あらぐさ(雑草)のこころ

(備忘録)真実は見えないところにある

2011年3月11日

2014-03-10 10:17:00 | ノンジャンル
明日で3年。
地震・津波で亡くなった方や津波で行方不明の方々に深く哀悼の意を表すとともに、、福島第一原発メルトダウンで故郷を破壊されて避難されている方々その他、数えきれない物心両面の傷を受けた方々にお見舞い申し上げます。

僕自身が忘れない為にも10回ほど三陸に行った際の画像のごく一部をアップします。

秋田港「セリオンリスタ」で毎週末開催されている「マルシェ・ライヴ」は、地震直後から募金を募っていましたが、主催者の保坂さんと宮古市に訪れました。
市役所は一階が津波が通り過ぎ破壊されていました。

港と宮古市役所隣接国道。





宮古市川井町道の駅やまびこ館では、大きな野外ステージでの夏祭りや復興イベントに2回参加しステージに立ちました。






地震直後に現地に行って、何がしかのお手伝いをしてきた時からもう3年も経っている事に複雑な思いを感じ、一方各海沿いの町々がまだまだ復旧には程遠い事を思うと残念でなりませんが、これからも微々たるお手伝いをしていきたいと思います。

東本願寺のお坊さんたちのボランティアに混ざって山田町、大槌町に何回か行きました。
素晴らしい人たちでした。

大槌町浪板地区避難所





拠点になった大槌町の無住のお寺さん。
全国のお寺からトラック満載の支援物資が届きます。
本堂に雑魚寝し、朝6時に起きて夜9時過ぎに帰り、風呂も無いので体を拭くだけです。
朝のお勤めでは、各地の住職さんたちと一緒にお経を唱えました。




このグループは、基本的に現地での食糧確保は一切しません。
現地に迷惑をかけないため、宿泊も食事も全部自前です。
疲れてはいても、遅いレトルト食品で空腹のお腹を満たし、夜の仏教関係の喧々諤々の討論会は楽しかったです。
なんといっても無神論・無宗教の僕が質問するものですから…
そんな僕を快く受け入れていただき感謝です。

ボランティアで東北各地から集まった住職さんと信徒さんたちです。




東本願寺のボランティアは、一切の宗教色を出しません。本山から派遣された総責任者の方が(とっても偉い坊さんなのですがミュージシャンみたいにかっこいいおじさん)オレンジのベストを着ていますが、他の方たちはジーンズなどの普通の服装です。
夕ご飯の炊き出しです。
今日はホルモン鍋。
明日はクリームシチュー。

浪板地区仮設住宅






キューティ・ハニーを踊ってくれたお母さんたち。
みんな家族・親戚やご近所さんをを亡くしたりしてるのに、ボランティアの労をねぎらおうとする気持ちが切ないです。




別の日に行った山田町船越田の浜地区避難所(コミュニティセンター)では、アポなしで避難所に行ったら関東のボランティアが頑張っていました。無料バザーの手伝いと、昼食時でのライヴを演りました。避難所の下は津波に流されてがれきだけです。




また別の日は、東本願寺の方たちと再び一緒に行動し、山田町船越町内の海抜40mの津波の届かなかった場所に行きました。
避難所には入らないが、物資が全く欠乏している流された町の残った地区に行って、地区の消防車を出したガレージを借りました。








宮古駅前路上。
宮古市「カントリーズ・カフェ」でのライヴの前の午後に駅前に行ったら、路上ライヴをやっていたので参加しました。



その宮古駅前の路上ライヴで知り合ったスタッフに誘われて、田野畑村「SONG OF HEAVEN」には、二回参加しました。




三陸海岸沿いの国道45号線には、この看板が上り下りが頻繁な坂道に建っています。「海抜32m」とかの表示と組みになっています。
津波の高さが16mですが、奥まって狭くなっていく入り江の内側では、最大43mの高さまで津波が押し寄せました。



震災直後に募金の為に手放したギターも忘れたくないです。
どれも使えるギターでしたが、僕のプレイに合わなくてあまり活躍できるライヴが少なくて思いきって処分し全額寄付して、心の疼きをなだめました。

ヤマハCJ-15N



タカミネPT108



スタッフォードSMC1350EX



アイバニーズAK95



ギルドF50



ヤマハSB500S




結局、宮城県名取市から青森県久慈市までの海岸線すべての市町村を訪れましたが、一番印象的な写真がこの宮城県「志津川港の夜明け」です。




●気仙沼のボランティアに録音したCDを渡したままで音信不通です。

<ふるさと>

1  小さな歩みでも   そこにとどまらない勇気を
   ともだちの手を握り  あしたに向かって
※繰り返し
   さあ立ち上がろう  誰かの 手を借りて
   さあ歩き出そう  少しだけ前に進もう

2  目の前の厚いかべ  一人では乗り越えられない
   となりのともだちと 助け合って登ろう
※繰り返し

3  辛いことばかりで 生きる希望もかすかに
   だけどよく見てごらん 君には僕らがいる
※繰り返し

4  あの山の向こうには 何があるのかわからない
   登り終えたとき 小さな希望の光が
※繰り返し

5  小さな歩みでも  そこにとどまらない勇気を
   友達の手を握り  あしたに向かって

   さあ立ち上がろう  誰かの 手を借りて
   さあ歩き出そう  少しだけ前に進もう

●浪板の漁師さんと唄いました。

<伝道>の替え歌

僕がヨボヨボの 爺さんになっても
僕は君を連れて あの海に出るんだ
きっと待ってるさ 朝陽のかがやき
生まれ育った町  潮風の匂い

僕がヨボヨボの 爺さんになっても
僕は君を連れて あの海に出るんだ
僕たちの行く所 僕たちの生きる場所
故郷のあの海さ あの雲の下さ

きっと待ってるさ 朝陽のかがやき
生まれ育った町  潮風の匂い
僕たちの行く所 僕たちの生きる場所
故郷のあの海さ あの雲の下さ