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2015年10月まで、右半身麻痺で車いす生活だった母を介護しながら、日々の出来事や思いを書き綴っていました。
在宅介護の様子や心の葛藤をできるだけ隠さず書いたつもりです。 もし参考にしていただける部分があればと思い、古い情報になる日記もそのままにしてありますのでお許しください。
今日はサービス担当者会議でした。 前回は3月でした。
半年に一度と決まっているので、 本来なら次回は9月なんですが、 入院したので、退院したらサービス計画を立て直さなければならないそうです。
計画と言っても、退院後の今はデイサービスを止めているので、福祉用具のレンタルだけしか使っていないわけですが、 ケアマネさんとレンタル会社の担当者が来て担当者会議です。
計画には3ヶ月の短期目標と、6ヶ月の長期目標があって、それぞれそれらしい目標を定めて計画書を作成し、各サービス担当者に知らせたり市役所に届ける必要があるのですから、これをしないと介護保険サービスを使うことはできないわけで、 その手続きをしてくれるケアマネさんには感謝とともに喜んで協力します。
先週ケアマネさんが訪問してくれた時に、「福祉用具を借りる目的は何にしましょうか?」 と真面目に聞かれて、
は? 目的と言っても・・・ うーん 安全に?寝起きするため?
「起き上がりや車椅子の移乗を安全に行うため にしましょうか。」
うん。 それでいいです~
って感じ。
ケアマネさんは、この程度の話ですばらしい計画書を作成してきてくださって、
母がまだ体調が悪くて来客を好まないことをよく理解してくれていて、パッパと会議を進行し、申し合わせたようにレンタル会社の担当者さんも、サッサと話を終わらせてくれました。
でもカタログを持っているようだったので、私からの話として
ベッドで寝ている時間が長いので、エアーマットを使ったほうがいいか
相談してみました。
担当者さんはとても親身に答えてくれて、 エアーマットは、万が一 床ずれが出来てしまってから使い始めても大丈夫ということでした。
レンタル会社は3ヶ月に1度、訪問と点検を会社で義務付けていて、先月に点検に来てくれたばかりなので、簡単に点検してすぐに帰ってくれました。
デイの担当者も入っての会議となると小一時間かかるところですが、今日はほんの10分くらい。 感謝です。
サービス計画の手続きを簡便にする方法として、ちょっとした方策をケアマネさんが話してくれたのですが、 「ここだけの話ということで・・・」 と言われたので、書けないのが残念です。 あ、決して違法なやり方ではないです。
今回はとくに、手早く済ませてもらえることが家族のニーズだったので、ありがたいのです。
ちなみに今回の短期目標は、
食事を車椅子で行う
ベッド・車椅子間の移乗、外出が介助で出来る。
外に出て気分転換ができる。
↓
(これらのために、車椅子・ベッド付属品・スロープの貸与が必要だということ)
長期目標は、
寝たきりにならないように、日中車椅子で過ごせる時間が長くなる。
体調が安定し、デイサービスに通えるようになる。
(この目標は、何ヶ月、何年かかってもいい目標なんですよ とケアマネさんが母に言ってくれたので、安心しました。)
これでまた当分のあいだはゆっくり静養できるでしょう~
退院してから2週間たったし、今日からマッサージさんの予定を入れておいたのですが、
朝 母に言うと 「まだ・・・ イヤ・・・」
もう~~~
じゃあ仕方ない
すぐにマッサージさんの携帯に電話して平謝り。 おもいきって今月いっぱい休みにしてもらいました。
こういう電話をするのって・・・ 母のことで頭を下げたり・・・ ストレス溜まる電話です。
でも具合わるそうに寝ている母に文句は言えず
明日はお盆なので、仏壇に供える団子を作り、 お昼は母とお団子を食べました。
父はお寺へ行っていないし、テレビを消して、母と静かにお喋りしました。
母は今回 自分の体にどんなことが起きたのか、記憶があいまいになっていますが、他のことは、これまでにないくらい今は頭がクリアーで、おかしな事もまったく言いません。
良くなったから退院できたけど、体調がすぐれないこと、
また風邪を引いたら咳がひどくなって、入院することになるんじゃないか、
そして、こんど入院したら、もう帰って来れないんじゃないか・・・
という不安。
軽い肺炎から熱が出て嘔吐して、てんかん発作で意識がなくなったこと、その後のこと・・・ 順を追って話して
自然に延命治療のことにまで及び、
母は、
人工呼吸器も、胃ろうも (母はこれらを正しく理解しています) 何もしないで欲しい。 あたしがそうなったときには、家族の口からかならずそう言ってね
と言いました。
(胃ろう手術をしない選択って、できるんだろうか?)
