AFPBB
①「ウクライナの大部分はロシアになりたがっている」 ロシア大統領府
2025年2月12日 7:53 発信地:モスクワ/ロシア [ ロシア ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3562422?cx_part=top_category&cx_position=4
②「ウクライナはいつかロシアになるかも」 トランプ氏、TVインタビューでポロリ
2025年2月11日 16:39 発信地:キーウ/ウクライナ [ ウクライナ ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3562400
ロイター
③ウクライナ大統領、ロシア西部州との領土引き換え案提示も=報道
By ロイター編集
2025年2月12日午前 3:17 GMT+97時間前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/YU3R7L73VJKTDBEOOAFS5NCPDY-2025-02-11/
④ロシア、拘束の米国人解放 米高官「誠意ある対応」
By Steve Holland
2025年2月12日午前 7:03 GMT+93時間前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/Q7UTS6PDZZO3LACSSUZZARYQXY-2025-02-11/
TASS通信・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2025年2月12日03:39
⑤Serious progress achieved in resolving Ukrainian crisis — Trump
ウクライナ危機の解決に向けて大きな進展が達成された — トランプ
(ホワイトハウスでヨルダンのアブドラ2世国王と会談した際、記者団に語った。)
2025年2月11日 18:54
⑥Large part of Ukraine seeks to become Russia or has already joined it — Kremlin
ウクライナの大部分はロシアになることを目指している、あるいはすでにロシアに加わっている ― クレムリン
(これに先立ち、フォックスニューステレビ局とのインタビューでトランプ大統領は「ウクライナはいつかロシアになるかもしれない」と述べ、米国政府がウクライナ支援に費やした資金を全て返還してほしいという意向を否定しなかった。同米大統領は、ウクライナ産の希土類金属5000億ドル相当を受け取りたいと明言した。)
2025年2月11日2月11日20:02
⑦Zelensky’s refusal to fulfill Trump’s demands to lead Kiev to disaster — lawmaker
ゼレンスキー氏がトランプ大統領の要求を拒否したことでキエフは破滅に陥ったと議員が主張
(同政治家は、ワシントンがウクライナ議会に対し、ロシアのプーチン大統領との会談を禁止する法令を撤回し、国会議長の指示に基づいて危機解決の計画を策定するための交渉チームを結成するよう要求すると予想している。)
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トランプ氏の微妙な発言があったのは、10日に放送されたFOXニュースのインタビューの中でです。②の記事
「彼ら(ウクライナ)はディール(取引)をするかもしれないし、しないかもしれない。いつかロシア人になるかもしれないし、ならないかもしれない」
今週、ヴァンス副大統領とケロッグ特使がゼレンスキーと会談する予定の中での発言です。早速、地球を一周してロシアのペスコフ報道官の発言が①です。
ロシアも好意的に受け止めたようで、拘束していたアメリカ人を1人解放しました。③の記事
ロシアとアメリカの間では、悪くない流れがあるようです。⑤でトランプ氏は、交渉の進展をコメントしました。
相変わらず、ピンボケ発言をしているのは、ゼレンスキーです。③の記事。今、クルスクなど気にしている関係者はいないと思います。猫の額みたいな狭い土地ですから、ロシアが「いらない」と言えば、それで終わってしまう話です。
⑥の記事は、どうやらトランプ氏が「ウクライナ産の希土類金属5000億ドル相当を受け取りたい」とウクライナに伝えたのは、本当のようです。しかし、日本円で約75兆円になります。アメリカがウクライナにつぎ込んで資金は、精々15兆円程度だろうと思います。余程多くて20兆円。随分、利息が高いでね❓
高利貸並でしょう!アクドイですね!(本当なら)
⑦の記事が微妙なところで、ウクライナ側議員の予想では、アメリカが法的に有効な交渉者を用意しろ!と言ってくるのではないか・と予想しています。
ゼレンスキーは、もう大統領任期が切れていますから事実上の大統領代行であるに過ぎません。
ウクライナの国内法では、最高議会(国会)の議長が大統領権限を代行する決まりだそうです。
ロシアも、この点は再三指摘しています。
正式にはゼレンスキーは、交渉相手にはなれませんし条約や合意などをする権限はありません。
選挙を先延ばしにして胡麻化してきたために、ウクライナには現在正式に国を代表できるのは最高議会議長しかいない状態になっています。
これをネタにアメリカがゼレンスキー外しを要求してくるのではないか・という事です。
野党議員の発言ですからゼレンスキーを排除したい側の発言です。
しかし、ウクライナの国内法の筋道を言えば、こうなります。
そしてゼレンスキーに条約や合意などをする権限が、無いのは致命的な問題になります。
ウクライナ側には、交渉してもその内容を決める人間がいません。
トランプ氏が、ヴァンス副大統領とケロッグ特使がゼレンスキーと会談する前にこのような曖昧な発言をしたのは、暗にこのことを指しているのかもしれません。
ロシアとアメリカの間には、既に何らかの合意がある:の「かも」しれません。「かも」ですよ❓
そして、多分それをゼレンスキーがヴァンス副大統領とケロッグ特使との会談で飲まなければ、トランプ氏との会談は無くなると思います。
ゼレンスキーには、もう交渉の余地は無くアメリカの要求を飲むか、断るかだけだろうと思います。
断れば戦争が続くことになります。戦争が続いて困るのはウクライナだけです。
トランプ氏のこの発言から推測すると、ウクライナとロシアの境界線がどこになろうと、ほぼ気にしていないと思います。「ウクライナはいつかロシアになるかも」 の意味は、旧ロシア帝国領はロシアに返還されるかもしれない・と言う意味でしょう。
キエフ政府は、現在西ウクライナ民族主義者の政府です。西ウクライナ民族主義者が自分たちの土地を主張できるのは、スターリンがポーランドから奪い取った西ウクライナだけです。ここに話が及んでは、キエフ政府の主張は根拠が弱くなります。西ウクライナ至上主義を取って他民族を差別して弾圧した報いが来るのかもしれません。ウクライナ紛争の原因は、そこにあるからです。
2015年の「ミンスク合意2」の従って内戦を終わらせるべきでした。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AF2
「ミンスク合意2」を破棄して戦争状態を再燃させたのは、ゼレンスキーです。
2022年4月のイスタンブール合意を反故にして戦争に突き進んだのもゼレンスキーです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/2022%E5%B9%B4%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E5%92%8C%E5%B9%B3%E4%BA%A4%E6%B8%89
※代理戦争(アメリカVSロシア)の手先を務めれば、負ければ惨い!運命が待っています。
※関連日記
トランプ政権のウクライナ和平仲介の進捗状況と内容<2025・02・11
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/26c7ac7e6944ac42a0171635b0c0130e
トランプ停戦案の中身⇒元を取り返して負け逃げ<ウクライナ紛争2025・02・11
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/67c92c68ca6050a3b645d7b8a7c25216
ゼレンスキーが真っ青になるメドヴェージェフの作ったウクライナ地図とは?<2023年10月
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/2fc5dd9ac27d6c6766fa3c2eb0af27e3
※関連日記目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑧
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27