「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

産経新聞の左派ぶりに見る日本のマスコミの偏向(ヴァンス副大統領演説)<2025・02・25

2025-02-15 18:57:13 | ヨーロッパ

産経新聞
バンス氏「外交デビュー」 欧州右派勢力と連帯「民主的な仕組みを守るより民意に従え」
2025/2/15 11:30
https://www.sankei.com/article/20250215-VQBIRHRI6NNVJCQ7XSCOGULFRU/

産経新聞は、一応極右的な側面があります。特に、中国やロシア、韓国、北朝鮮などについては煽り記事が多いです。
もっとも、私は極右的な偏向が多いというだけで産経新聞を批判しているわけでは、ありません。ネット版の無料記事が多くてブログを書くには重宝しています。要は、その情報をどう理解するかの話です。だから私にとってはロシアのTASS通信は、西側的情報統制のない貴重な情報源になっています。西側のマスコミが隠すことを報道するからです。
本来、マスコミは両方の情報を伝えるべきです。片方の情報をしかも偏向して報道すれば、単なるプロパガンダ機関にすぎません。
ウクライナ関連の報道を見て、そう思いませんか❓
ほとんどがゼレンスキーが、「・・・・」と発言したという報道ばかりです。時にはゼレンスキーのSNSの投稿を報道します。
ウクライナには、ゼレンスキーしかいないのか❓
これはナチスドイツが、ヒトラー総統の発言だけを報道したのと同じやり方です。
まるで、ゼレンスキーが唯一絶対の正義であるかのようです。
私の個人的評価は、ゼレンスキーは噓つきの真っ黒です。
口先だけでおそらく30兆円の武器や資金をかき集めましたから、嘘つきなら「世紀の詐欺師」です。
トランプ氏は、オブラートに包んで「優秀なセールスマン」と言いました。

大分、横に逸れましたが、産経新聞も欧米の話になると左派的な論調になります。
不思議でしょう❓
産経新聞が右派であるなら、トランプ氏を絶賛し、今回のバンス米副大統領の演説などは、「よくぞ、言ってくれた!」と褒めちぎらなければ、なりません。それでこそ、右派と言うものです。
ところが❓
どうも記事を読むと米民主党のプロパガンダに沿った内容です。一部引用
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 演説では、ロシアや中国への対応よりも、欧州の不法移民対策やインターネット規制のあり方への批判に多くの時間を割いた。独右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の指導者とも会談し、欧州で力を増すポピュリズム(大衆迎合主義)勢力との連帯を前面に打ち出した。
 バンス氏によれば、欧州で封じられている民意の最たるものが、不法移民対策の厳格化を求める声だという。「根本的に大事なことは民主的な仕組みを守ることではなく、民意に従うことだ」と極端ともいえる民主主義論も披露してみせた。移民増加への不安や反エリート感情を巧みにくみ取るトランプ大統領の手法が念頭にあることは間違いない。
 バンス氏は演説で、偽情報の拡散などを阻止するために欧州連合(EU)が進めるインターネット規制を「検閲」と断じるなどし、居並ぶ各国首脳や閣僚らのひんしゅくを買った。
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これは、ほぼ左派の言い分と言えます。
全然、褒めちぎっていませんね❓
「素晴らしい!次期大統領候補だ!」
と言う話には、なっていません。
産経新聞は、米民主党に洗脳されていると言えます。
つまり、これを強調したかったのです。

日本では極右か右派の産経新聞が、この調子では、日本のマスコミは、ほぼ全部米民主党と欧州左派に洗脳されていると言えます。これが、実は左派の常套手段です。ドイツでは、公共テレビや大新聞が左派礼賛報道をしています。だからドイツ人は左派の主張が正しいと思い込まされている人が、かなりいます。単なる中道か右派的なAfDを「極右」とか「ポピュリスト」などと批判してドイツ政治から排除しています。ほぼ左派独裁が出来上がっています。
ところが、これを外部から見ると分かりにくいです。外国情報音痴の日本のマスコミは、大体欧米の左派マスコミの報道を垂れ流します。左派マスコミは、右派を批判して排除するでしょう❓

このため日本は政府から政治家、国民に至るまで欧米左派に偏った報道をする日本のマスコミに洗脳されてしまいます。日本のマスコミ自体が洗脳されているので、日本中全部洗脳されてしまったという、恐るべき現状があります。

それを回避するためには、マスコミがプロパガンダ機関にならず、幅広い情報を報道するべきです。
それは実に簡単で、アメリカならFOXニュースなどの共和党支持のマスコミの報道も両論併記的に民主党支持マスコミの報道と同じ分量報道すれば、半分半分になってアメリカに民主党的意見と共和党的意見があることが簡単に分かります。
ヨーロッパでも同じです。保守や右派系マスコミの報道を、やはり半分程度併せて報道するべきでしょう。

TASS通信や人民日報の報道も大切です。必ず、西側が隠したい都合の悪い情報が混じっています。それを読むと今、西側の何が不味いのかが分かります。

要は、幅広く各国のマスコミ、右派と左派の報道を均等に報道するだけで、今の日本のマスコミの偏向ぶりは相当、改善できるはずです。こうしないと日本国民に現状に即した情報は届きません。
ウクライナ紛争の報道を見て思いませんか❓
第2次大戦中の大政翼賛会が、あっと言う間に再現されました。

報道の自由をマスコミが自ら放棄し、言論の自由を制限または統制すれば、あっと言う間に大政翼賛会的な社会に変質すると言うことです。それを防ぐのが、本来のマスコミの使命のはずです。マスコミが先頭に立って、大政翼賛会をやっているようでは、どうしようもないでしょう❓
それを、知るべきだと思います。
「ファクト・チャック」
事実かどうか、誰が判断するんですか❓
多くの情報について、それを判断できる人も機関も存在しません。
それなのに「ファクト・チャック」をやれば、そこに既に言論統制や言論の自由の制限が始まっているという事です。
「ファクト・チャック」が出来るのは、全能の神だけだと知るべきでしょう。
「ファクト・チャック」と言う言葉は、思い上がりも甚だしいと個人的には思います。

※参考
BBC
ヴァンス米副大統領、言論の自由と移民問題めぐり欧州を「口撃」
2025年2月15日
https://www.bbc.com/japanese/articles/cz0lkrll359o
AFPBB
バンス氏、「新しい保安官」トランプ氏の政策かざし欧州の移民対応批判
2025年2月15日 13:17 発信地:ミュンヘン/ドイツ [ ドイツ ヨーロッパ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3563099?cx_part=top_topstory&cx_position=1



※関連日記目次
項目「ヨーロッパ」の目次④
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/70484af7010580642c91d2a502a7002d


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