あらぐさ(雑草)のこころ

(備忘録)真実は見えないところにある

2023/12/10

2023-12-10 04:36:35 | 日記
西沢昭裕

自民党最大派閥の安倍派崩壊の足音が聞こえる。
 “多情院統一協会居士”のご戒名を進呈した安倍派会長だった細田博之氏はすでにいない。
 松野官房長官をはじめ下村、西村、高木、萩生田、世耕、塩谷らの面々に東京地検特捜部の事情聴取が迫っていると報じられる。安倍派は自民党政治腐敗の中心格で統一協会とももっとも近かった。
 松野は読売新聞にも見放されたから更迭はカウントダウンに入った。岸田も官房長官の後任人事で元々ない知恵を絞るが最側近の知恵袋だった木原誠二もスキャンダルで青息吐息。
 官房機密費と内閣人事局の両方を差配できる官房長官は誰でもいいというわけにはいかない。
 となると、岸田政権も歳を越せるかどうか。広島サミットをやったあのときに解散総選挙をやればよかったと夕べも眠れず悔やんでいるだろうが後の祭。
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 話は少し飛ぶが、安倍首相は傀儡だった黒川東京高検検事長を検事総長にしようと執拗に画策していた。森友事件を全員不起訴にしたのも賭け麻雀でクビになった黒川の息のかかる山本真千子検事ら大阪地検特捜部。
 あのころ安倍晋三のために検察の威信は地に落ち惨憺たる有様だった。秋霜烈日バッチが泥に塗れていた。
 晋三亡きあと東京五輪汚職に切り込んで検察はやっと息を吹き返したように見える。がんばれ東京地検特捜部。世論がついてる。
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 また話はそれるが、最近、三浦瑠麗だけでなく岩田明子もテレビから消えたのでやれやれ。
 救いようのない安倍信者だった岩田はNHK政治部腐敗のシンボルだった。
 NHK解説委員として晋三を天まで持ち上げていた岩田は安倍晋三没後も「毎晩のように安倍さんと私はどちらからともなく電話しあっていた。また明日もがんばろうねとお互い励ましあって深夜の総理との長電話を終える日々だった。・・安倍さんさようなら」などと恥ずかしげもなく「文藝春秋」に寄稿している。
 羞恥心というものが全くない稀有な女性で、詩織さん事件を起こした山口敬之とのツーショットも有名だった。
 岩田が総理の私邸に臆面もなく深夜に電話してくるとき、昭恵夫人は一体どこにいたのだろうか。不思議な夫婦だった。
 安倍元首相の資金集めをしていた政治団体を、昭恵夫人が晋三死亡後に平然と継承している。
 自民党山口県第4選挙区支部と晋和会は一昨年末の時点で残金は約2億4400万円を持っていた。原資は政党助成金などの税金やパーティ券のキックバックの違法な溜め込み金だろう。「昭恵夫人は私人」とふざけた閣議決定まで晋三はしているから議員でもないくせに露骨な相続税逃れ。
 昭恵夫人が赤木俊夫さんのお墓参りをしたという話も今だに耳にしていない。どこまでもひとの道から外れたご夫婦だったというしかない。

 岸田首相はとんでもない人物の「国葬」を強行したものだとつくづく思う。

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