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2015年10月まで、右半身麻痺で車いす生活だった母を介護しながら、日々の出来事や思いを書き綴っていました。

在宅介護の様子や心の葛藤をできるだけ隠さず書いたつもりです。 もし参考にしていただける部分があればと思い、古い情報になる日記もそのままにしてありますのでお許しください。



じょくそうでドタバタ

2015-04-16 10:55:28 | 介護の日常

母のショート施設から徒歩1分の土手の桜。 4月6日ごろ。





今年ほど桜が咲いてからの天候不順に悩まされた年はないんじゃないでしょうか。 晴れても冬の寒さだったりしてね・・・

タイトルでわかりますが母の臀部と太ももの付け根にじょくそう(床ずれ)が出来て痛そうなんですが、それ以上にショートの一部の職員が大げさに騒ぎ立てて、母自身が気にしてしまって心理的に可哀想な感じです。
むしろ看護師さんは楽観的でも落ち着いてしっかり手当てしてくれてて、私はなるべくそういう人とだけ話すようにしてます
・・・だってさあ、言っちゃいけないことだけど(って言いながらケアマネやいろんな人に言ってる) あ、言えないというのはもしも今の施設で「もう手に負えません」みたいに言われちゃったらこっちが困るから
・・・でも正直に言えば、家で介護してればじょくそうは出来ないもん。 それは私たち家族がスゴイってことじゃなく、家ではリハビリパンツはかせてるし、トイレで大きいほう排泄させてるから。(尿はバルーンカテーテル)
施設では、毎日24時間、テープ式オムツで、トイレには連れて行かない。 安全のため、だって。 便意を訴えれば車椅子に座ってる時でもわざわざベッドに寝かせてオムツに排泄させる。 毎回そのあとお尻をキレイにしてじょくそうの手当てもする、って言うけど、そもそも寝たままで排泄させたりしてなければじょくそう出来ないってば。

ケアマネさんを通して、トイレに行かせてください、って何度も言ってるんだけどいろんな理由でさせてくれない。 年末年始に足を骨折させたっていうことがあったから、安全のためが最も大きな理由。
それ以外のことではすごくいい施設なんだけど。 母も慣れてるし他の施設に行く気はないし。
去年の秋までのように家で介護していれば起きないような問題が、今はショートの度に問題が起きて新たに通院したりすることになってる。 だんだん体の抵抗力も落ちてるのもありますが。 あんなに太ってるのを気にしてたのに今は食べる量が少なくなって痩せたし。
だからといって在宅介護に戻すのは無理。 ショートを減らすのも無理。 だから文句は言えない・・・ これは施設を利用する人すべてが悩むジレンマなのでしょうね。

経緯はあれこれドタバタいろいろあったんですが、とにかくこれからは在宅時はヘルパーじゃなく訪問看護でじょくそうの手当てをしてもらい、食事以外なるべくエアーマット(新たにレンタルした)を敷いたベッドで横になる、エアーマットを使っても体位変換はしてあげないといけないそうです。
そうなると夜中もきちんとやってくれてる施設というのは非常に有難いわけです。

ところでじょくそうの手当ては、たしか数年前はフィルムを貼って浸出液を閉じ込める?みたいなこと言われた気がするんですが、今は毎日とにかく石鹸の泡でよく洗い流すことが大事なんだとか。 フィルムを使わないわけではないけど、手当ての仕方の常識も変わっていくものだそうです。 へえーですね。

それと、なぜかショートへ行くと体じゅうの“てんぽうそう”のような血が出る水疱がひどくなって、今は耳や顔にも広がったから、飲み薬も増えてしまいました。
家にいた頃は、たまにお腹周辺に出始めるとバンドエイドのLサイズを貼ったりして薬を塗っているうちに治ったりしてたのに、ショートへ行くと(ショートのせいではないけど)ひどくなって水泡すべてに毎日ガーゼを小さく折りたたんだものを絆創膏で止める作業をしてくれてるので、
ショートの持ち物を用意するのに大きいガーゼをハサミで小さく切り分けて2~3センチ四方くらいに折りたたんだものを150枚くらい作る、という作業をセッセと内職のようにするわけです。
これはショートの看護師さんが最初のうちはやってくれてたそうですが、ひどくなってたくさん要るようになって意を決したように 「ご家族がやってくれると非常にたすかりますが・・」 と話があったので今は私がやっています。

