大統領選の結果を予想するのは、無理です。
接戦になってしまって優劣不明のまま投票日まで行きそうです。
毎回、言われるのが激戦州での勝敗が結果を決めるであろうことです。カタカナで書くと、スイング・ステート。字数が多いので激戦州にしておきます。9文字より3文字の方が書きやすいからです。
2024年10月29日
(1)『カマラ・ハリスの失速ー「あの激戦州」が彼女の命取りになるかもしれない』
(おすすめ記事)
ロイター
2024年10月18日
(2)『情報BOX:米大統領選、なぜ一部の激戦州が結果を左右するのか』
激戦州とは・・・( )ないは選挙人数
ペンシルベニア(19)
ミシガン(16)
ウイスコンシン(10)
アリゾナ(11)
ネバダ(6)
ジョージア(16)
サウスカロライナ(9)
事前に予想されている獲得選挙人数
ハリス226票 トランプ219票
残り93票の争い
上記7州を、どっちが取るかが勝敗を分けます。
そこで問題になるのが(1)の記事です。
中東系アメリカ人(当然、イスラム教徒)約350万人が多く住むのが。ミシガン州とウイスコンシン州です。
2020年は、バイデンさんが両方勝利して大統領選に勝利しました。
ところが❓
BBC
2024年9月30日
『【米大統領選2024】激戦州のアラブ系アメリカ人はだれに投票するのか・・・・・民主党支持だが現政権の中東政策に怒り』
東京新聞
2024年10月30日
『「ハリス氏を見捨てよう」アラブ系の住民に広がる運動 激戦ミシガン州で聞こえた「絶望的な痛み」』
ガザ紛争についてアメリカは何もせず武器支援を続けています。これに対するイスラム教徒の怒りと絶望は日本人には想像がつかないと思います。
イスラム系アメリカ人は、これまでは絶対的に民主党を支持してきました。
現在の中東に対するアメリカ政府の対応は、イスラム教徒から見ると裏切り以外の何物でもありません。
ハリスさんは副大統領ですから、その政策を遂行する立場です。言い逃れは出来ません。
これがイスラム系アメリカ人の怒りを買いました。
おそらくイスラム教徒の多いミシガン州とウイスコンシン州ではハリス氏は敗北すると思います。
両州の選挙人16人は、トランプか第3候補のジル・スタイン(イスラム系)が獲得すると思います。
第3候補のジル・スタインは、「アラブ系住民の間では」ミシガン州では40%の支持を得ています。トランプが18%、ハリスが12%。
それ以外にもスタイン氏は、アリゾナとウイスコンシンでもリードしています。
アリゾナでもトランプが2%リードしていますから、トランプが選挙人を獲得する可能性が高いと言えます。
そうなると残りの州で選挙人が多いのは、ペンシルベニアの19票です。ジョージアが16票。
両方過半数に達しない場合どうなるか❓
2020年の記事ですが、過半数に達する候補がいない場合は、改選された下院議員の投票により選出されます。
下院議会で50州の代表に1票が割り当てられ26票を獲得した候補が、大統領に選出されます。
現在は下院は共和党が26票を持ちますが、改選後民主党が議席数を増やせば、民主党の大統領が選出される可能性もあります。
共和党の議席に大きな変化がなければ、共和党の大統領が選出されます。
第3候補のスタイン氏がリードしている3州では、ハリス勝利はないと思います。
こう考えるとトランプが勝利するか、または2025年1月に下院議員の投票で決まるか、どちらかの可能性が高いと思います。
イスラム系アメリカ人が、ハリスを葬ると思います。
更にハリスに不利なのは、有力労組が2組織自主投票を決めています。
労組員が多く住むのは、ラストベルトと呼ばれる州です。
ここでもハリスは、敗北する可能性があります。
2020年バイデン氏勝利の要因の一つであった黒人票も前回ほどの支持は集まらないと言われています。
これを全部報道すると選挙結果は今から決まってしまい、アメリカのマスコミには都合が悪いです⇒選挙広告が減って、臨時ボーナスが少なくなる!
だから、激戦で優劣不明とごまかしているような気がします。
そして下院選でも物価高生活苦の不満は民主党に向かいます。その分、浮動票は共和党に向かうでしょう。
どう考えても、民主党の勝利はありません。
トランプ大統領!おめでとう!