9月には、モロッコ大地震が発生しました。
モロッコ政府の対応の稚拙さもありましたが、世界各国から支援の手が差し伸べられました。
モロッコ地震、生存者救出のため時間と競争 素手でがれきを掘る住民も
2023年9月11日
https://www.bbc.com/japanese/66771361
モロッコで大規模地震、死者2000人超える 60年余ぶりの甚大被害
2023年9月10日午前 11:27 GMT+91ヶ月前更新
https://jp.reuters.com/economy/TTNWFLH6JBLTZEUZL3KGMSQNCE-2023-09-09/
◎アフガン地震、死者2445人・負傷者2000人超 タリバン発表
2023年10月9日午前 11:06 GMT+93日前更新
https://jp.reuters.com/economy/XDUVE3JPOFLA7L7M3PHDQEALI4-2023-10-08/
アフガンで10月7日、大地震が発生しました。しかしモロッコ大地震と同じかそれ以上の被害が発生しているにも関わらず、国際社会の援助は実に少ないと言えます。
◎アフガン地震、支援提供に時間 「72時間」経過、捜索急ぐ
2023年10月10日20時31分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023101000996&g=int
この記事の時点で義援金や援助物資の提供の申し出をした国は、たったの4か国です。日本や中国、イランやトルコなどだそうです。他にはパキスタンが『アフガン側から要請のあった医療団を派遣し、テント50張りや毛布などを被災地に送った』そうです。
タリバン政権が我々の目から見ると残酷でおかしな政治をしているように見えることは確かです。しかしそれはアフガンの内政問題であり、外部からアレコレ言うべきではないと思います。言えば内政干渉です。ところが傀儡政権が崩壊しアフガンから追放されたNATO(主にアメリカ)はアフガンを国際社会から追放して阻害しています。
ほぼNATOがアフガンから追放されたことに対する仕返しとしか言えません。追放されるぐらいなら20年も傀儡政権を作ってウロウロせず、さっさと撤退するべきだったと思います。その撤退も不手際のオンパレードでみじめなものでした。
悪口は、これくらいにして・・・
今回の大地震では、そのような事は脇に置いて援助を優先するべきであると思います。
欧米の得意な「人権」は、どこにいったのやら・・・
生存権も当然、人権に含まれます。
ここにも見える欧米のダブル・スタンダード。
最近になって否応なく「ダブル・スタンダード」に気が付き、ほとほと気が滅入ります。
援助を申し出た国は・・・
日本、中国、イラン、トルコ
日本以外は、人権に問題がありアメリカから嫌われているか敵視されている国々です。
人権を無視する国々は、アフガン国民の生存権を重視しています。
人権を声高に言う国々は、アフガン国民の生存権を無視するようです。人権が生存権に優先するようです。
「人権」と言うのは、非常におかしな権利ですね?
生存権を重視する国の中に日本がいて、本当に良かったと思います。世界もアフガン国民の生存権を重視して速やかな援助を行うことを願っています。
※関連日記
2023年10月9日 11:58
見捨てられた国アフガンに手を差し伸べる中国とアフガン大地震<2023年10月
https://smcb.jp/diaries/9147662