ロイター
日米首脳「USスチールは買収でなく投資」、米産LNG輸入拡大で合意
2025年2月8日午前 11:08 GMT+95分前更新
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/7EXUXP7435NXNL4OSNQNLN7RP4-2025-02-07/
時事通信
日本に10億ドルの武器売却 トランプ米大統領
2025年02月08日04時58分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025020800196&g=pol
トランプ米大統領、対日赤字解消に意欲 石破首相、1兆ドル投資表明―初会談「黄金時代」追求
2025年02月08日09時28分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025020800133&g=pol
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日米首脳会談は、良い話し合いが出来たようです。元々、米共和党政権と日本政府は親和性があり日米関係が良好な時期は、共和党政権である時代が多いです。両方とも保守右派ですから、左派的な傾向のある米民主党政権とは良くない関係が多いように思います。
そして、トランプ第1次政権時代に故安倍元総理とトランプ氏は非常に良好な関係でした。
故安倍元総理の外交政策もかなりトランプ氏に影響を与えたと思います。
「自由で開かれたインド・太平洋」
アメリカ外交にも大きな影響があるように見えます。
故安倍元総理は内政では見るべきものがありませんでした、外交では大きな貢献がありました。
それをトランプ氏は、「忘れていない」と言うことでしょう。
欧州の政治家では、昨年暮れにイタリアのメローニ首相が、フロリダのトランプ氏の私邸を訪問して面会しています。
G7の首脳でアメリカで大統領就任後、トランプ氏が初めて会談したのが石庭総理です。
トランプ政権の外交政策を分かりやすく現しています。
アジア・太平洋重視です。対中国政策が、トランプ政権の最優先課題であることを示しています。
ヨーロッパは、2番目ですらないかもしれません。EUとイギリスは結束してトランプ政権と対抗しようとしています。
そんなEUとイギリスは、トランプ氏にとって価値が低いだろうと思います。むしろトランプ政権にとって重要なのは対ロシア関係を、どう構築しなおすかでしょう。中国と対峙政策を取るならロシアとの適度な関係改善は必要です。
その次がイスラエルとガザ問題であり、対イラン政策でしょう。
その次あたりが、ヨーロッパであろうと思います。
(2)中国と対峙政策を取るなら日本との安定した関係は必須の条件です。
それが、今回の石庭総理との会談になりました。
USスチール問題は、玉虫色の解決を見るようです。
ここにトランプ氏の(ズル)賢い選挙戦術を見ることが出来ます。問題が表面化したのは大統領選の渦中でした。
トランプ氏は、断固!買収阻止を表明して労組票を稼ぎました。
「USスチールはアメリカを代表する企業である!外国に売り渡すことは出来ない!」
結構、労組票や底辺の人々の共感を呼んだでしょう。
一方の❓(モウロク)バイデンさんは、優柔不断な態度でした。態度を決めかねて、最後に買収阻止に動きました。
大きな労組が、いくつか政党の推薦をしませんでした。そしてバイデンさんは、インフレからくる物価高騰にも鈍感でしたね❓ハリスも同じでした。最後まで「民主主義」だの「女性の権利」だのピント外れの主張をしていました。
本当にバイデンさんは、何も決められない大統領だったと思います。結局、周囲(左派)にそそのかされて大盤振る舞いを繰り返してアメリカ政府の借金を膨大に積み上げただけでした。外交は、完璧すぎる大失敗でした。この人は何のためにアメリカ大統領になったんだろう❓非常に不思議ですね。私利私欲と自分の名誉意外に何もなかったのではないか❓と、疑ってしまいます。「政治屋」の典型と言えるでしょう。究極のポピュリスト政治と言えます。
あと4年民主党政権が続いていたら、アメリカは財政危機に陥っていたと思います。
(3)その後始末をしなければ、ならないのがトランプ氏に課せられた使命です。
今回は第1次政権時代と違い、共和党内で一定の支持があります。第1次政権時代は、スタッフやブレーンが全部二流以下の人材しかいませんでした。しかも議会共和党も批判的な目でトランプ氏を見ていました。今回は、少なくとも世間並みのスタッフとブレーンが政権に参加しています。議会でもトランプ派の議員が、かなりいます。トランプ氏が政策を遂行できる環境があります。
見ていると政策の実現が実に速いですね。事前にブレーンやスタッフと入念な打ち合わせをしてきたのであろうと思います。
一番大きいのは、イーロン・マスクが全面的に協力している点です。大統領選の時も前回の大統領選では、民主党に完敗したSNS対策も上手く行きました。この部分でもイーロン・マスクの存在は大きくものを言いました。トランプ大統領を誕生させた一番の功労者でしょう。
イーロン・マスク氏のその後の行動を見ているとトランプ政権が、ヨーロッパを軽く見ているのが分かります。トランプ政権に協力しなければ、切り捨てるでしょう。それが、現在の左派的な西ヨーロッパの政府首脳にトランプ氏が冷淡な理由だろうと思います。イギリスでは、第3党の「リフォームUK」を支持しています。保守党も労働党もダメと言うことでしょう。強固な英米同盟もトランプ政権では、過去のもののようです。
一番、トランプ政権が厳しい目で見ているのがドイツです。ドイツも今のような左派的な体質のままでは、トランプ政権はドイツ潰しを続けるでしょうね。ウクライナ紛争の表の目的はロシア潰しです。裏の目的はドイツ潰しです。だからドイツ経済は今ガタガタです。
ヨーロッパでトランプ政権と親和性が高いのは右派政権です。イタリアのメローニ首相、ハンガリーのオルバン首相がその代表です。右派政権にはテコ入れするでしょうし、左派政権には徹底して冷遇するでしょう。フランスもマクロン氏が右派の「国民連合」と折り合わなければ、扱いは冷たそうです。
トランプ政権の対欧州政策は、欧州左派を政府から排除することが最優先になると思います。
といってバイデン政権のように露骨な内政干渉もしないような気がします。
折り合う国とは協力し、折り合わない国は切り捨てると思います。
どうも、西ヨーロッパ各国政府やEU政府を見ていると、この辺を全然理解していないようです。
もう、ヨーロッパは世界の中心でないことを理解したくないのかもしれません。
以下の記事を読んでください。
産経新聞
EUがロシアの「侵略罪」裁く特別法廷設置を主導 ICC抜き、欧州委員長「賠償させる」
2025/2/7 17:36
https://www.sankei.com/article/20250207-NEM23ZAUKNLO5F44ZGT4AHTBHY/
「ヨーロッパが世界の中心であり、ヨーロッパがすべてを決める」と言いたいようです。
落ち目のヨーロッパなど、そのうち誰も相手にしなくなるでしょう。
第2次大戦前のヨーロッパの栄光の時代の幻影に浸っているのでないですか❓
過去の栄光は美しいものです。
しかし、今は21世紀です。
ヨーロッパにいい歌を送りましょう❓
私は、このように西ヨーロッパを見ています。
Youtube
好きになった人(都はるみ)
https://www.youtube.com/watch?v=bEkhJPPfREM
※関連日記目次
項目「アメリカ合衆国」の目次③
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/6ea78b12b6512e36fbdc6eebd50f97ce
項目「ヨーロッパ」の目次③
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/70484af7010580642c91d2a502a7002d