訪問看護は今までずっと頼んでいなかったので、新たな事業所と契約から始めなきゃいけなくて、なんと担当者会議もするんだって
母がショートから帰ったと同時に他の関係者4社とケアマネさんも同時に家に来て実際に母の患部を見て話すそうです。 全部ケアマネさんが連絡・調整してくれてるから私は楽なんですけど、そこまでしなくても・・ねぇ

仕事であっても、うちの母は家に人がたくさん来れば来るほど喜ぶのでいいんですけどね





桜は満開

2015-04-05 22:48:38 | 日常よもやま話

母がお世話になっている施設のまわりはは桜の名所で、とっても賑やかになります。 ちょうど昨日からショート行ってるんですがお天気は雨続き。
お彼岸から自宅にいたあいだにお花見できなかったからショートへ行ったら散歩に連れ出してあげようと思っていたのですが雨じゃあね
月に14日間のショートというのは長いようですが、家族にとってはショート以外の在宅の長さがけっこう大変です
はじめのうちは張りきって介護してるんですがだんだん疲れてくると次にショートに行く日を指折り数えながら・・・ ショートに行く日は前の晩からうれしくてうれしくて

なぜかわからないけど今年になって急に自分の体力が衰えてしまいました。 たぶん年のせいですが 毎日ゴハンもおいしいし元気なんだけど、去年は普通にやってたことが今は出来ない。
たとえば去年は母の介護をしながら父の食事の支度もしながら、母の妹たちが来たりすれば食事からお茶菓子まで手作りしてもてなしたりしてたのに・・・今は出来ません。 なんであんなこと出来たんだろう?って不思議なくらいです。
先月お彼岸のときにはぼた餅つくりも姉に手伝ってもらい、料理などはほとんど買って来ました。 なんでか作れないんですよ。
母が在宅のときの食事も、市販の 「やわらか食」 (レトルト)すごくお世話になってます。 飲み込みが困難な人のために今はすごくたくさんの種類の食事が売ってるんですよね。 助かります。
ご飯は炊飯器で超やわらかく炊いて、オカズはメインか副菜どちらかは出来合いのものにしたりしてます。
ショートのあいだは実家の用事もいろいろあるので忙しいですが、母の存在を忘れて(?)いられる日があるというのは本当にありがたいことです。

一方で、2月以降、夫が食事に気をつけているので (以前は持病があるのに野放し状態だった) 夫の食事もほぼ毎日つくっています。
私が実家にいる日のぶんは作り置いて一食分ずつ冷凍しておいたり。
もともと料理は得意じゃないし、今までは面倒でしかたなかったのですが、これが全然苦にならないんですよ。 それも自分で自分が不思議でしかたありません
けっこう楽しんで続けています。




写真ほとんどないですがいつも撮る余裕がないので
左はある日の夕食、揚げだし豆腐と大根おろし、にんじんのきんぴら。
真ん中はある日の朝食。 ホットサラダとバナナスライス。
右は夕食、鮭の塩焼き、大根の煮物、蕪の甘酢漬け、緑のは何だったか・・・ あと友達が炊いて送ってくれたイカナゴ!おいしかったよぉ~~
味噌汁は時間がある時は私の手造り味噌でつくりますが時間がない時はフリーズドライ。 最近はフリーズドライもスゴイんですよねーー

そんなふうであいかわらず毎日忙しくしてますが、とりあえず目が回りそうではなくなったので
これからはまた近況を書いていきたいと思っています。