心の休まる施設でいて欲しい

2016年12月14日 | 日記
昨日の勤務メンバーは、良い人ばかりで奇跡的な日だった。

もちろん仕事自体はいつも通りハードだったけど、ちっとも苦じゃない。

これがいつもなら、必ずクソババア職員が誰かしら居て、「何やってる!さっさとやって!」とか怒鳴られ、
何かわからないことを聞くと、
「はあ?○○でしょうよ!」と必ず人を見下したような答え方。

しかも利用者達へもいつも怒鳴って叱りつけている。

だからかここの利用者さん達は、みんな緊張したような顔をしている。

心を休めて住むはずのホームなのに、あんな職員達がバタバタうるさい音を立てて動き回ったり怒鳴りまくったりしていたら、いつも身を潜めるようにしていなければならない。

ところが昨日だ。

なんという素晴らしい日。

あのクソ職員メンバーが一人もいない。

奇跡だ。

仕事は忙しかったけど、利用者さん達といつもよりお話をしてリラックスしてもらった。

これがいつもなら、利用者さん達とちょっとでも世間話をしようものなら、クソ職員に「はいはいっ、しゃべってないでやることやって!」と、追いたてられる。

私はね、しゃべってもやることはやるよクソめ。

90歳のヤエさん(仮名)が、「部屋に戻るからお手てつないで」と私に手を延ばしてくると、クソ職員が、「あまえないで自分で行く自分で行く!」とヤエさんと私をさえぎる。

いつもならそうなのだが、昨日は私が洗濯物を抱えて歩いていると、ヤエさんが、
「お手てつないで欲しいけど、忙しそうだねぇ…」
と言ってたから、
「いいよ、ヤエさーん」
と、ヤエさんと手を繋いで歩いた。

そして夕方、食堂で利用者さん達とふざけ合って楽しいひとときを過ごしていた。

いつも笑わない利用者さんまで声を出して笑っていた。

なんて良い日なの。

老人ホームはこうじゃなきゃ。


ガラッ…!

「黒川さんッ(仮名)!なにズボンに手入れてお尻かいてるっ!」

突然入ってきた怪物ババア職員!

夜勤で出勤して来たのだった。

とたん空気が変わった。

続いてもう一人夜勤のYババが出勤。

ゲッ。怪物ババアとYババのコンビで夜勤。最恐コンビじゃん。

てかさ、黒川さんがお尻かこうといいじゃないか。

怒るとこかよクソババア。

第一まずは「こんばんは」だろうよ。


ムカつく気持ちを押さえて、私は怪物ババアと申し送りをして引き継ぎをした。

テキパキと一人一人についての説明をした。

どうだ。おまえらが居なくても、そして利用者さん達と楽しく過ごしても、やることはやってるんだよ。

おまえらのような心の無い仕事とは違うんだ。バカヤロー!


あ、つい興奮した。


仲良くなった利用者さん達と離れるのはちょっと寂しいし、心配。

それでもごめんね。

私は怪物ババア達と一刻も早く離れたい。


さよならまであと6日。

勤務日数は、あと5日。


あとちょっとなのに、一日一日が長い。