あと二日なんだけど

あと二日、あと二日。。

意地悪ババア職員だらけの世界から早く離れたい。

いつも夜布団に入ると、寝たら明日が来ちゃうんだ、
明日が来たら、またあそこに行かなきゃならないんだといつも苦しかった。

あと10日、あと5日、あと…

と、日にちが減っていくことが心の支えだった。


だけど、もうすぐ12月20日が来る！


派遣期間を終えたら、疲れや痛みを取るために、年末年始はゆっくり休もう。

手術をした母の様子も見に行きたいし、一人暮らしの姑も気になる。


いっそ当分休もうかな。。


と、

思っていた


のに…


派遣会社からつい最近電話が来た。

「たかぽんさん、実は今行ってる施設と同じ会社がやってるデイサービスに行ってもらえないでしょうか」

え？

このクソ職員しか居ない老人ホームを運営している会社の他の施設にかい！

イヤです！

と思ったのに、

言えない私。

聞けば同じ派遣でそこに行ってる方が、肩を痛めて途中で辞めることになったとのこと。

それで代わりに私に、ていうことらしい。

そういえばババア職員達が、デイサービスでケガ人続出で人手不足らしいよ、と話しているのを耳にしたことがある。

ケガ人続出？

肩を痛めた？

そこへこの私に行けと？

無理！

スーパー時代の古傷である膝痛に加え腰を痛め、クソ職員達のせいで心も痛めているのだよ私は！この上、肩まで壊せません！(心の叫び)

「たかぽんさん、21日にそのデイサービスに見学に行っていただけますか？」

「はい。わかりました」

なんなの私、この物わかりの良い返事。。


とりあえず見学だけよ。

そうよそうよ、見学だけなんだから。

心の休まる施設でいて欲しい

昨日の勤務メンバーは、良い人ばかりで奇跡的な日だった。

もちろん仕事自体はいつも通りハードだったけど、ちっとも苦じゃない。

これがいつもなら、必ずクソババア職員が誰かしら居て、「何やってる！さっさとやって！」とか怒鳴られ、
何かわからないことを聞くと、
「はあ？○○でしょうよ！」と必ず人を見下したような答え方。

しかも利用者達へもいつも怒鳴って叱りつけている。

だからかここの利用者さん達は、みんな緊張したような顔をしている。

心を休めて住むはずのホームなのに、あんな職員達がバタバタうるさい音を立てて動き回ったり怒鳴りまくったりしていたら、いつも身を潜めるようにしていなければならない。

ところが昨日だ。

なんという素晴らしい日。

あのクソ職員メンバーが一人もいない。

奇跡だ。

仕事は忙しかったけど、利用者さん達といつもよりお話をしてリラックスしてもらった。

これがいつもなら、利用者さん達とちょっとでも世間話をしようものなら、クソ職員に「はいはいっ、しゃべってないでやることやって！」と、追いたてられる。

私はね、しゃべってもやることはやるよクソめ。

90歳のヤエさん(仮名)が、「部屋に戻るからお手てつないで」と私に手を延ばしてくると、クソ職員が、「あまえないで自分で行く自分で行く！」とヤエさんと私をさえぎる。

いつもならそうなのだが、昨日は私が洗濯物を抱えて歩いていると、ヤエさんが、
「お手てつないで欲しいけど、忙しそうだねぇ…」
と言ってたから、
「いいよ、ヤエさーん」
と、ヤエさんと手を繋いで歩いた。

