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2015年10月まで、右半身麻痺で車いす生活だった母を介護しながら、日々の出来事や思いを書き綴っていました。
在宅介護の様子や心の葛藤をできるだけ隠さず書いたつもりです。 もし参考にしていただける部分があればと思い、古い情報になる日記もそのままにしてありますのでお許しください。
去る11月11日 まだまだ先のことと思っていた父との別れが突然やってきました
病気はあっても ずっと普通に元気でした。
私が肺炎で入院して、家に一人にしてしまった
寂しい思いさせてしまった
その間毎日 母の病院に面会に行ってたようです。
私が退院して久し振りに実家にもどってきて
父と夕食を食べて、父も安心した様子でした。
それが最後の食事になりました。
死因は 『肺癌』となっていましたが、父の最後の一日は壮絶なものでした。
でも最後の最後の瞬間は、 家族は誰も間に合わなかったのですが、
大勢の医者や看護婦さんに囲まれて…
苦しむ暇もなかったのかな というくらい、 父の顔は穏やかで、 今にも起き出しそうで、 微笑んでいるようにさえ見えて、
弔問にきてくれた方々も皆さんそのように言ってくれたのが救いです。
遺影も とってもうれしそうな笑顔の いい写真です
まだいろいろ落ち着かず、しばらくはこちらもお休み状態になるかと思います。
前の記事にコメントもいただいたままで本当にすみません。
ありがとうございます。
いつかきっとお返事書かせてください
母が入院した2日後、不覚にも私も入院してしまいました。
母のほうが先に回復して退院許可が出たのですが、私が入院してしまっていて 家の介護体制がなくなってしまったので、母は病院から直接、特養のショートステイに移ることになりました。
そのいきさつはまたあらためて詳しく書いてみますので今回は私のことを・・
前の記事のなかで、 私も熱を出してた と書きましたが、その熱がこんなことになるとは思わなかったので・・・ こういうこともあるという 何か参考になることがあるかないかわかりませんが詳しく書いておいてみようと、病院にいるあいだにヒマにまかせてチマチマ書いておきました。 入院する前後もブログ書いたりしてたくらいですから大丈夫なんですよ。
発症1日目
午後から急に身体中が悪寒がして熱が出始める。 夜中には38.9度。 インフルエンザか!? と思いながらも
発症2日目
朝になると、平熱に戻る。 風邪のような症状もなし。
昼間は普通に過ごし、夜になってまた38度台の熱。
発症3日目
また朝になると平熱。 普通に過ごしていたら、昼頃、突然、右側のワキというか背中というか胸というか・・あたりに ガーン!! という激痛。
ただ椅子に座っていた時なのに 何か突然 「スジでも切れた!?」 みたいな いてもたってもいられない強い痛み。
この時はこの痛みと熱が関係あると思わなくて、とりあえず市販の痛み止め薬を飲んで少し横になる。
この日は熱は出なかったから普通に過ごす。
発症4日目
この日も熱は出なかった。 測れば37度台くらいあったかもしれないが高熱じゃなければ悪寒もないし、痛みは続いていたけど我慢できる程度。
熱が出なくなったので、もう良くなったと思って医者にも行かず。
発症5日目
この日も痛みは落ち着いていたけど、夕方からまた熱。 夜中にはまた38.9度。
発症6日目
また朝には平熱に戻るが、この日はわりと午後の早い時間から熱と全身の悪寒。
熱が上がると痛みもひどくなってきたので、何かわからないけど医者に行くべきかな?と思って、でもわからないので 「#9119」に電話して 「何科に行くのがいいでしょうか」 と聞いてみる。
応対した年配な感じの男性が、「痛みと熱。 整形外科だね! お住まいの近くで内科と整形外科がある病院を3つ、番号お教えします」 ということで教えてくれた病院、どうしようかな・・と迷いながら もう夕方になってしまったし体がだるかったので、結局行かず。
発症7日目
午前中から熱が上がってきて痛みも続いてたので、前の日に教えてもらった病院ではなく手近にすぐ行ける近所の内科へ行く。
2年前に開業したばかりの若い男性医師。 とても感じがいい。
問診票を見て、痛いのがどのあたりか聞いて、すぐにレントゲンを2枚撮って、しばらくしてまた呼ばれて診察室に入ると、先生が、
「出ちゃいましたよ~~」
はい? 何がです?
「出ちゃったんですよ~~ 肺に白い影が!」
はあ?
