サプライズなんて嫌い

2018年03月28日 | 日記
お父さんの転勤のため、今週いっぱいで施設を去る3年生の超生意気女の子。

今日はその子のミニお別れ会をしようということになっていた。

内緒で折り紙の鎖の飾りも他の子達と作っていた。

そして今日、公園に連れ出して遊んでいる間に職員のマミさんがお菓子やジュースを出し、壁に飾り付けをしておくという計画。

そしていよいよ今日。

まずは生意気女の子を含め、子供達と公園で遊んだ。

相変わらず自己中心な言動や振る舞いの生意気娘。

私がちょっと注意したら、持ってきたぬいぐるみを私の顔に思いっきり投げつけてきた。

ムカーッ!

子供相手にキレたおばちゃん。

そのぬいぐるみを生意気娘に投げつけた。

するとあっちもまた顔に投げつけてきた。

「せっかく帰ったらいいことが待ってるかもしれないのになあ」

と言ったら生意気娘が、

「は?まさかサプライズじゃないでしょうね。私そういうの嫌いなんだけど」

と、可愛げない口調。

ま、行って見たら喜ぶんだろう。

そう思っていた。

そして施設に帰った。

『○○さん、S市に行っても元気でがんばってね』

の壁に貼った文字。それと折り紙の鎖の飾り。

テーブルの上にはジュースとお菓子。


しかし、

その部屋を見たとたん、怒った生意気娘。

「やめてくれる?私こういうのホント嫌なんだけど」

と言いながら壁の飾りをビリビリ破き取る生意気娘。

子供達が今まで作ってきたのに…

そのままプイッと他の部屋に入って行った。

その様子に一番怒ったマミさん。

「じゃあ放っておいて皆で食べましょ!」

主役は居ないが皆で乾杯して食べた。

食べ終わり、片付けを済ませ、2年生のななちゃんと食べ物の工作を作っていたら、

「ねぇ、今ならさっきのお菓子食べてもいいんだけど」

と、私に言ってきた。

マミさんが小さい声で呟いたのが聞こえた。

「しらねーよ」。。

ほんと同感。知らねーよまったくもう。

でもまあ、この子なりにちょっと後悔したのかもしれない。

その子の分だけまたお菓子とジュースを準備したおばちゃん。

またペチャクチャとしゃべりだし、美味しそうに食べている生意気娘。

確かになあ。。

サプライズなんて、やる側の自己満足。

当の相手にはいい迷惑だったりするものだ。

わかるよ生意気女王様。

でもね、施設の子達が作った飾りを破きとったのは、あんまりだったよ。


らしいといえばらしいね、最後まで。