「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

トランプ停戦案の中身⇒元を取り返して(多分、利益も確保して)負け逃げ<ウクライナ紛争2025・02・11

2025-02-12 16:15:56 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

時事通信
ウクライナ「ロシア領になるかも」 トランプ氏、領土割譲示唆か
2025年02月11日15時51分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025021100398&g=int

時事通信が珍しくFOXニュースのインタビューを報道しています。
トランプ政権にとって一番の重要な点は・・・
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その上で、米国が対ウクライナ支援で拠出してきた巨額の資金を「取り戻したい」と表明。ウクライナには大量のレアアースが埋蔵されていると指摘した。5000億ドル(76兆円)相当のレアアースを米国に供給するよう要求し、ウクライナ側が「基本的には同意した」と明らかにした。
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「5000億ドル(76兆円)相当のレアアース」がどの範囲を指しているのかは不明です。全部なら相当、利益を乗せています(あくどい!)。
これまでアメリカがウクライナに提供してきた金を、ここから返済させたいようです。いよいよトランプ氏の本音が出てきました。これに関しては、ロシアの方が先に報道しています。

スプートニク日本
ウクライナが提案するレアアース、大半はロシアの管理下に
2025年2月8日, 14:44 (更新: 2025年2月8日, 14:45)
https://sputniknews.jp/20250208/19565369.html
「ウクライナの地下資源は一部の試算によると、15兆ドルに達するが、その大半がドンバス地域(ドネツクとルガンスク)に集中しており、すでにウクライナの管理下にはない。」
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ウクライナに告ぐ、「米国をダシに使うことはもう許さない」=トランプ大統領
2025年2月8日, 10:45 (更新: 2025年2月8日, 11:13)
https://sputniknews.jp/20250208/19565006.html
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「米国の納税者から集めた資金の対価についてはすでに彼(ゼレンスキー氏)に伝えた」
会見の中でトランプ大統領は米国が行った投資の保証を求めた。
「我々はこれだけの資金を投資したのだ。そして、この状況がいつ終わるのか、その終わりを見届けたいと言っているのだ」
そして、「誰もが古き良き米国を利用したが、もう利用はさせない」と付け加えた。
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Forbesのウクライナ支社の試算だったと思いますが、ウクライナに眠る地下資源は「15兆ドル約2250兆円」との試算もあります。「10兆ドル約1500兆円」は確実に超えるでしょう。
この地下資源の70%程度は、現在のロシアの支配地域にあると考えられています。

⇒これは、後で見たらシェールガスの分でした。過半と読み替えてください。
仮に少ない方の1500兆円X30%=450兆円になり、少なくとも西側がこれまで提供した武器や資金には十分足ります。もう合計30兆円を超えているのでないですか❓最近、合計金額を見なくなりました。
アメリカ半分で15兆円です。余裕で回収できる金額です。
有望な鉱山か鉱脈に担保権を設定しようという考えでしょう。
これを停戦仲介の条件にしようと言うわけです。

バイデンさんが始めた戦争であろうと金はアメリカの金であり返せ!と言うことです。
もうウクライナに勝ち目がないのを見て、金を回収して後は負け逃げする心算のようです。

どうもニュースを見ていると、今後の武器供与はヨーロッパに押し付けるようです。
アメリカの武器が欲しければヨーロッパの金で買ってウクライナに供与しろ!と言っています。
停戦後の平和維持軍や復興資金もヨーロッパが出せ!と言っています。

いわゆるアメリカの得意技の「都合が悪くなったら逃げだす」をやろうとしているみたいです。
だから、トランプ氏にとってはウクライナの領土分割がどうなろうと、ロシア領になろうとどうでもいいと言っています。
完全、無責任宣言と言えるでしょう。
こんなアメリカの尻馬に乗ってロシアとの戦いに血道をあげたヨーロッパとウクライナは愚かと言うしかありません。
もっともヨーロッパは、最後はウクライナの地下資源から貸金を回収し、開発に食い込んで利益を上げる心算なのかもしれません。復興資金が100兆円かかろうと、残り30%でも何とかなりそうです。

ゼレンスキーが、どれほど馬鹿か分かるでしょう❓
ロシアの軍事介入を呼び込んで本格戦争に拡大したのは、ゼレンスキーです。
これを煽り立てたのはバイデンさんかと思っていましたが、裏にいたのはボリス・ジョンソンかもしれません。
2015年のミンスク2合意を履行して内戦を終わらせれば、地下資源のほとんどはキエフ政府の支配地にありました。さっさと平和にして資源開発に取り組めば、ウクライナは豊かな国になれたでしょう。そこに食い込んで分捕ろうとしたのが、多分イギリスです。
バイデンさんはロシア潰しをしたかっただけだろうと思います。

しかし、キエフ支配地にもまだ残りは十分あります。
あまりキエフが負けすぎると、それさえなくなります。
キエフ政府の支配地の地下資源に担保権を設定し、それをロシア政府にも認めさせた後は、領土はどうなろうといいのだろうと思います。キエフ政府が負ける前にアメリカの投資金について担保権を設定したいのでしょうね❓
それが将来ロシア領になろうとアメリカの担保権が有効なら、アメリカは構わないと言うことだろうと思います。

※そうそう、去年こんな日記を書きました。

ウクライナは鉱物や天然資源の宝庫、天然ガスや石油も眠っている<ウクライナ紛争2024/09/14
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/dec1e14edee846de594edd45fb47942d

(「民主主義」の裏側は、結構エグイでしょう❓)



キエフ政府は、「世紀の災難」と言うべきでしょう。
バイデンさんとボリス・ジョンソンに唆されて騙されたのが運の尽きでした。(⇒騙された方が悪いです。)
(ウクライナに栄光あれ!)
(その使い方:大体ナチスの「ハイル・ヒトラー!」と同じです。ウクライナ民族主義者の掛け声のようなものです。「勇者に栄光あれ!」と返答するのだそうです。)
おっとっと❓
ウクライナ領を分割することになったら、ハンガリー、ルーマニア、ポーランドは確実に取り分を要求すると思います。第2次世界大戦後、スターリンが分捕った分です。その地図。メドヴェージェフ大先生がこれを公表した時は笑いものになっていましたが第2次大戦前は、こんな国境線だったのかもしれません。

ゼレンスキーが真っ青になるメドヴェージェフの作ったウクライナ地図とは?<2023年10月
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/2fc5dd9ac27d6c6766fa3c2eb0af27e3

※関連日記目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑧
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


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