先生は画像をみながら、どこがどういうふうに異常なのか、とても丁寧に説明してくれて、「胸膜炎」だからすぐに血液検査とCTをやらなきゃならないので、このまま大きい病院へ行くように、
と すぐに提携先の病院の呼吸器内科へ連絡してくれたので、書いてくれた紹介状を持ってその病院へ行ってみました。
私としては 「胸膜炎」なんて聞いたこともないし自分が呼吸器の病気になるなんてセイテンノヘキレキでしたが、
着くとすぐにいろいろ検査を回って、呼吸器の先生がCT画像を見ながら説明してくれました。
あとあと思って勝手に面白がってたんですが、その呼吸器の先生も若くて、NHKあさイチに出る こさかいしょうたさん(しょうちゃん) みたいでした
しょうちゃんが説明するには、おそらく何かの理由で体の抵抗力が下がっていたところに 何か不意に細菌を吸い込んでしまって肺炎になった、それが発症1日目。
炎症が胸膜まで達すると「胸膜炎」になり強い痛みを伴う、それが発症3日目。
CT画像で見ると痛みがある右の肺の下の方に、しょうちゃn先生いわく 「ベチャッとした」白いものが広がっていました。
重症ではないから通院治療も可能ですが入院して点滴治療してもどちらでもいいです、どうしますか? と言うので、
私はその時は自分としてはかなり動くのがシンドイ状態で、帰っても夫が大変なだけだし、と思って入院させてもらいました。
そのほうが早く復活できるかな? と考えたんですが、結果的には 仕方ないとは言え家族にとても迷惑をかけることになってしまいました。
入院した時の熱は38.7度、血圧は少し高め、咳や痰はほとんどなし。 結局退院するまで痰が出ず、原因の細菌を特定することはできませんでした。
ただ熱と、胸膜炎の痛みが強くて、息を吸い込んだり力が入ったりすると痛いものだそうですがこの時は普通に呼吸しているだけで痛かったです。
そのために呼吸が浅くなって酸素をうまく取り込めないのが続いて、息苦しくなったり息切れしたりすることになるそうです。
でも入院して抗生剤の点滴を続けてロキソニンを飲んで、3日もすればずいぶん良くなりました。
痛みは続いていましたがロキソニンを飲む間隔はだんだん長くなり、熱も出なくなり、息切れはその後何日も続きましたが、それもだんだん良くなりました。
入院7日目、もうずいぶん良くなったし、 退院でしょ!! と しょうちゃんに聞くと、 検査の結果まだ少し炎症が残っているし、それに私の場合、発症から治療を始めるまで一週間も経っていたから、肺に膿瘍が出来て (膿がたまって)いる場合がある。
でも退院したい事情があるなら、CTを撮って膿瘍がなければ退院してもいいですよ、と言ってもらい、
次の朝、CTを撮ったらすぐに先生が見てくれて・・・
意外と肺炎の 「ベチャッとした」白い影がまだハッキリ残っているから、退院はまだしないほうがいい と言われてガックリ。
結局 11日間の入院、(肺炎の治療としては最低10日はかかるものだとか) 昼も夜も2種類の抗生剤を打ち続け、食べては寝るだけのパンダのような生活でした。
退院したのは発症からは17日目でした。
入院する時に先生が、「入院は長くても6日か7日間」 と言ったので それを信じてたのになかなか退院できなくてイライラしたりすると、
なにかにつけて 「もっと早く治療を始めていれば・・」 と言われたので、
やはり おかしいと思ったら 自分で大丈夫と判断せずに早く受診することですね… 人にはそう言えるのに自分で実行するのはできてないものですね。
最近になって、 今は在宅介護をしていないブログ友さんでも、日々一生懸命なあまり無理しすぎて体調を悪くしている人も複数いることを知っていたたまれない気持ちです・・
ねぇ… もう私たち、本当に若くない。 自分をよく見てみようよ…。
何をするにしても元気じゃなきゃ、周りに迷惑かけるもの…
私も、「よほど疲れがたまってたんだね」、と周りから言われましたが、自分としてはそんな感覚ないんですよね、
私の場合、高熱が出ても朝には下がった、というのが何日も続いたので、熱が下がるから大丈夫と思い込んだのですが、じつは熱が高いままよりも、下がってまた上がるのが続くというほうが異常なんだそうですよ。
皆様もどうか! 高熱が出たら、「風邪だから」なんてあなどらないで、なるべく早くお医者さんに行ってみてください。 お願いしますよ~。