「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

2024米大統領選>決めるのは何か❓<2024/10/30

2025-01-10 23:12:53 | アメリカ合衆国

ロイター
https://jp.reuterus.com
2024年10月29日
『アングル:長引く生活費高騰が米有権者の懸念、現政権批判に直結』

主要先進国では、フランス・イギリス・日本で政権与党が選挙で大敗しました。ドイツも来年が議会選挙ですが、連立与党3党の大敗が今から予想されています。
ヨーロッパでは、他に去年ポーランドとスロバキア、今年リトアニアで政権与党が敗北しています。

殴っても蹴られても自民党に投票すると思われていた日本の有権者も怒りを爆発させました。外国に比べると連立与党の負け方は、かわいいものですが過半数は失いました。
日本の場合は、共通の理由に裏金問題が加わって、やっと自民党が負けました。

これら政権与党を敗北させたものは何か❓
今日、ロイターの記事を読んで思いましたが、物価高騰からくる庶民の生活苦です。
この不満が政権与党にぶつけられた結果が、相次ぐ政権与党の敗北の原因だと思います。

どの国の政権与党も日本なら安保問題を前面に出して物価問題と生活苦問題をごまかそうとしました。
ヨーロッパならロシア危機を強調しました。
ウクライナ関与の度合いの一番深いイギリスの保守党の負け具合が酷く記録的な大敗でした。
生活苦にあえぐイギリス国民を放置して、ウクライナに金を注ぎ込み続けました。
しかし、労働党政権になっても変わりません。
イギリスの場合は、革命を起こすしかないでしょうね❓

アメリカの民主党は、どうか❓
「民主主義を守る戦い」などイデオロギーを前面に出し、トランプを極悪にすることで選挙に勝とうとしています。
ロシア⇒民主主義の破壊者⇒極悪=撲滅
トランプ⇒以下同じ
まるっきり同じ論理です。

で、結論ロイターの記事に戻りますが、米民主党の寝言を真に受けているアメリカ人は、ほとんどいないと思います。
民主党支持か共和党支持かで投票先を決めるでしょう。

問題は、無党派層です。
無党派層が、どちらに投票するかで結果が決まります。
支持政党がない人は、やはり一番重視するのは物価高であり生活苦でしょう。
そして、その批判は政権党である民主党に向かいやすいと思います。
双方でプロパガンダを叫んでいる人たちを除けば、多くのアメリカ人の投票行動を決めるのは、身近な生活問題だと思います。

日本でもそうでしたね❓
具体的に生活の向上を訴えた国民民主が一番票を伸ばしました。どの国の国民であろうと政治に求めるのは生活の問題だと言うことです。

アメリカの物価上昇率は年率8%を超えていた時期がありましたから、日本とは比較にならない程、物価が高騰しています。家賃の上昇も凄いです。
記事を読むと驚くと思います。

ちなみにイギリスは、一番ひどいときは10%を超えていました。中でも電気代の高騰が酷くて寒い冬に暖房を使えないお年寄りの話は、聞くも涙の話でした。
公共医療は、ほぼ崩壊していると言えます。
だからイギリスの保守党も労働党も国民は切り捨てていることになります。
イギリス人は革命を起こすしかない!と言うのは、このような状況を指しています。

アメリカの場合は、それよりは随分ましですが、それでも物価高騰は、すごいものがあります。
結局、次のアメリカ大統領は民主主義を重視する人間ではなく、経済を重視する人間が選ばれると思います。

※日本だって気楽にインフレ誘導を続けていると、やがてこうなると思います。インフレは始まると制御不能になるのは、過去の例が示しています。
イギリスの年率10%超えは、ハイパーインフレのレベルです。
アメリカの一時期の年率8%は、ハイパーインフレの一歩手前です。


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