「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ウクライナ南部・ザポリージャ戦線の詳細な解説<2023年7月

2023-07-30 18:51:05 | ウクライナ紛争

ウクライナ、南東部の村を奪還か 「大規模な猛攻」と西側当局
2023年7月28日
https://www.bbc.com/japanese/66333826

もう一つの大きな前線の南ドネツク戦線は詳細が分かりません。
ザポリージャ戦線については、BBCが航空地図で示しているので概要を書きます。
現在、ウクライナ軍が進出しているのがロボティネ村Robotyne付近です。
ロシア軍の防御拠点のトクマクТокмакの北・約20km位の位置にあります。

航空写真URL
https://ichef.bbci.co.uk/news/800/cpsprodpb/18621/production/_129837899_russiansatellite3.jpg

図の中の第1次防衛ラインの北側の防衛ラインまでウクライナ軍は、到達している模様です。トクマクТокмакから地図上の5kmを4倍に延長すると、そこら辺がウクライナ軍の進出している地域です。地図上で一番上に白い破線が引かれている部分です。

ここら辺の外郭防衛線は、突破すると思います。
その下に第1次防衛ラインがあります。
おそらく一番強固な防衛ラインだと思います。
その北5kmくらいまで155ミリりゅう弾砲が進出できる状況が生まれると、155ミリりゅう弾砲でトクマクТокмакに対する砲撃が始まります。

周辺のロシア軍の砲撃陣地を破壊することに成功すれば、そうなると思います。

ロシア軍にとっては、その瀬戸際の所までウクライナ軍に肉薄されています。155ミリりゅう弾砲でウクライナ軍が砲撃を始めることが出来れば、拠点都市のトクマクТокмакは破壊され、第2次防衛ラインはほぼ無力化されます。

なぜかと言うと、トクマクから第1次防衛ライン、第2次防衛ラインとその周辺の防御網に補給物資が送られているからです。補給を失えば、いかに強固な防御網と言えども役に立ちません。腹が減って食べるものがなく、弾がなくなれば後退するしかありません。

ロシア軍にとっては瀬戸際で、ウクライナ軍にとってはもう一息の激戦が始まります。

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/



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