時々ダンナから電話が来て、病院に持って来て欲しい物を頼んで来る。
しかし持って来て欲しい物があると、1回の電話では済まない。
しつこく何回も同じ事を言ってくる。
仕事が終わり、携帯を見ると、ダンナから繰り返し何度も留守電が入っている。
疲れている時その留守電の履歴を見ると、ウザくて腹が立つ。
今回持って来て欲しい物は目薬だった。
先々月も目薬を3個というので持って行ったのだが、先月はなんと、7個持って来て欲しいと言って来た。
まず、ドラッグストアで7個も目薬を買うのも恥ずかしい。
2,3個ずつ、3店舗のドラッグストアで購入して持って行った。
なのに!一ヶ月も経ってないのに、また目薬を頼んできた。5個。
このところの忙しさで頼まれても持って行けないでいたら、毎日5,6回、留守電が入っていた。
うるさーい!
て気分だ。
今、私は忙しいのだ。
ダンナの入院先は家から車で往復2時間。
いつでもパッと届けられる距離ではないし、だいたいにして絶対まだ目薬はあるはず。まだ足りているはず。
でもダンナは何に対しても「数」にこだわりがある。
きっと今、手元にあるのは、自分の気に入らない数なのだろう。
ダンナと暮らしている頃も、どれだけ私もいろいろな数に振り回されていたことか。
離れていても、こうして数に振り回される。
病気だから仕方ないのだが。
まあ今はたかだか目薬などだから、しゃーない、今日、時間を作って持って行った。
持って行ったと言っても、感染予防で面会は禁止だから、いつも受け付けに預けて来る。
また目薬って、いつ言って来るのやら。
どんな点し方してるんだか。
そして、ダンナはいつになったら外の空気を吸えるのやら。
また大好きなウナギを食べに、いつになったら外出できるのやら。