あらぐさ(雑草)のこころ

(備忘録)真実は見えないところにある

画像をネタに雑談

2014-07-30 21:11:00 | ノンジャンル
中東地域各国の相関関係がチャートになっている。
何となくわかりやすいように見える。



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自室の前後二段本棚の奥の段にある本は、普段は全く見えない。
なので、20年以上前に購入した本がそっくり出てくるときがある。
連載物は、シリーズになっていると全部買ってしまい、一方では他にやることが出来てしまい、急速に興味が薄れて本棚の奥で休眠している本はまだありそうだ。

「アラマタ図像館シリーズ」(荒俣宏)



子供の頃から地図を見るのが好きで集まった本。
何にも読んでいない。
というより、存在を忘れていた。



「世界名画の旅シリーズ」は、30年くらい前なのかな?…朝日新聞の日曜版に連載されていた。
世界的名画とそのモデルになった人や地方の現在を、丹念に取材した好きな記事で、文庫版で発行されてすぐに買い求めた。
これは、当時は熱心に読んだものだ。



僕は絵画の世界は全く無知だ。
好きな絵があるとジッと見てるだけ。
それでも風景画、宗教画、写真の代用としての歴史画など、好きな絵画はたくさんある。
これが「アーチスト」の世界だ。

蛇足を承知で今回も繰り返してしまうのだが、歌もダンスも幼稚な人気タレントは、「パフォーマー」ではあっても決して「アーチスト」ではない。
僕としては、百歩ゆずっても「ミュージシャン」でさえないと思っている。
例えば、やたら人数の多い団体パフォーマーの事務所とか、似たキャラクターの数人グループが10組近く存在し、ごり押しでテレビのチャンネルを27時間も独占する・・・以下自粛。

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テーマに戻って…‥・・
人は生まれてから死ぬまで様々な表情を心と体の両面にわたって外に出し続けている。
その中で特に僕の好きなテーマは、人の加齢による体のそれなりの変化だ。
ギリシャ彫刻のような均整のとれた体は、全く人格を感じないばかりか、人間社会で生々しく生きている真の人間像を伝えてはいない。

ギリシャ神話の三美神~魅力(charm)、美貌(beauty)、創造力(creativity)を司っている~は、古来アーチストの格好の題材になっている。

ふくよかなマリアに抱かれるイエスや天使を書いたラファエロの三美神は、フッくらとデフォルメしている彼の画風よりも均整のとれた描き方だ。



でも僕は、圧倒的にルーベンスの生々しい市井の女性をリアルに表現している三美神が好きだ。
人とはこういうものだし、ここに必死で生きている人々の生活感が表れている。
特に日本人の体形から見ても、絵画に一般的に描かれているヨーロッパの理想的な女性の身体は、「あり得ない」ほどの非現実的なフォルムだ。
僕は彼女たちを心から美しいと思うのだ。



僕は一方では、モネの恋人であり、モデルとして描かれ続け、モネを支え続けて亡くなったカミーユ・ドンシューの、顔さえ光によって定かで無くなっている「散歩、日傘をさす女性」がとっても好きだ。



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しかし、一番好きな絵画での女性は次の彼女だ。
彼女は、名前も素性もわからない。
100年以上前の馬車に乗っている若き女性、ロシア貴族の愛人ではないかとも言われているが、ロシア語の絵のタイトルが英語の Unknown という意味になっている、邦題「忘れ得ぬ人」である。
おそらく本来つけるべき邦題の「見知らぬ人」が気に食わなくて、日本人に好まれるロマンチックなタイトルにしたのではないだろうか。
余計なお世話であった。
見知らぬ人・・・これがいい!

「忘れ得ぬ人」(クラムスコイ)



それとフェルメール。
自分の村の風景と人々しか書かなかった中で、この娘の視線が魅力的だ。

「真珠の耳飾りの少女」フェルメール



せっかく発見・発掘したのだから、本棚の二段目の棚にひっそりと隠れている本たちを、陽の目をあててみようと思う。

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スイカの新しい食べ方。
先週の市内の町内会で唄った後で、スイカを一個いただいた。冷蔵庫の野菜を追い出してスイカを冷やしていたのだが、良い感じに冷えたので食べた。
家族1は、スイカの半分にしてから「輪切り」にして食べていた。
なかなか斬新な食べ方だと思う。

ちなみに、僕は結婚前はスイカは嫌いだった。今も一切れくらいで十分だ。
独身時代の偏食はひどく、魚も野菜も嫌いだった。
現在、曲がりなりにも何とか生きているのは、亡妻の強制的な「嫌いなもの撲滅作戦」のおかげだと本当に感謝している。






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土用の丑の日。
大きくて安い中国原産うなぎは、元より食べたことはない。
亡妻が、スーパーの野菜・果物コーナーで働いていて、中国産のひどさには危険さえ感じていたのがもう15年も前の事である。
しかし、日本産のうなぎは高い。
そこで温かい「あきたこまち」のご飯に豪快に降りかけて「うなぎ丼」モドキで満腹した。
それなりにうなぎ(のような)味がした。