私も穏やかに母の話を聞くことができて、
こんな時、なんて自分は幸運な人間なんだろう と思うのです。
母と話ができる幸せ
自分の親を介護できる幸せ
また、その環境をつくってくれている家族たちがいること・・・
時々ストレスが溜まって爆発するのも、まちがいなく私自身。
ちょうど今もベッドで何度もピンポンを押すので、 「なんなのよ~~~!」 と怒ってきたところ。
カンペキ、二重人格だわ
momijiさんが教えてくれた金沢の郷土料理 “べろべろ”。
初めて作ったので、卵がきれいなマーブル模様にならなかったけど、美味しくて食べやすくて高齢者にも最適。
味付けや具を変えて応用ができそうです。 なにしろ簡単なのがうれしい。
何から書いたらいいか・・・
6月9日に入院して、退院したのは30日。 それからさらに10日が過ぎました。
母は、入院前とは違う人のようです。
身体から肉が落ちて、(といってもまだ普通より太めですが) (少し軽くなったのは有り難いですが) 食事の時以外はほとんどベッドで寝ています。 やっと少しテレビを見るようになりました。 退院した頃は何も見ようとしませんでした。
入院中は睡眠導入剤が出されなかったので、慢性的な寝不足で目の回りにクマが出来ていつもショボショボしていました。 退院してからは少しずつ薬を飲んでいるので、今は22時~23時に寝付いて2時~3時まで眠ります。 そこで目覚めたところでオムツ交換して、あとは朝までウトウト・・・ 2時間毎くらいにオムツ交換しています。
着替えの介助や車椅子への移乗の介助は、なんとかできています。 姉が週に2度来てくれていますが、その時にまとめて買い出しや用事も済ませるので、かえって忙しくバタバタ過ぎてしまいます。
デイサービスがあれば時間の余裕ができるのですが、 今の母は、とてもデイサービスなんか行けるような状態ではない感じです。
医学的には良くなったから退院できたのですが、体調としてはまだ入院中とあまり変わらないようです。 微熱が出たり、目が回ったり、・・・食事の量は入院前の60~70%くらいです。
でも、昨日あたりからやっと、食べたいものを言ってくれるようになりました。
お菓子も初めて食べました。
去年の夏に尿路感染症で入院した後のときは、これほどではなかったと思います。
やはり今回は入院中に一時意識不明になったことが、かなり尾を引いているような気がします。
ゆっくりゆっくりでも、なんとか入院前の状態まで回復してくれるといいんですが。
ケアマネさんに、デイサービスへの復帰は見通しが立たないと言うと、
それなら“お休み”ということで何ヶ月でもそのままで大丈夫ということでした。 とくに契約解除などの手続きをしなくても、利用がなければサービス計画の見直しにデイの担当者が参加することもないし、 もしまたデイに行きたくなったときには、電話1本ですぐに利用できるそうです。 ケアマネさんはデイの人なんですが、介護保険は福祉用具のレンタルだけでも担当を続けてくれるそうです。
希望すれば、ヘルパー派遣や訪問入浴なども別の業者を探してくれると言ってくれました。
明日はケアマネさんが来てくれることになっているのですが、母が会って話をしてくれるかどうか・・・ まだ退院してから1歩も外へ出ていないし、家族以外だれとも話をしていなくて、だれとも会いたくないと言うので。
ちょっと憂鬱です。
↓手作りゼリーは酸味があって食べにくい とダメ出しが出たので、頂き物の美味しそうなゼリーを一つずつ食べてます。
↓インゲンの白和えと、マッシュポテトの甘いのん
↓ニンジンのリクエストが出たので、筑前煮の肉なし。 厚揚げ入り。
はやく元気になあ~れ
退院する前から想像してた通り、 毎日バタバタと あっという間に過ぎていきます。
今のところ母は、家にいてもまだ病院にいた時と同じような生活。
3週間の入院生活が、すっかり母の身体に染みついてしまったので、タイムスケジュールなどもほとんど同じにしています。
食事は、母がまだ肉や魚を食べる気がしないと言うので、豆腐を頻繁に食べるようにしています。 冷や奴はもちろん、煮物に入れたり、キュウリを薄切りにして柔らかくしたものとか、蒸しナスを裂いたものを白和えにしたり、生湯葉を買ってきたり・・・ 他に何かある~~~~?
今の時季は父が畑でキュウリ、ナス、インゲン、ピーマンをたくさん取ってくるので、毎日そんなものばかり食卓に上ります。
主食はオカユ、そうめんなど。
まだあまり食欲がないので、その時その時で食べられそうなものを少しずつ調理している、という感じです。
写真を撮っておけばいいんですが、なんだかまだその余裕がありません
それから、入院中からの習慣で毎日 ゼリーを食べています。 ローカロリーで美味しいのを探していますが、今はゼライスとジュースで作っています。
病院の食事で出る、1個10~15kcalのゼリーは 介護食品としてネットでも通販でも買えますが、手作りなら経済的だし、私も一緒に食べられるし。
入院中からの習慣で、介護者に有り難いことが一つ。 食事用エプロンを嫌がらずにしてくれるようになりました。 助かります
食事の制限は特にありません。 塩分を控えることくらいです。
入院中は、いつも飲んでいた血圧を下げる薬3種類が一つも出されませんでした。
退院処方で2週間分出された薬も、 今までとは全然違うものばかり。
利尿剤(ラシックス) も処方されました。 これは血圧を下げる働きもあるようです。
ホクナリンテープも毎日貼り替えます。 胸などに貼る薬です。 気管支拡張剤(?)です。
退院後主治医受診は17日です。
とりあえずそれまで血圧が上がらないように、がんばりましょう~