「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

そもそもEU政府とは何なのか❓誰が意思決定する❓<2024/07/20

2024-07-20 19:38:03 | ヨーロッパ

※先に資料
川口 マーン 惠美
https://gendai.media/articles/-/133585
https://gendai.media/articles/-/132745
ドイツ「エネルギー転換」の深すぎる闇…脱原発・再エネ拡大に伴う膨大なコストは全て国民の電気代に上乗せされ
2024.05.31
https://gendai.media/articles/-/130932
大原 浩
https://gendai.media/articles/-/133575?imp=0
新聞・テレビなどのオールドメディアの多く
左翼(共産主義)系で、「左」の立場で報道している
「環境テロリスト」を含む人々が「極左」と言えるのではないだろうか
欧州の人々は、「極左」を始めとする「左翼」の人々が政治を牛耳るのにうんざりして
「メルケル独裁16年間」で左傾化した後遺症が大きい
「人権・環境全体主義」を押し通す政府
EUも「人権・環境全体主義者」に牛耳られた左翼系の硬直した組織
各国国民からの評判はすこぶる悪い
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これだけでは意味不明だと思います。
私がEU政府に疑問を持ってキッカケを書きます。
去年後半からヨーロッパでは、農民一揆と言えるほど激しい抗議活動が、ほぼEU全域で同時多発的に起こり一部では今も続いています。
しかし、これについての報道はありますが、ごく控えめなものです。

ポーランドで起きたウクライナとの国境封鎖闘争が一番激しかったと言えると思います。
農民と運送業者が国境を封鎖してウクライナへのトラック輸送に大きな障害が出ました。
ポーランドの場合は、主にウクライナ産農産物に対するEU政府の関税軽減処置が理由です。ウクライナの運送業者に対する過度な優遇処置もありました。
倒産の危機に瀕したポーランドの運送業者と農民が国境封鎖と言う過激な抗議活動を展開しました。
その結末は、うやむやにされ今は話すら聞きません。

ヨーロッパ全域で起きた農民の抗議活動も同じです。
激しい抗議活動がEU全域で展開されましたが、その後どうなったかは不明です。

両方で共通して言えることは、これほど激しい抗議活動が起きているのにEU政府は、ほとんど対処した形跡がありません。なし崩し的にウヤムヤに抗議活動は、一応鎮静化に向かったと言えます。

ここで私は、「なぜEU政府はEU市民の声に無頓着なのだろう❓」と大きな疑問を持ちました。
その後、調べるともなくニュースや記事を読んでいるうちに理由がわかりました。
同じニュースや記事を読んでも疑問を持たなければ見過ごしてしまうことが、疑問を持っていれば違って見えることがあります。
これがプロパガンダやフェイクニュースに気が付くポイントかもしれません。

※その結果を簡単に上げたのが「※先に資料」です。
まだ分かりませんね❓
そこで・・・
『そもそもEU政府とは何なのか❓誰が意思決定する❓』
と言う問題に行きつきます。
我々は日本人ですから、ほとんど知りません。
調べても表面的な「キレイごと」しか分かりません。

ドイツのここ20~30年の政治や政治風土の流れを見ると段々分かってきます。
(有料記事)
『ドイツの脱原発が決められた経緯とその後の過程
ドイツ「エネルギー転換」の深すぎる闇…脱原発・再エネ拡大に伴う膨大なコストは全て国民の電気代に上乗せされ』
2024.05.31
https://gendai.media/articles/-/130932

この記事を読むと詳しく書いてあります。
内容は各自読んでもらうとして、意思決定には合理的な議論も国民の参加もありません。そう言った民主主義的な過程は排除して一部の人間が強引に推し進めていった過程が書かれています。
まともな議論や話し合いはなく、一部の人が強引に物事を進め決めるのは❓
全体主義ですね❓
ドイツの脱原発が決められた時の手段は全体主義そのものです。その意思決定の過程から国民も政治家すら排除されています。

そしてドイツの新聞は、左翼(共産主義)系で、「左」の立場で報道している場合が多いです。
ここが「大政翼賛報道」を展開します。
ドイツの国営テレビは、ほぼ政府御用テレビです。
これを利用してごく少数の意見を政策として実行しました。
『「メルケル独裁16年間」で左傾化した後遺症が大きい』
と大原浩氏は書いています。
『「環境テロリスト」を含む人々が「極左」と言えるのではないだろうか』
とも書いています。

※これがドイツで起きていた事です。
『「人権・環境全体主義」を押し通すEU政府』
の方向は、メルケル時代に形成されたと言えます。
この方針に反するものは、全部ダメです。
EU政府に逆らうものは、反逆者であり許されません。

あれ❓あれ❓と思いませんか❓
ほとんど共産主義独裁みたいでしょう❓

なぜ、こんなことが出来るのか❓
ここにEU政府首脳と閣僚の選出方法が出てきます。
EU政府首脳は、EUの大国の密室の談合から選ばれます。
EU議会は、信任投票をするだけです。
ほとんどロシアの大統領選挙と同じです。

EUの大国が自分たちの影響力をEU政府に対して及ぼすために、このようなインチキな制度を作ったのだろうと思います。

結果として(大原浩氏)・・・
『EUも「人権・環境全体主義者」に牛耳られた左翼系の硬直した組織
各国国民からの評判はすこぶる悪い』
このようなEU政府が出来上がりました。

一旦、EU政府首脳を選んでしまえば今はEUの大国もコントロールできません。密室で選ばれたEU政府首脳は、民意とは無関係な自分たちの恣意的な政治が出来る土壌が出来上がってしまいました。

『EU政府首脳は、EUの大国の密室の談合から選ばれます。
EU議会は、信任投票をするだけです。
ほとんどロシアの大統領選挙と同じです。』

ロシアの大統領選挙とほとんど同じ方式でEU政府首脳が選ばれるのですから、政治もロシアと大体同じことになります。
そしてここに左派系の悪しき性質が加わります。
『異論や異端は許さない。異を唱える者は反逆者で裏切者』
今のEU政府を見ていると、この性質が極端に出ています。
『EU式大政翼賛政治』が完成していると言えます。
違う言い方をすれば、『EU式独裁政治』です。
EU議会はロシア議会と大した違いはないと思います。

こうなった理由はEU首脳の選出方法が民主主義から逸脱しているからです。一番肝心な部分が、「密室の談合」で決められます。
やはりEU大統領は、「密室の談合」ではなくEU市民の選挙で選ばれるべきだと思います。
この部分を根本的に変えないと、『EU式独裁政治』は変えられないと思います。

これは、あくまで現時点の暫定的な仮説です。


※関連記事目次
項目「ヨーロッパ」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/70484af7010580642c91d2a502a7002d



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