褒められて伸びる嫁

2018年10月04日 | 日記
今日は姑の通院があった。

その他にも姑の身の回りのことなどもあったりケアマネさんとの話し合いもあった。

姑の住む街は、私の家から車で片道1時間半、ラッシュ時や冬場なら2時間かかる。

だから行くだけでも正直めんどくさい。

仕事が休みの時は、自分の時間を持ちたいし、ブツブツ…

ブツブツ言ってもどうにもならないので行ってきた。

歩くのは一人じゃ無理な姑の両手を引き、ちょっとの段差は姑を抱えるようにして病院の中へ入った。

「はい、おかあさん段差ですよ、気をつけて」

「はい、1、2、1、2、」

とか声を掛けながら。


すると病院の玄関先にある椅子に腰掛け、こちらの様子を知らないお婆さんがジーっと見ていた。

私は気にしないで姑の靴を脱がせ、スリッパを掃かせていた。

「さて行きましょう」

と姑を立たせていたら、そのお婆さんが私に、

「お孫さん?」

と聞いてきた。

んまあ、このお婆さんたら、いったい私がいくつに見えるのかしら?

とちょっと嬉しい気分で、

「嫁ですよ」

と笑顔で答えたら、そのお婆さんが「ええ?」とちょっと驚いていた。そして、

「良いお嫁さんだこと」

と言ってくれた。

あら。そうですかぁ、とまんざらでもない気分になった。

そうかそうか、実はめんどくせーなという気持ちで来たのだが。


よし!褒めてもらったし、頑張ろう!

姑よ!これからのことは、この嫁に任せなさい!


こうして嫁は、調子に乗ったのだった。