「北の山・じろう」日記

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(MLB)ア・リーグ東地区と西地区の地区優勝争い<2023・5・5

2023-05-07 17:27:07 | スポーツ

エンゼルスは、(アメリカ時間)6日から西海岸で地区1位レンジャーズ、地区3位アストロズとの6連戦です。

現在、エンゼルスは1ゲーム差の2位。3位とのゲーム差は1・5です。西地区の地区優勝争いの天王山です。まだ序盤ですが順位を上げてきたエンゼルスは、6連戦を優位に戦い、出来たら首位に立ちたいところです。それは、他のチームにとっても同じで激戦が予想されます。地区3位だったエンゼルスが、ここまで順位を上げてきました。毎年、翔平君を応援してきましたがエンゼルスは開幕から時間が経過するほどズリ落ちるばかりでした。

弱小エンゼルスの汚名返上なるか?やっぱりプレーオフで投げる翔平君を見てみたいですよね。幸い上位3チームの中では、エンゼルスの調子が一番いいです。首位シリーズ6連戦、期待しています。

一方レッドソックスは、フィリーズ(ナ・リーグ東地区4位)との3連戦です。ここは、3連勝で行きたいところです。格下相手に貯金を作るのは、日米とも上位に行くコツです。

レッドソックスは、開幕後はア・リーグ東地区最下位が指定席でした。それでも勝率5割ぐらいでしたから今年の東地区は、強いです。吉田君が調子を上げるごとに、チームも調子を上げてきました。現在5連勝中だと思いますのでチームも吉田君も絶好調です。

順位は東地区3位ながら貯金5。2位オリオールズとはゲーム差3。4位ブルージェイズとのゲーム差は、0・5。地区首位までは、ゲーム差7・5でかなり遠いです。しかし、しっかり順位をキープしてあるいは順位をもう一つ上げておきたいところです。2位以下の3チームに与えられるプレーオフ進出の条件の勝率3位以内を確かなものにすれば、プレーオフ進出が近くなります。

レッドソックスは、去年は地区最下位ですから今年新加入した吉田君の活躍は、貢献度が高いと思います。他にも補強された選手はいますが、やはり貢献度では吉田君が一番でしょう。

吉田君自身にとってもメジャーでのキャリアの初年度です。松井秀喜選手のヤンキースでのデビュー年の成績は打率287ホームラン16本です。巨人時代の前年の成績が打率344ホームラン50本であることを考えると、随分成績が落ちています。だから、この程度に出来れば十分、合格点ではあります。

しかし、今の吉田君の調子を見ているなら打率3割をクリアしそうです。そうすると吉田君は、イチロー以来二人目のデビュー年3割です。イチロー選手のメジャーでの成績に追いつくことは、事実上不可能ですが吉田選手の持ち味である打率・出塁率・ホームランを加えるとイチローとは違う長打力のあるアベレージヒッターの評価を作り出すことも可能です。イチロー選手は安打数では、素晴らしい記録を残しましたが首位打者は2回でした。

吉田選手が首位打者を3回獲得すれば、確実にイチローとは違う評価が生まれますし、ポストシーズンで活躍すれば更に違う評価が生まれます。吉田選手が目指しているのは、そのような事であろうと思います。

そして吉田選手は、日本プロ野球界のバッターにもこれまでと違う手本を示しました。大天才のイチローの現役時代のプレーを生で見た選手は、いません。実績も偉大過ぎますし仰ぎ見るだけで、それに追いつこうとする選手は皆無であったと思います。

しかし、吉田選手は日本プロ野球で去年までプレーしていました。日本の打者はプレーを現実に見て知っています。吉田選手が日本にいた時、どんなレベルでどんな努力をしていたのか知っているでしょう。つまりメジャーで活躍できる基準が分かります。才能のある選手は、その基準を目指して努力すると思います。その基準を示したという意味で、吉田選手が日本プロ野球の打者に大きな教えを残しました。やがては、吉田選手の後を追う選手も出てくるでしょう。

基準が分かれば、自分の実力を判断することも出来ます。これまでのようにメジャーで通用するかどうかも分からず闇雲にメジャーに行くのを止めると思います。行ってはダメの繰り返しです。実力が伴わない選手がメジャーに行ってもメジャーと3Aをウロチョロするだけです。

カブスの元広島の鈴木選手がそうです。4打数1安打の選手です。今後、努力しますではダメなのです。アベレージヒッターなら10打数3安打の実力がメジャーに行く段階で必要です。そのレベルを示したという意味で吉田選手の功績は大きいと思います。

今、広島の秋山翔吾選手を見れば分かります。メジャーでは全く通用しませんでした。広島に帰って3割を打っています。メジャーで通用しない3割バッターとメジャーで通用する3割バッターの違いが比較することで分かると思います。

厳しいようですが、日本人選手がメジャーに行くと言うことは、メジャーのチームからすると助っ人を迎えることです。助っ人がサッパリでは、すぐ首になるでしょう。挑戦ではなく、必要なのは助っ人としての貢献です。どうもこの点を完全に間違えてメジャーに行く選手が多すぎるように見えます。練習や努力は、日本にいる段階でやるべきであってメジャーに行って求められるのは、結果です。



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