クリスマスイブ

2016年12月24日 | 日記
ここ何年、クリスマスが来る度に思い出す夜がある。

それは7年前のクリスマスの夜だった。

ダンナとちょっとしたことで言い争いになり、珍しくダンナが暴れだした。

ダンナは12年前にうつ病を発症し、その後、入退院を繰り返している。

7年前のその日の辺りは、退院して家に居た頃だった。

ダンナが大声を出しながらクリスマスツリーを倒し踏みつけて、そのへんにあった物を壊した。

そして怒鳴りながら私へも手を出し、首を絞めようとしてきた。

ただ、手加減をしていたのか力がかかってなかったので、すぐ振り払えた。

すると今度は小学生の息子に近寄り大声をあげ、息子は恐怖を感じる表情で震えていた。

何をされるかわからない!

私は急いで息子の手を引き、バッグだけ持って外へ出て車に乗った。

意外にもダンナは追いかけては来なかった。

その日から私と息子はホテルに二泊した。

恐る恐る家に帰った時、ダンナは家に居なく、家の中の物が壊れ散らかった状態なだけだった。

ダンナはダンナで家を出て、自分の実家に帰っていたようだ。


あれから7年。

ダンナとはほとんど一緒に暮らしてはいない。

ダンナは精神科に入院か、自分の実家に居る日々だ。


長く離れて暮らしてきて、私も冷静にいろいろ考えた。

私はいつも辛かったけど、ダンナはもっと辛かったのだ。

そう思えるようになった。

少しずつしか進めないけど、一歩ずつ家族であることを取り戻そう。



特に最近はそう考えていたのだが、昨日、心配なことが出てしまった。


ダンナが肺炎になっていると、入院中の病院から電話が来た。

何日か前は、

「風邪をひいて熱があるのにおとなしく寝ていてくれない、それどころか咳をしながら歩いて他の患者さんに迷惑をかけている」

ということを聞いていた。

それでダンナは、強制的にベッドに両手を繋がれて拘束されてしまった。

想像すると辛かったが、更に肺炎になってしまったとは…

時おり呼吸困難になっているということ。

しかし今は面会はできないとのことだ。

何か不測の事態になったら連絡しますと言われたが、

不測の事態って何…

ダンナが入院しているのは精神病院。

内科もやってるらしいが、専門は精神科だ。

考えれば考えるほど心配になる。


今の症状を知るには、電話しかないという現状。