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2015年10月まで、右半身麻痺で車いす生活だった母を介護しながら、日々の出来事や思いを書き綴っていました。

在宅介護の様子や心の葛藤をできるだけ隠さず書いたつもりです。 もし参考にしていただける部分があればと思い、古い情報になる日記もそのままにしてありますのでお許しください。



傾聴講習  実習・最終回

2018-07-23 10:30:39 | Weblog

「実習」は区内の特養へ行って来ました。 詳しいことを書いてはいけないんですが、今回は体験ということで特養のスタッフも配慮してくれたこともあり、無事に貴重な体験をさせてもらいました。
体験とは言え、思い描いていた場面とはかなり違うこともありましたが、実際には往々にして「想定外」な場面に臨機応変で適応する必要があるのだと知ることもできました。
でも特養という所の中の居住空間の雰囲気を、かつての自分の経験からよくわかっていたことは大きなプラスになっていると思います。 割合すんなりと入所者の方々の近くに入って行けたと思います。

         


そして講座の最終日。実習の報告です。 30人ほどが数カ所の施設に、日時も別に行ったので、まず同じ施設に行った人同士でグループ報告会。 そのあと全体で報告会。
どこも特養か有料ホームですが、施設によってだいぶ違いもあったようで面白いです。 「傾聴ボランティア」というものに必ずしも定義はないのでしょうが、 たとえば、ベッドに寝たきりの生活で話し相手が欲しくてたまらない方の話を聞けて、たいそう喜んでいただけた、という体験談もあれば、入所者5~6人のグループに1人入って全員とくまなく話をするのに苦心した、というのもありました。
他にも困ったこと、迷ったことを一つずつ講師のアドバイスで解決していき、
とにかく私達はまだ未熟者。 講義を受けて一度実習に行ったくらいで「傾聴できます」なんて思うな。 これからも教わった心構えを決して忘れずに経験を積んでいくのみ。 ということでした。
最後に、先生が昔、不用意に口から出た一言のせいで1人の人の命に関わる事態になった経験を話され、皆 気を引き締めて講座は終了しました。
1人1人が今後どうするかはそれぞれに委ねられました。 私はとりあえずボランティアセンターに登録することにしました。
傾聴に限定せず、むしろそれ以外で何か出来るお手伝いがあればいいと願っています。
考えてみれば昔から実家の隣のオバチャンの手伝いをしてるのもまさにボランティア(?)だし、そういう周囲のお年寄りの話を辛抱強く(笑)聞く場合にも今回の講座が非常に役立っています。

とにかくこの猛暑がどうにかならないと・・ねぇ まず自分がバテてしまっては何もできません。
実家に行っても畑には30分以上いないようにしてます。
どうぞ皆様も、まず自分の命を守るようにしてくださいますように。

今後は、少しずつ経験を積むうえで、たとえば認知症の方との対応の仕方など、自分の経験から学んだことなどをこちらでお話しできるようになれればいいなあ。。と思っています。









傾聴講習第2回

2018-07-08 11:37:05 | Weblog

講習第2回、今回も前半は講義、後半はロールプレイ。
今回もまず2人1組になって、5分間ずつ話す人と聞く人の役をし合います。
話す人は思いつくままとりとめなく話し、聞く人は相手が気持ちよく話せるような反応の仕方や、いちばん言いたいことは何かなど考えながら聴く。
やはり若い人はすごいなあと思いました。 頭の回転は速いし、ハキハキと自分の意見を言えるし。 自分も三十代くらいの頃は今より少しはマシだったのかなあ? いや頭が鈍いのは生まれつきか?と悩んじゃいます。
私なんかどうしても相手の話の中でも自分が興味を引かれた部分ばかり気になって、相手がいちばん言いたかったこと、真意は?としばらく考えないといけません。
そのあと2人×2人の4人グループになって発表し合います。

ところで、前半の講義の中で先生が受講者からの質問に答えるなかで、初対面の相手との話題を探す場合に、と 「きどにたてかけし衣食住」というのを紹介していました。 コミュニケーション法の基礎だそうです。そういえばテレビか何かで聞いたことがあるような気がします。
き・・・気候(天気の話)
ど・・・道楽(趣味、楽しみの話)
に・・・ニュース
た・・・旅
て・・・テレビ
か・・・家族
け・・・健康
し・・・仕事




これだけあれば相手によって一つくらいは話せることがあるでしょう、ということでした。
実際には高齢でしかも認知症の方が多いなかではそううまくいかないらしいです。
お話ししてくださったとしても、つらい話のほうが多いそうです。 そのために、つらい悲しい気持ちへの相づちや自分の気持ちを表すボキャブラリーを多くしておく必要があるということでした。 また、相手の言葉が途切れた時には先回りして喋ったりせず、待つことが大切、ということです。
・・・ぁ~~そのへんをもっと教えてほしいんだけど~~

さあ、いよいよ来週は実習!施設体験です。 実際に老人ホームなどの介護施設へ行って入所者の方とお話しさせてもらうのです。 もちろんあちら側のご都合をきちんとボランティアセンターの人がセッティングしてくれます。
ぁ~~緊張Max、滝汗です 相手の方に失礼にならないようにちゃんと出来るんでしょうか・・・


行って来たらこちらでまたご報告したいと思っていますが、ちょうどそのあと実家のほうがお盆になってしまうので、ブログを書くのは少し後になってしまいそうです。

・・・報道される大雨の状況に呆然とするばかり・・・こちらでは今のところあまり降っていなくて、うまくいかないですね。 もう要らない所では降らないで!と叫びたくなりますね・・













傾聴講習第1回(全4回)

2018-07-01 11:32:34 | Weblog

傾聴ボランティア という、介護施設に入所している人などの話し相手になる活動があることはずっと前から知っていましたが、やっと講座を受講することにしました。 
区のボランティアセンターが年に一度、講師を招いて行うのも広報誌を見て知っていたので、申し込み開始すぐに電話して良かったようです。関心が高いようで30~40人の受講生が集まっていました。ケーブルテレビの取材も来ていました。 シニア世代が多く受講するかと思いきや、意外と若い世代の人が多いことに驚き、同時に嬉しいような気持ち。ボランティアが若い世代に浸透しているのですね。

「話し相手」と言うのと違い、「傾聴」とは、相手に寄り添い、気持ちを想像しながら話を「聴く」こと。問題解決を目指すものではなく、話すことで前向きな気持ちになってもらえるような聴き方・・・こう書いてるだけで難しそうです。
でも、相手が話しやすい聴き方というのを学びたいと、介護していた頃からずっと思っていました。
介護中は、本当にたくさんの人たちに助けてもらいました。 有難くて、有難くて、いつか恩返しになることができないか、介護に携わる人のお手伝いになるようなことができたら・・と願って、 まずは第一歩として

・・・・しかし!!
言うは易し・・です!! 
講座の第一日目は、前半1時間が講義。 後半1時間はロールプレイ。 2人1組になって3分間で自己紹介し合い、皆の前で1分間で相手の紹介をします。 これが意外と難しい! 人と話すことは大好きですが、初対面の人と会話し、大勢の人の前で発表(?)する、ものすごく緊張して、立ち上がった瞬間に頭が真っ白です こういう講座に参加している人たちですから、話しやすいはずなのにです。 でも私と話した方も同じように不安な気持ちを話してくれたので、少しはお互いリラックスできました。 いやはや先が思いやられます。

「話した内容は一切口外しない」というのも傾聴の大切なルールの一つ。と教わったので詳しい内容は書けないんですが、講座の感想など、また報告できたらと思います。