時をかけるもっと古い少女

2018年07月22日 | 日記
おとといは無事にショートステイに入った姑。

猛暑続きの中、涼しいショートステイに居てちゃんとした物を食べることができ、これでしばらくは安心だ。

が、まあ姑がおとなしく入ってくれてるわけがない。

やはり昨日はショートステイのスタッフから電話が来た。

仕事中だったので気がつかなかったが、3、4回かけてきていたようだ。

やっと気がついたのは仕事帰りにスーパーに寄った時だった。

「もしもし、こちらショートステイ〇〇です。○○さんがお家が心配だから帰りたいと何度も言っていまして、○○さんが今ここにいらっしゃるので、すみませんがご家族からお話していただけますでしょうか」

「はい、わかりました、すみません迷惑をおかけして…」

「もしもし、あ、たかぽんさん?」

姑の声だ。よかった、元気そうだ。

「おかあさん、家のことは心配しないで大丈夫ですよ、安心してそこにしばらく居てくださいね」

「いつまで居ればいいんですか?」

「一ヶ月ぐらいですよ。家は暑すぎて去年のようにおかあさんが倒れたら大変ですから暑い間はそこで過ごしててくださいね」

「いっかげつぅ!?」

まあ、そう言っても姑はすぐ忘れるだろう。

何度も姑にはショートステイに1ヶ月入ることを前々から言ってきた。

入る前日も持っていく姑の荷物を整理しながら、これはショートステイに入る荷物、明日から1ヶ月ショートステイに泊まるんですよと教えていた。

でもその数分後には、

「それは何の荷物ですか?」

と聞いてきた。

その度に説明する私。

疲れる。

姑には罪は無いのだが。

きっと今日もショートステイで姑は、

『ここはどこだろう?いつまでここに居なければならないんだろう』

と、ふとした時に何度も繰り返し考えているだろう。

時々に姑に会いに行って安心させるしかない。

でも頻繁に行ける距離ではないから、

そうだ、姑に葉書を書こう。

目につく所にいつもあって読めば理解して、少しは安心してくれるだろう。