そして夕方、食堂で利用者さん達とふざけ合って楽しいひとときを過ごしていた。

いつも笑わない利用者さんまで声を出して笑っていた。

なんて良い日なの。

老人ホームはこうじゃなきゃ。


ガラッ…！

「黒川さんッ(仮名)！なにズボンに手入れてお尻かいてるっ！」

突然入ってきた怪物ババア職員！

夜勤で出勤して来たのだった。

とたん空気が変わった。

続いてもう一人夜勤のＹババが出勤。

ゲッ。怪物ババアとＹババのコンビで夜勤。最恐コンビじゃん。

てかさ、黒川さんがお尻かこうといいじゃないか。

怒るとこかよクソババア。

第一まずは「こんばんは」だろうよ。


ムカつく気持ちを押さえて、私は怪物ババアと申し送りをして引き継ぎをした。

テキパキと一人一人についての説明をした。

どうだ。おまえらが居なくても、そして利用者さん達と楽しく過ごしても、やることはやってるんだよ。

おまえらのような心の無い仕事とは違うんだ。バカヤロー！


あ、つい興奮した。


仲良くなった利用者さん達と離れるのはちょっと寂しいし、心配。

それでもごめんね。

私は怪物ババア達と一刻も早く離れたい。


さよならまであと6日。

勤務日数は、あと5日。


あとちょっとなのに、一日一日が長い。

言いたいことはあるけれど

詳しくは書かないが、先日実家の母が緊急手術を受けた。
ちょうど仕事が休みだったので、日帰りで車で2時間半、様子を見に行ってきた。
あ、車で2時間半というか、私はいま腰を痛めているのでバスで行ってきた。

母のことは本当に心配。ずっと付いていたい気持ちだ。

でも今は派遣で行ってる施設の残り期間を終えるまではそうもいかず。

次の日は腰の痛みを我慢して出勤。

私がこの前ギックリ腰をやっているのを知っていながら、施設のババア職員たちからのコキ使い方は容赦ない。


クソ。負けるものか。


今日は休み。

明日から、あと8日。

勤務日は、あと6日。


頑張れ自分。

頑張れ母。

そうだったのか村田さん

昨日は腰痛くてあんまり動けなかったから、久しぶりに村田さんに電話をしてみた。

でも、出なかった。

数時間後、「ごめんごめん」と村田さんから電話。

デイサービスの面接をしていたとのこと。

思うに、村田さんはよく面接を受けに行ってる気がする。

そして不採用をくり返しているようだ。

いろいろ辛いことが多くても、ほぼ途切れることなく仕事が決まる私はましなんだろうなあ。


村田さんに、私の今の職場での現状を聞いてもらった。

「ちょっとぉ、たかぽんさん、そんなとこすぐ辞めた方いいよー！」

と言ってくれたが、私もそれができるならそうしたい。

村田さんの今を聞いたら、まったく派遣会社から仕事の紹介が来ず、やはり自分で探して面接に行っているそうだ。

私は二つの派遣会社に登録しているが、村田さんは三つも派遣会社に登録している。

紹介が来ないのはおかしい。

私は、夜勤なし、調理なし、大きな車での送迎の運転なし、という条件で派遣会社に登録している。

こんなに条件述べていても紹介はあるのに。

「村田さん、自分から派遣会社に連絡してみた方がいいですよ。忘れられてるかもしれないから失礼ですよね」

「うん。そうしようかなあ」

「私なんて、夜勤なし、調理なし、できれば送迎の運転なし、で頼んでるんですよ。村田さんも同じ感じですか？」

「うんそんな感じだねぇ。夜勤なし、調理なし、送迎なし、入浴介助もなるべくなし、オムツの人の介助もできればない方が、って感じで」


・・・

(村田さん、それじゃ介護の仕事はないですわ)

ギックリ腰

昨日、入浴介助中でやっちまったギックリ腰。

今日はほとんど何もしないで家でゴロゴロしていた。

昨日よりは良くなってきた気もするが。。

前回の派遣先に行ってた時も腰痛に悩まされたけど、ギックリ腰とは違う腰痛だった。

あさってまで休みになってるから、土曜日の勤務日までに間に合って治ればいいけど。。

土曜日の勤務日までに…

まあ、間に合わなくても いいけどさ。

痛いけど休める。

休めるけど痛い。

痛くなくて休めるがいいな。

そりゃそうだ。