介護について話しませんか

介護にかかわる、すべての人を応援します

ご訪問ありがとうございます



2015年10月まで、右半身麻痺で車いす生活だった母を介護しながら、日々の出来事や思いを書き綴っていました。

在宅介護の様子や心の葛藤をできるだけ隠さず書いたつもりです。 もし参考にしていただける部分があればと思い、古い情報になる日記もそのままにしてありますのでお許しください。



孫の結婚式へ

2012-12-15 23:10:52 | 車椅子でおでかけ

連れて行って来ました。  めっちゃ大変でした!
でもご報告、長いですが もしよかったらどうか聞いてくださいませ。

今回、介護タクシー(保険外)と 現地でのヘルパーさん(保険外)をお願いしました。
ネットで探して、両方頼めて 業者として慣れていそうなので 佐川アドバンス という会社に依頼しました。 ←ホームページをリンクしておきました。 介護旅行や介護外出の実例がいくつも出ています。 かかった値段も出ているので参考になると思います。
うちはもちろんこの実例には載ってませんが、値段は実例に載っている高かった例と同じ感じです。
介護度とかいろいろな理由で仕方ないんだろうと思います。

私はてっきり佐川アドバンスの介護タクシーとヘルパーさんが来るのかとおもったら そうではなくて、両方とも外注なんですね。
自社スタッフは少ないのかもしれません。 だってうちは何ヶ月も前に申し込んだし。

介護タクシーはうちの地元H市の業者、ヘルパーさんは別の都内の業者から派遣された人でした。
名刺を頂いてわかったんですがちょっとガッカリ?
でも両方ともサービスの質は素晴らしかったですよ。

特に運転手さんとは 道中いろいろお喋りしながら、なによりH市内の業者さんと知り合えたことは収穫でした。
こんどは来年にでもぜひ一泊旅行を依頼したくなりました。
そのときはもう佐川を通さず直接頼もうと思います。
旅行なら、結婚式のように支度に手間をかける必要ないし。
だって結婚式は服装も髪もメークも念入りにしたいし (もちろん母がですよ
でもやるのは全部私ですから、
今回も母の支度をするだけで予想以上に手間どって、出発時間になってしまいました。
早めに来てくれた運転手さんには待ってもらって 自分の支度を バババっと着替えて ササッと化粧して急いで出発したら、髪(自分の)は朝起きたままだし、せっかくフォーマル用に買ったネックレスとイヤリングを忘れてきてしまってました。 プチショックでした。
こういうとき自分の身支度は出来ないと思ったほうがいいですね。

日曜日なので高速もすいていて H市の家から港区のホテルまでちょうど1時間で着きました。(平日で高速が渋滞していたとしたら2~3時間かかることもあるそうです。)

すいていて快適ドライブ。


ホテルが見えてきました。 カーナビが付いているのでスムーズに到着。


↓ ホテルの車寄せで運転手さんが母を降ろしているところ
 

車を降りてからはホテルで待機してくれていた “トラベルヘルパー” さんに介助(車椅子を押したり)を任せました。
トイレだけは私も同行して・・  ヘルパーさんは慣れた人ですが母のトイレ介助は一人では無理。

挙式の最中や披露宴の間は別室で待機してもらって、来てもらう時は携帯で合図していました。


親族控え室で時間がたくさんあったので、写真をたくさん撮りました。
孫(新郎の妹)と。         新郎と。               姉夫婦(新郎の両親)と。
    

自分の写真じゃないから平気で顔出ししてます・・・ 最近はブログ見てる人少ないし いいんです。

↓ チャペルでの挙式が終わってフラワーシャワー。 見えないですがちょうど母も花びらを投げたところです。



ホテルがとても歴史のあるホテルなようで、内部の造りも昔ながらの重厚な感じなんですが、
バリアフリーに関しては問題ありでした。
なにより  ロビー階と宴会場のある階に障害者用トイレがない。  いちいちエレベーターに乗ってトイレのある階に行かなければならない。
しかも宴会場の入口に、車椅子がとても乗り越えられないほどの段差があり、出入りする度にホテルの係員を数人集めて車椅子ごと持ち上げるという原始的なやり方。
うちのオジーサンでさえ、「スロープないの」 って大きな声で言ってましたよ。
ヘルパーさんもちょっと呆れて  「だからこうしてどんどん車椅子で出掛けて来てアピールしたほうがいいのよね!」  と私と喋りました。

↓ 披露宴の前にウエィティングバーで、飾ってある新郎新婦のスナップ写真や、新婦のお母様手作りのリングピローなどを見る。  白い額のは姪(新郎の妹)が二人にプレゼントした鏡のウエルカムボード。 新郎の好きなドラえもんの絵柄です。 ネットで注文できるんだって


↓ 披露宴で。


お料理は和洋折衷で、和食にもフォークを出してもらい、ホテル側ですべて一口大にカットしてから出してくれました。
飲み物はウーロン茶を選んで 「氷を入れないでください」とお願いしたら、少し温めて出してくれました。
母は和食の食べられそうなものを選んで食べてました。