 




石巻 牡蠣 石ノ森萬画館

2014-07-21 20:06:00 | ノンジャンル
17日、宮城県石巻に行ってきた。

秋田自動車道・秋田南IC→古川IC→国道108号・45号→石巻、の往復。
走行520㌔。

「石ノ森萬画館」
http://www.man-bow.com/manga/

萬画館は、河口近くの川の中州にあるので津波で一時水没し、復旧してからは見学に行きたかったのでとても楽しかったです。
平日な事もあり、入場したら誰もいなくて、2時間近くもゆっくり見学できました。
中は写真禁止です。





「かき小屋渡波」
http://yakigaki.com/

石巻は、この日暑くてたまらなかったのですが、平日の14時過ぎなのでお客が居なくてよかったです。
土日、ビニールハウスの中で木炭で数十人が一斉に牡蠣を焼く様は、地獄絵図かもしれないです。



牡蠣+ホタテのランチ900円とチーズ&バジル500円で満腹!
美味しかったのでまた行きたいです。





駄サイクル

2014-07-15 20:02:00 | ノンジャンル
僕が拙い筆力で時々書いている事を見事にまとめています。
表現者たる者、プロ・アマ問わず考えさせる話です。

「褒めてくれる人」→僕らにとってはライヴハウスの「音楽好きな優しいお客さん」ですね。
僕には「駄サイクル」からの脱出法はわかりませんが、聴きたくない人がゾロゾロ通り過ぎる路上で、その「歌なんか聴きたくない忙しい人の足」を止めるプレイが出来た時の充実感を味わう事でしょうか・・・


<駄サイクル>について

「たまごまごごはん」http://d.hatena.ne.jp/makaronisan/20070623/1182538861

以下抜粋

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●ほめてくれる人の側にだけいたい症候群●

マンガが描けた!結構うまくいった!だから…身内イベントで売るかな。
バンド組んだ!新曲作った!だから…身内でライブ開くか。
小説書いた!超大作だ!だから…mixiにアップするか(友人のみ公開)。

創作的な作品を作ると言うのは、なかなか大きなこと。正直自分なんかは、それらを生み出そうとする人のパワーすべてを尊敬してしまうのです。作らない人より作る人。それは大原則。
しかし、時々猛烈な不安にかられることってないでしょうか。自分の仕事を第三者が見たらどう感じるんだろうか、自分の作品を批判されたらいやだなあ。
怖い!怖い!怖い!
怖いからまず友人に見せよう…友人の友人に見せよう…気のあいそうな人に見せよう…。

日々、人の目は怖いです、自分も。
趣味だとしたら、別にそんな人の目を恐れて胃を痛めてまでやる必要がないわけです。ならほめてくれる人の所にいたいと思うのは当然のこと。わざわざ地雷を踏みに行かなくてもねえ。なんせほら、僕らには便利なネットがあるじゃないか。
こうして、ほめてくれる人の側にだけいたい症候群が発動します。自分なんかはいつもそうです。

●石黒正数「ネムルバカ」の造語、駄サイクル●

さて、コミックリュウに隔月で、「それ町」の石黒先生が描く「ネムルバカ」という作品が連載されています。特にとりえもない女子大生がのたくた暮らす日常を、石黒先生が得意な独自のテンポと視点で描く作品です。

これがなかなかビンタのように毎回強烈なので、紹介します。

一連の話は、「アーティストが、アーティストが」と知ったかぶりで話す人に辟易しているところからはじまります。そいつは「インディーズ」を何かのバンドと勘違いしているというくらいいい加減で、生理的に嫌悪感丸出しの描かれ方をしています。見てたらすっごいイライラします。
それに対して返す言葉が、痛くて痛くて。やけどするかと思った。
自称アーティストが集まって、ほめあう空間の話。ぐるぐる回って成長しない駄目サイクルなので「駄サイクル」。もちろんこれが全てに当てはまるわけではないですが、なかなか鋭いところを突いておられる。

先ほども書きましたが「プロじゃないから」「趣味だから」というノリで「ほめてくれる人の側にだけいたい症候群」になってしまうと、そこの居心地のよさに酔ってしまいます。酔ってしまうだけならまだいいのですが、問題はそのサイクルが永久ループになってしまうこと。だって、抜け出さなくていいんだもん、プロじゃないから。

そうすると、ナルシシズムの輪が出来てしまうというのはなかなか恐ろしい話です。これ経験している人絶対多いと思うんですよ。ある人は幼稚園児の時かもしれないし、ある人は今でも陥っているかもしれません。
何が怖いって、錯覚すること。

「ここがぬるま湯なんだ」というのを分かった上で、趣味としてやり続けるのは決して悪いことじゃないと思います。そんな人生みんな必死にならなくていいですし。ただ、それを勘違いしてしまうとヒジョーに厄介。
ライブで、同人誌即売会で、ネット上で、美術サークルで、運動部で…そんな勘違い地獄にはまってはいないだろうか??

