ロシア軍、ザポリージャ州・メリトポリ一帯で防衛態勢を強化…主要補給路の確保図る
2023/03/13 23:44
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230313-OYT1T50282/
ウクライナ軍が何を狙っているのかは、ウクライナ側からは、漏れてきません。
ロシア側の州幹部が、タス通信に話した内容によると・・
「約7万人の兵力を集中させている」との事です。
ウクライナ軍が、ザポリージャ州・メリトポリを狙っているのはウクライナの政府広報も発言しているくらいで、秘密でも何でもありません。
実際にやるのか?いつやるのか?の問題です。
ウクライナ側の狙いは、ロシア軍がこちらの防衛にも人員を振り向けて欲しいからです。その分、他の前線のロシア軍の兵力が少なくなります。ロシア側は、動員兵の一部を南部防衛に振り向けたようです。
ザポリージャ州・メリトポリをウクライナ軍に奪還されると、ヘルソン州のロシア軍は孤立します。そして補給もクリミア経由でないと出来なくなります。
誰にでも分かる重要な軍事目標です。
今、ロシア軍はドネツク州とルハンスク州、ハルキウ州の一部に主な兵力を振り向けていて、南部は手薄です。
そのためロシア軍は、防御施設を建設し人員を増やして防御力の強化をしています。
しかし、タス通信の報道が正確であれば、ウクライナ軍は7万人の兵力を集結しているようです。単にロシア軍を脅すためにこれだけの大兵力を配置しているのでは、ないと思います。本来なら、東部の各前線に配置したい兵力でしょう。これを見ても、ウクライナ軍はバフムトは重視していないことが分かります。
そこで話は・・
実際にやるのか?いつやるのか?の問題に戻ります。
0~100で評価すると、ウクライナ軍にとってはバフムトはゼロに近いでしょう。メリトポリは100に近いと思います。軍事的な重要度が、非常に高いと言うことです。
そこで、今回西側から大量に供与される、重兵器が意味を持ってきます。敵が守る場所を攻めるなら3倍の兵力と機甲部隊や機械化部隊、りゅう弾砲などの支援火力が必要です。それは、やがてウクライナ軍に配備されます。
実際にやるのか?ではなく・いつやるのか?の話のようにも思えます。そう見せかけて、ルハンスク州北部を奪還しに行くかもしれません。去年もそれをやっていました。
どちらにしても、メリトポリ方面に攻勢はかけると思います。問題は、どっちの奪還を優先するかです。
ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/