1984年Gibson J-200 N
ピックアップを外して生演奏専用(マイク採り)にした、僕の一番大事にしているギターだが、ボディトップが膨らんで弦高が上がり、弾かれなくなったのが2年ほど前。
今年春にいざ弾こうと思ってケースから出したら、とてもじゃないが使えない。どうしても修理が必要になった。
夏に東京の某リペアショップに送ったのだが、修理査定額と送り返されたギター。あまりにも高額な修理費に驚き自分で修理することにした。
1 サドルの高さ調節。元々高く設定されていたサドルを3~4㍉を削って、膨らんでトップの高さが上がった分を下げる。
2 弦高が下がり弾きやすくなったギターだが、テンションが弱くなって「鳴り」が明らかに悪くなったので、ナットを交換することにする。
3 その前に画像をアップ。最も簡易なリズムボックスを入手した。シマムラ楽器の商品で面倒な入力作業が無く、いきなりリズムボックスになるので、特別な小手先の味付けを必要としない僕にとって、ライヴ的には最も便利な道具である。
JUG / ジャグ JB100 リズムボックス(JB-100)
4 それではナット交換の手順。
これがナットの状態。溝が深く削れていて1フレット側の弦高が低くなっている。
サウンドハウスからネットで買ったのがこれ。
ナットの材質としてはTUSQ、牛骨などがありますが、今回は音質重視でTUSQ素材。加工しやすく弦振動をネックに伝えやすい材質だ。
①1フレットにチラシを巻いてからマスキングテープを貼って、傷を防ぐ準備をしてナットを外す。
②適当な板をナットに充ててハンマーやゴムハンマーで叩くが、ナットを接着していた接着剤が強すぎて結構強く叩いた。
ポコンと外れたナット。
新旧のナット。
③新しいナットに後程削る場所に線を弾いておく。真っ直ぐに引かずにペグの位置に合わせて、2~5弦の溝は斜めに削っておく。
新ナットの下側の凸凹は平らにし、溝の幅もキッチリ合うように慎重に薄くする。
④ナットの溝掘りの道具。結果的に一番使ったのが、赤い柄のやすり。薄くて細い溝が掘れた。
外したナットの溝は、接着剤の残りや木くずで凸凹なのでこのやすりで平らにする。
⑤木工ボンドを後で再度ナットを外すことも考慮して、新ナットの二点にピンポイントでつけてゴムハンマーで叩き、新ナット埋め込む。
その後は、しっかりと押さえて固まるのを待つ。カポタストで代用可。
これで完成です。
東京のギターの修理専門ショップに任せると、「(後で壊れるかもしれませんが…)○○万円です」と査定されたのですが、少なくても僕が使う2~3年なら十分に持つようにして、道具とナットを買ってきて3000円(笑)
ピックアップを外して生演奏専用(マイク採り)にした、僕の一番大事にしているギターだが、ボディトップが膨らんで弦高が上がり、弾かれなくなったのが2年ほど前。
今年春にいざ弾こうと思ってケースから出したら、とてもじゃないが使えない。どうしても修理が必要になった。
夏に東京の某リペアショップに送ったのだが、修理査定額と送り返されたギター。あまりにも高額な修理費に驚き自分で修理することにした。
1 サドルの高さ調節。元々高く設定されていたサドルを3~4㍉を削って、膨らんでトップの高さが上がった分を下げる。
2 弦高が下がり弾きやすくなったギターだが、テンションが弱くなって「鳴り」が明らかに悪くなったので、ナットを交換することにする。
3 その前に画像をアップ。最も簡易なリズムボックスを入手した。シマムラ楽器の商品で面倒な入力作業が無く、いきなりリズムボックスになるので、特別な小手先の味付けを必要としない僕にとって、ライヴ的には最も便利な道具である。
JUG / ジャグ JB100 リズムボックス(JB-100)
4 それではナット交換の手順。
これがナットの状態。溝が深く削れていて1フレット側の弦高が低くなっている。
サウンドハウスからネットで買ったのがこれ。
ナットの材質としてはTUSQ、牛骨などがありますが、今回は音質重視でTUSQ素材。加工しやすく弦振動をネックに伝えやすい材質だ。
①1フレットにチラシを巻いてからマスキングテープを貼って、傷を防ぐ準備をしてナットを外す。
②適当な板をナットに充ててハンマーやゴムハンマーで叩くが、ナットを接着していた接着剤が強すぎて結構強く叩いた。
ポコンと外れたナット。
新旧のナット。
③新しいナットに後程削る場所に線を弾いておく。真っ直ぐに引かずにペグの位置に合わせて、2~5弦の溝は斜めに削っておく。
新ナットの下側の凸凹は平らにし、溝の幅もキッチリ合うように慎重に薄くする。
④ナットの溝掘りの道具。結果的に一番使ったのが、赤い柄のやすり。薄くて細い溝が掘れた。
外したナットの溝は、接着剤の残りや木くずで凸凹なのでこのやすりで平らにする。
⑤木工ボンドを後で再度ナットを外すことも考慮して、新ナットの二点にピンポイントでつけてゴムハンマーで叩き、新ナット埋め込む。
その後は、しっかりと押さえて固まるのを待つ。カポタストで代用可。
これで完成です。
東京のギターの修理専門ショップに任せると、「(後で壊れるかもしれませんが…)○○万円です」と査定されたのですが、少なくても僕が使う2~3年なら十分に持つようにして、道具とナットを買ってきて3000円(笑)