●頑固になることと、信念をもつことの差ってどこだろう●

ぬるま湯安地を見つけるのは誰もがすること。むしろそれなしでのみ生きていくファイターはあんまりいない気がします。戦士だって家庭でのんびり休むのです。
しかし、時にぬるま湯の中ででも、反対意見が出ることがあります。「その歌い方へんじゃない?」「この文章わかりずらくない?」「このキャラいまいちよくわからないんだけど」。
温泉につかっているときに目の前でうるさくする客がいたらとても苛立ちますよね。それが何を言っているかわからないけど、くつろぎの時間を邪魔されたくないですし。同じように、趣味のぬるま湯につかり、自分の安地だと思っていた場所で批判を受けると非常にギョッとします。

そしてそこで、どう受け取るかが問題。それを素直に受け入れるか、自分と合わないから排除するか。
もちろんそれは前者が正解、と言いたいところですが、100%そうだというわけでもないです。たとえば子供が「やーいやーいばーかちんちん」と言ってきたら「そうか、俺はばかちんちんなのか」と受け取る必要がないのと同じで、ある程度信念を持って、多少の言動に流されないことも大事。その上で一意見として受け入れられたらベスト。

その境界線が非常に難しい…。駄サイクルにはまっていないならばうまく自分を見ることもできるのですが、いったんはまってしまうと内部でのささいな乱れや外部からの批判すらも受け入れることができなくなります。せっかくの円環、誰にも乱させるものか!と意気込んでしまうともうすっかり盲目です。
怖いね…。

そこで駄サイクルにはまっている人を笑う前に、自分を見てみよう。
自分が駄サイクルにはまっていないという自信、あるだろうか?



十和田湖 乙女の像

2014-07-01 13:49:00 | ノンジャンル
28日土曜、十和田湖に昼食と避暑に行ってきました。
結果、車のエアコンが一番涼しかったのが笑えます。

今回は、新しく開通になった東北自動車道に連結されたので、延長になる「秋田自動車道:大舘~小坂」(僕のナビには道路がまだ標示されていない)を利用しようという偵察も含めたドライブでした。
この秋田自動車道延長分は、半分以上はいくつかのトンネルでした。
開通まで時間がかかったのが理解できます。

コースは往復同じ。
自宅⇔秋田中央IC(秋田自動車道)⇔二ツ井白神IC⇔国道7号⇔大舘西道路⇔大舘南バイパス⇔大舘北IC(秋田自動車道)⇔小坂北IC(国道282号)⇔樹海ライン⇔発荷峠⇔十和田湖

二ツ井で国道7号に降りるとかなりのロスなのですが、この新しい「秋田自動車道:大舘~小坂」が開通することによって、かなりの迂回になってしまったとしても大舘~碇ヶ関の国道7号矢立峠越えが省略されるので、弘前・青森方面に行くため、(特に厳冬期凍結道路で40~50㌔の峠越えを出張で使っていたことを思うと)危険を回避できるのは安心です。

「樹海ライン」小坂町のはずれ、十和田湖への上り口の「道の駅小坂七滝」のトイレ(笑)




駐車場の向かいが滝です。



山ブドウソフトクリームは、ブドウ味が薄かった。残念。



発荷峠からの十和田湖展望ですが、30年以上も昔の若い頃と比べて、樹木が大きくなっているので全景はまったく見えません。



これを見に来たんだぞ!
乙女の像。
高村光太郎晩年の作品です。
心を壊した愛妻千恵子を彫像にしたらしいのですが、日本人の平板な顔立ちとは違う、かなり野性的な顔立ちでした。
体の方は、とても日本人的なリアルな表現であり、僕らの年代の日本人の年齢で変化していく体形を愛する僕にはとても好感が持てました。




そろそろ今日のもう一つの目的である昼食です。
「観光地価格」の法外な設定ばかりの食堂・レストランばかりです。
十和田湖のホテルやいくつかの店が廃墟を晒している現在、この自然と乙女の像をメインにするならば、観光産業として「観光地価格」は止めるべきだと感じました。

散策しているおじさん・おばさんは、観光バス数台で来た台湾人なのですから、日本人のメイン観光地の座からは外れているわけです。
台湾の人たちは、しゃべらなければ日本人と何も変わりがありません。大声で話し、傍若無人な中国人や韓国人と違い(全部ではないでしょうが、僕の自分の経験からの印象です)、静かに話し、カメラに写らないように体をよけてくれるという、とても道徳的な感じが印象的でした。

そこで、ウロウロと歩いていたら繁華街の端っこにある店のメニューが秋田市内のレストランと同じ値段がついていたので、(八戸が本店らしく奥深い山なのに海鮮料理がメイン)迷わずに入りました。

湖四季の宿 弁慶「居酒屋弁慶」
http://www.jalan.net/yad333408/
安くておいしい「あぶり銀鮭ランチ」(1100円)
大いに納得でした。
これで、田沢湖と十和田湖に昼食ランチのいきつけの店が出来ました。