運転手さんはホテルの駐車場でずっと待機していてくれました。
いつ気分が悪くなっても対応できるようにストレッチャーも車に積んでいました。  いわゆる患者移送車の感じです。
行き帰り、車に乗せる前にバイタルチェックしてくれます。↓


この日も下痢していたわけですが、ホテルにいるあいだはトイレに行っても何も出ず (緊張していたせいかも)、
用意して行った替えオムツ類や新聞紙、ゴミ袋などは使うことなく、
しかし家に帰ってトイレにいったら物凄いことになってました (どう物凄いかはお察しくださいませ
帰りの車に乗る前に、トイレに行っておこう、と しつこく私とヘルパーさんが言ったのですが、かたくなに拒んだのでおかしいとは思ったんですが・・・

母としてはなんとしても行きたいから相当我慢していたようです。 いや、我慢できるレベルじゃないから物凄いことになったんですが・・ でも車椅子は、無事でした。 厚い黒のストールを敷いて腰を巻くようにしておいたので。


正直言って もう結婚式は無理かな~  写真に映った自分(私)の顔を見てそう思いました。  まるで幽霊のような、やつれ果てた顔してました。

でも母も甥もとても喜んでくれたのが救いでした・・


~こぼれ話~

こんなとこまで来て、またうちのオジーサンやらかしてくれました。
結婚式に付随して親族紹介やりますよね。  順番に自己紹介するんですが このホテルで指定した順番によると新郎の伯父の後、うちのオジーサンの番だったわけですが、

オジーサン緊張して 「えー・・  ワタシは新郎の オジの・・

まわりでみんなが小声で  「祖父 だよ、 ソフ・・」

新郎も 「おじいちゃん・・

え・? ソ・・ オジ・・

新郎がたまらず新婦側の方々に  おじいちゃんです」 と言って
皆さんドッと 場が和やかになりました。


あと母ですが
披露宴で乾杯の音頭を新郎の上司が、 ってところで
シャンパンが注がれ、私が母に 「これはお酒だから飲まないようにね、 ちょっと手で持って 乾杯、ってやればいいからね。」 とグラスを母の左側に置いたら、
母は即座に手に持って 「カンパーイ って 

うわあ  まだだよ~~  あの人(上司の人)が 乾杯って言ってからあ・・

という小コントもありつつ・・
おめでたい席だから皆さん寛容で良かったね~ という感じです。


しかし長時間の外出にはトラベルヘルパーさんは必須ですね。
車椅子を押してくれてるだけでもすごく助かりました。
母もいるのに ほとんど母の相手をせずに他の家族と一緒に喋ったり歩いたりしていられる ってこんなにラクなことだったとは。

ヘルパーさん、場所柄か、きちんとしたパンツスーツにヒールのあるパンプスで、問題なく介助していらしたのにはさすがだな~と感心しました。

体調は悪いなかでしたが無事に行って来れて母は満足、それだけで充分です。
結婚式に行くということで何ヶ月も前から楽しみにして、 そんなに っていうくらい意欲向上につながりましたが、連れていくほうはすごく大変なので、あまりおすすめはできないのが正直な感想です







ノロ~

2012-12-10 22:17:40 | 介護の日常

「ノロとか、 かもしれないけど」 と医者は言いました。 「そうだとしても薬で治るから」

いや、絶対これはノロだ。 普通の下痢じゃない。 もうまる4日、一日中、夜中も、場所を問わず出るんです。
消化の良いものしか食べさせてないのに、まるで消化してない、喉を通ってそのままお尻から出てきてる感じ。
でも医者が言うには 同じ症状の人 たーくさん来てるそうです。 「流行りモノ」 だそう。

もう嫌だ~ こんなヒドイ下痢は初めてです。

でも本人はわりと元気で食欲もある。 「なんでこんなことになったんだか・・・何かバチが当たったんだ」 と泣くので 私もキレる。 「それは私のセリフだよ! 私もちょうど今そう思ったとこだよ。 何のバチが当たってこんな、朝から晩まで夜中も汚物の処理し続けなきゃなんないのよ、ってね」
ヒドイこと言うと思います? でも本当なんですよ。 いわゆるウン・の形状じゃないんです。 吐瀉物がお尻から出てる感じ。 汚い話ですいません。
だから臭いも尋常じゃないんです。
一度処理するとこっちが吐き気を催して食欲なくなります。 ・・でも食べてますけどね

それを何日も続けてやってると・・ もう頭がからっぽになってどうでもよくなって、 なにもかも早く終わってほしい。 眠い・・ 寝てますけどね

そんななか、母がずーっと楽しみにしていた孫の結婚式出席を強行したんですが、(無茶ですね) その話はまた近いうちに。

今日、クリーニング屋さんへ行ったら、排泄物の臭いがするから って受け取ってもらえなかった・・・ 事実なんだけど悲しくて泣きたくなってしまって・・・ もう自分の鼻に臭いがこびりついて臭覚がマヒしてるのかも。

しかし本当にどうしてノロみたいのになったんだか・・ 金曜日にデイから帰って来てからなことは確かなんですが、デイの責任者に聞いても何も心当たりはないとのこと。
ケアマネさんから問いただしてもらおうかしら。

いずれにしても大流行してるみたいですから皆様どうぞ気をつけてくださいね。