シロウト集団

2021年04月09日 | 日記
最近、何だろう。

仕事をしていて無性に腹が立つ。

パート先の会社は、放課後デイサービスと銘打って事業しているのだが、実際働いている人達はたいして知識も無いシロウト集団。

ウチの職場、発達障害について大学などで学んで来た人なんて一人も居ないし、専門家も居ない。

何の資格も経験も無い人が簡単に職員として入って来る。

子ども達は、「先生」と呼んだりするんだけど、大して指導もしないダラダラして時々スマホをいじっている正社員、特にゆうとササキ、先生なんて呼ばれて恥ずかしくないのか?と言いたい。

私はこのダメ男達と働くことが、恥ずかしいと最近思ってきた。

前までは、ただ単にムカつくッて感じていたけど、その感情を通り越した。

社長副社長も従業員任せで何してるんだかめったに出勤しない。

たまに上司達が来ると、ゆうとササキは動き出す。ついさっきまでスマホを見てゴロゴロしていたくせに。

正社員がそんなでダラけているため、パートの私などがいろいろ動き回り声を出し仕事をしなければならない。

人は人。自分の仕事をすればいいんだ。気にしないで頑張ろうと思ったが、

だんだんバカらしくなってきた。

キクタさんも、ここは変なとこと思って辞めて行った。
今は他の放課後デイサービスで働き始めたようだ。

多分、他のデイサービスはちゃんとした専門家も居るんだろう。

私もこんなとこ、もう嫌だ、辞めたいと何度思ったことか。


今日など、こんなことがあった。

6年生になったミサコ。

最近、男性職員に甘えてベッタリくっつきたがるのが気になる。

特にササキにベタベタだ。

ミサコがササキとレゴで遊んでいた。
 
私はレナ達とボールで遊んでいたのだが、ミサコの側で頭を押さえて2年生のマナトが突然泣き出した。

ミサコは口をふくらませて何か怒って、ササキはマナトを心配する感じでもなく、「今のはマナトくんが悪い」と言った。

私が三人の方に駆け寄って、

「どうしたの?」

と聞くと、

「ササキさんと二人だけで遊びたいのに、マナトくんがしつこく入ってきたの!」

「そうだ、マナトくんが悪い。これじゃ俺だって我慢できない」

と、ミサコとササキ。

ていうか小学生かササキ!

マナトは後頭部を押さえてしくしく泣いている。

なるほどいろいろ想像ついた。

「だからって、マナトくんを突き飛ばしたんだね?それでマナトくんは転んで頭を打ったんだね?」

「だってマナトくんがしつこいんだもの」

ミサコは体格がいい。マナトは小さい。

「でも頭を打ったんだよ!そんな乱暴なことをしないで!」

私は大声を上げた。

ミサコはふてくされた口調で、

「ごめんなさぁいぃ!」

と言った。

「何?その言い方。ミサコちゃんにレナちゃんが謝る時、レナちゃんの謝り方は嫌だっていつも言うよね?」

「だから、ごめんなさぁいぃ!!」

そこでササキがミサコに言った。

「そんなに謝らなくていいよ」

・・・何ィ?

バカササキとミサコは私から離れた場所に移動して行った。

ここで話を終わらせるバカ。

ここからがミサコへ大事な話だった。

腹が立ったが、抑えた。

この時、私はササキを怒りに行く勢いだった。

しかし、子ども達の前でみっともないところは見せられない。

ミサコのほとぼりが冷めたら落ちついてまた話をしようと思って我慢した。

私はマナトに頭痛いの大丈夫?と聞いて確認した後、子ども達の連絡帳を書き始めた。

連絡帳を書いていたら、レナが普段マナトに意地悪なくせに(笑)、マナトに優しくしていて良かった。

ふと見たら、ミサコが一人で遊んでいた。

ササキは居なくなっていた。同じ場所に居られないササキ。すぐウロチョロする。ササキも何か障がいを持っているのだろう。

私はミサコのところに行き、静かに話をした。

マナトのしつこいのは確かに嫌だったね。その気持ちもわかるけど、小さいマナトを突き飛ばしたミサコも悪かったね、と話をしたら、ミサコは「うん」と頷き、ポロポロ泣いた。

「ごめんね」とマナトに謝り、二人でボールで遊び始めた。

ここに来ている子は、発達障害を抱え、子ども達もそれぞれ辛いんだ。

専門的な知識は無いが、私は誠心誠意、ここの子ども達に寄り添いたい。

それなのに、なんの考え無しの男達が居る。

せめて仕事を邪魔しないで欲しい。