介護について話しませんか

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2015年10月まで、右半身麻痺で車いす生活だった母を介護しながら、日々の出来事や思いを書き綴っていました。

在宅介護の様子や心の葛藤をできるだけ隠さず書いたつもりです。 もし参考にしていただける部分があればと思い、古い情報になる日記もそのままにしてありますのでお許しください。



お彼岸

2017-03-26 21:09:21 | 日常よもやま話

今回も彼岸の入りから彼岸明けまで7日間、上の姉と二人で毎日留守番しました。 いちおう誰がいつ来るかわからないので。

こんなん用意して待ってました・・・これでも私としてはすごい進歩です。 再び、ぼた餅を作る気力が出てきました。
やっぱり手作りは というか私は自分で作ったのじゃないとアンコが食べれないので





すっかり弱くなった叔父も、「迎えに来てくれるか・・・?」と電話をくれました。 行きますとも行きますとも。 車でほんの2~3分です。 さすがに今回はすぐ帰りましたが。 作っておいたものは全部お持ち帰りしてくれました。

叔父の家のボケの花が見ごろでした。



これはお寺のしだれ桜です。 咲きそろうとアマチュアカメラマンが押し寄せるほどきれいなんですよ。



彼岸明けの前日に叔母二人が来てくれましたが、さすがにもうご馳走はネタ切れ。

今回は、着物の箪笥とは別の押し入れの奥にあった古いケースを叔母たちに見てもらいました。 なんと、母がお嫁入りしたときの花嫁衣裳があったんです。 昭和25年ごろのものですが金糸がふんだんに使われた豪華な刺繍が美しいままでした。
それと、私たち3人の七五三の着物。 最近の若い人が好む成人式の鮮やかな色使いの着物のようで、大正ロマン的でもあり懐かしくもあり、ケースに保存してあったので虫の被害もないんですよ。 昔の正絹のものというのはどこか違います。
いずれ、なにか機会があれば、どこか歴史的なところへ寄贈したいくらいです。
写真撮るの忘れてた・・  保存のために、次に出す時までケースは開けずにおきますね。

そんなことで特に疲れることはしてないんですが 七日間のお彼岸が終わったらドッと疲れが出て
やっぱり年ですね





インターネット解約

2017-03-13 10:53:18 | 日常よもやま話

こちらにはご無沙汰しましたが、おかげさまで変わらずやっております。
もうすぐ春のお彼岸ですね。 このお彼岸は、いつも来てくれる叔父(父の弟)もさすがに80代半ばすぎて体調崩しがちになり、下の姉も来れないし寂しいお彼岸になりそうです。 姉は現在は抗がん剤治療の真っ最中で、本当に大変そうです。 まだまだ長い闘いになるでしょうが、信じ続けるしかありません。


タイトルのインターネットですが
思えばちょうど10年前の2007年春に、実家の地域に光ファイバー回線がやってきて、私もすぐに実家に引いたのでした。 その数か月前から自宅のPCを使ってこのブログを始めていたのですが、実家でも光でサクサクできるようになって嬉しかったのをよく覚えています。 今はソーシャルメディアがたくさんありますが10年前当時はいくつかしかなくて、ブログ全盛期(?)という感じでした。
母の介護はそれより6年前からしていましたが、介護の悩みや葛藤について話す機会はなかったのが、ブログで語るようになって心が開放され癒されていったのは事実でした。
夜、母をベッドに寝かせて一日の介護が一段落してからPCに向かうひと時、母から呼ばれないか気にしながらブログ友さんたちのブログを読んだりコメントを書いたりする時間は幸せでした。 今でも実家のPCがある机に向かうと、当時のように母が私を呼ぶ声やナースコールのピンポンが聞こえるような気がします。 「気がします」と書きましたが、実を言うと本当に聞こえるんですよ。 あ、べつに全然“怖い話”とは違って、長年ずっとそういう時間を過ごしてきたから、耳に付いたままなんだと思います。 実際にはきっと外の風とか道路の音が混ざって、本当に母の声に聞こえるんです。 不思議ですね。
介護生活の後に残っているのは、声が染み付いた自分の耳と、力仕事で蓄えられた筋肉。 腕や肩の周りなんかスポーツ選手みたいにムキムキですよ なんの役にも立ちませんが。

話がそれましたが、インターネットは使うことが少なくなったので、毎月の通信料がもったいないから解約しました。
インターネットは電話回線なので、電気やガスなどと違って電話加入権というのが昔からあるんですよね。 それが父の名義のままになっていたので、まずその加入権の承継というのをしなければなりません。 久しぶりにまた相続手続きみたいなことをやってからインターネットだけ解約、プロバイダも別の手続きが必要でかなり面倒だったのですが、最後にNTTの人がモデム回収の工事に来て終わったとき、 なんだか10年前からのその時間を思い出して感慨深いものがありました。 工事そのものはほんの数分で終わって、「どうも~」なんて工事の人が10年前のルーターを持ってすぐ行ってしまったのですが、それがあっけなくて拍子抜けしたというのもあって、可笑しくさえありました。

こんなことでいちいち感傷にふけってたら、いつまでたっても実家が片付きませんよね。

念のために・・このブログは自宅のほうのPCで普通にできるのでこのまま、まだ、しつこく、気まぐれに、続けているつもりです。