア軍、ウクライナ東部で着実に前進
2024.04.30 Tue posted at 07:05 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35218382.html

ウクライナ戦争すぐに終結の公算小さい=米国家情報長官
By Jonathan Landay、 Idrees Ali
2024年5月3日午前 1:38 GMT+91時間前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/ESMX3QTRXFLCLBIF2TSUHKMOCM-2024-05-02/

ウクライナ、勝利まだ可能 NATO事務総長
2024年4月30日 11:51 発信地:キーウ/ウクライナ [ ウクライナ ロシア ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3517258

<ヘインズ国家情報長官ー上院軍事委員会で行った証言>
『2日、ロシアのプーチン大統領は国内外の情勢がロシアにとって有利に進んでいると見ているためウクライナで攻撃的な戦術を推し進める可能性が高く、戦争がすぐに終わる可能性は低いとの見方を示した。』

<イエンス・ストルテンベルグ事務総長>
『ウクライナはここ数か月間は劣勢に立たされ、弾薬の使用も制限を余儀なくされた。それでも、ウクライナが勝利を収めることはまだ可能だ』

この二つを聞くと、ロシアが戦争を止めないから戦争は終わらない。ウクライナが勝利することは可能だ⇒武器を支援しろ!
このように読めます。

最初のCNNの記事は、当たり障りのないように現状を指摘しています。
しかし記事タイトルにある通り東部戦線でのロシア軍の進撃を報告しています。
『米シンクタンク「戦争研究所(ISW)」は、戦略的に大きな敗北はないものの、短期的な後退は増えるとの見通しを示している。』
これを言いたいのでしょうね❓

同時に・・・
『ウクライナ側の撤退と失地が続くなか、軍事ブロガーからは、ウクライナ軍の公式の発表をめぐり、軍が戦場から、ますます非現実的な情報更新を行っているとの批判の声が出ている。』
ウクライナ軍の現実糊塗報告を批判しています。
(嘘つくな!)

大事なことは(これが眼目です)・・・
『米シンクタンク「外交政策研究所」の専門家はSNSへの投稿で、ロシア軍兵士の質はさまざまだが、量的な優位は深刻な問題だと指摘。ロシア軍の人員面での優位性がなければ、砲兵や空軍力の優位性は戦場で領土を獲得するには十分ではないとし、特にロシアが毎月2万から3万人の採用を維持できれば、相対的な兵士数の状況が戦争の行方を左右する最も重要な要素となる可能性が高いとの見通しを示した。』
要は、兵員の動員でロシアに負ければ❓
(多分、負けるだろう)
このように指摘しています。

つまり❓
アメリカ政府の御用メデイアのCNNは戦況の不利を指摘し、同時にウクライナ敗北の可能性を(オブラートに包んで)指摘しています。

そろそろ、ウクライナが負けた時のために予防線を張り始めたように、聞こえなくもありません。

それでも、アメリカ政府が大型のウクライナ支援を続ける理由は❓
2024/04/25 05:00
ウクライナ支援で弾薬の需要急増、米陸軍の工場は60年ぶり大規模改修…昼夜問わずに増産対応
https://www.yomiuri.co.jp/world/20240424-OYT1T50227/

武器支援予算の70%程度は、アメリカ国内からの調達でアメリカの軍需企業が受注しています。
ウクライナ紛争の本質が見えますね❓


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次④
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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