草取り物語

2018年07月24日 | 日記
この夏、雨は降るわカンカン照りになるわで、家の敷地の雑草もどんどん生えている。

時間を見つけてちょこちょこ草取りをしているが、なかなか追い付かない。

しかも連日暑くてこのところサボっていた。

だが今朝は涼しかったので、やっと本格的にやる気になった。

帽子をかぶり、長靴を履き、ゴム手袋をはめた手に草刈り鎌。

おっと忘れちゃいけない虫除けスプレー。

これで万全!

さっそうと草取りを始めるおばちゃん。

ふと、お隣の敷地を見る。

見事に草ボーボー。

ウチの南隣のそのお宅は、5月から空き家になっている。

南隣の家族が引っ越して行ってしまったからだ。

それ以来、まだ短期間だがその雑草光景は、ウチの比ではない。

プチジャングルだ。

きっとこの辺の噂好きババア達はこう言ってるに違いない。

「たかぽんさん、隣の草も取ってあげればいいじゃない」

そりゃあ取ってあげたいが、ウチだって雑草だらけだ、ひとんちを取ってあげる余裕がない。

そう考えながら、隣のジャングルを視界に入れないように自分ちの草取りを続けるおばちゃん。

カリカリカリカリ…

黙々と、

カリカリカリカリ…

・・・・・

えええええい!取ればいいんでしょ!

何かにかられて隣の敷地に入り、草取りを始めた。

カリカリカリカリザッザッザッ

なんで私がブツブツブツ…

カリカリカリカリザッザッザッ

ごみ袋に入れ、重いその袋をゴミ置き場に運ぶおばちゃん。

ハァ終わった!隣の草取りが!


しかし隣の草取りで力尽き、じぶんちの草取りはできなかったおばちゃん。