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2015年10月まで、右半身麻痺で車いす生活だった母を介護しながら、日々の出来事や思いを書き綴っていました。
在宅介護の様子や心の葛藤をできるだけ隠さず書いたつもりです。 もし参考にしていただける部分があればと思い、古い情報になる日記もそのままにしてありますのでお許しください。
今週いっぱいで、入院1か月。 急性期病院だからそろそろ限界?
今日、先生と担当看護師さんとお話しする機会があり、週末か来週に特養K苑へ戻ることになりそうです。
↓ 前回書いたことなど今の家族の気持ちをあますことなく先生に伝えました。
母の容態としては入院当初より落ち着いてはいるけれど、それはもう治療できないものだから。
今は昼間も夜もほとんど眠っています。 食事のときだけ無理に起こしてなんとか食べさせてる、という感じ。 眠っている時間は日に日に長くなっている気がします。
昏睡状態になったんじゃないかって看護師さんが慌てることもしばしばあり。
特養に戻っても、またすぐ食べなくなるんじゃないかと思います。 感染もすぐに起こりそう・・・ それでももう受診することは出来ないんですよね・・・ とつぶやいたら先生が、
そんなことないよ、決して片道切符と思っちゃだめだよ、治療できる状態じゃないとしても、また何度でも連れて来ていいんだよ
って ・・うれしかったから太字にしちゃいました。
もうどこにいても、急に悪くなることがあるのは同じ。 でも、特養には悪いけどやっぱり先生に診てもらえるかもらえないかで大違い。
傍にいられる貴重で幸せな時間を明日からも大切にします。
病院は数々あれど・・・ 移動させることによる母への負担を最小限にするために、今いる病院から車で10分以内で、受け入れ可能と思われる病院を2ヶ所、姉妹3人で見学に行ってきました。
おととい行ったA病院、 田舎な市ながらその中心部の、商業地と住宅地の混在する所にある中規模な病院。 すべて4人部屋の療養病床。 大きなデイケアも併設されていてリハビリに力が入ってる感じ。 看護師より療法士(OT・PT・ST)のほうが多い。 院内そこらじゅうに看護師やワーカーが動いていて、にこやかに挨拶してくれる。 案内してくれた事務の人もとても丁寧で感じがいい。
昨日行ったB病院、 山を切り崩して造った感じの大きい病院。 山だけど周りは住宅地で寂しい感じはない。 広々としていて豪華なホテルみたい。 療養病床はやはりすべて4人部屋だけどスペースが広い。 ベッドとベッドのあいだに収納家具が置かれていて、プライバシーはしっかり保たれている。 全体に静か~な感じ。 案内の人は忙しそうで事務的な感じ。
療養病床といっても、医療保険の病床と、介護保険が使える「介護療養病床」と2種類あるんだそうですね。 これは病院の人じゃなく特養の人が教えてくれました。 でも数年のうちに介護療養病床は廃止されるとか。
介護保険を使ったほうがいい人、つまり医療を使って回復する見込みがない人、つまり母のような人・・・ は介護保険で特養で・・という国の方針らしいです。
でも実際、ひとつの療養型病院の中でも患者を区分けしていて、医療で回復を目指せる人には治療をする、 回復が望めない人には積極的な治療はしない。
つまり、病院と名のつくところへ行っても、急変があった場合に延命になる処置はしないのが普通なんだそうです・・ これはどの病院でも同じこと。 と、ある病院関係者の人から聞きました。
それなら特養のほうがずっといいですよね。
でも、もしも痛み苦しみがあったり、食べられなくなったときに、病院なら点滴を試みる。
特養は、点滴は無理。
病院でも、療養型では毎日の介助はワーカーさんがしてくれる。 だから、医師と看護師が24時間常駐しているだけの介護施設 と考えていいみたいです。
ちなみに、必要な料金も、療養型の場合は特養とほとんど同じくらいです。 1ヶ月15万から25万くらい。
それなら、個室で馴れた人たちに囲まれた特養のほうがずっといいか・・・いいよね。
家族の面会もしやすいし。
病院で、医者がいるから安心とは言っても、母にとってみたら知らない人ばかりの知らない所へ連れて来られて、またイチからあれこれ検診されたら、絶対イヤだよね・・・寂しいよね・・
・・・って、ほとんど特養に戻る気持ちになっちゃってますが、 まだ公式には「悩みちゅう。」です。
だって、戻るって言っちゃったらもう数日中に移動させられそうだから。
せっかく母が食欲出てきて、いい感じなのに、移動でダメージ与えたくないから。 体はかなり弱ったままだから。
今の病院にいる限りは、いつも看護師さんがたくさんいて看護師さんならではのケアをしてもらえているから。
できればギリギリ1ヶ月になるまで粘って(?)置いてもらおうと思っています。
ここ2~3日、母は調子いいです
医学的に見たら変化ないのでしょうが、
顔色が良くなったように見えるし、意識もシッカリしてて話もするし、
ムセやすくて危険ではあるけど食べる意欲があります。
先生は、「全体として見たら3割くらいしか食べてない」と言ってましたが、今は5割くらい食べてるように見えます。
ということは1日600~700kcalくらい摂れてるのかも
体全体むくんで、というか水が溜まってしまってるんですが、それもなんだかわずかながら良くなったように見えなくもないような・・・
でも医療的処置ができない状態なのは変わってないから、
早くどこへ移るのか決めてほしい雰囲気がありあり。
どこへ行くにしても、最後の移動になるのでしょう。
だけど、今の母ならまだ“看取り”って感じじゃなくなってきたよ
私たち素人にはそう見えるだけなのか?
まだまだ大丈夫だとして、それなら特養でまたのんびり暮らすのがいいのか?
それとも病院で治療の可能性を期待するのがいいのか?
わからない・・・
ともかく、いくつか良さそうな病院を見学に歩いている毎日です。
同じ療養型といっても、病院によって違いがあるんですね。
調子がいいといっても、移動したり初めての場所へ行くことは母にはかなりの負担になるのは確か。 もしかしたら命取りになってしまうかも・・
そう考えると特養に戻るのが最善なのか・・?
期限なしで今の病院に置いてくれたらいちばんいいのに。
急性期病院だから早く出なきゃいけないそうです。
明日も病院見学に行きます。
K先生はすごくいい先生ですが、もう医療的な処置は出来ない状態 ということです。
点滴を刺すのが難しくなって、今は採血も出来なくなっています。 実際に母を見れば、もう誰が見てもわかる感じ。
嚥下も悪くなっているので、本当は食べさせたら危険なくらいだけれども、少しずつ口から食べるしか・・
この先、どこで看取るのか考えるようにと話がありました。
療養型病院へ行くか、特養へ戻るか。
特養に入る前は、いつか看取るなら自宅で、と思ったけど、今の母は無理です。
特養K苑の、看取り体制は完璧。 ここなら安心して頼めます。 家族も24時間いつ出入りしても一緒に寝泊りもできるし、スタッフも母も私たちももうよく知ってる人ばかりだし、たぶん他のどこの病院よりも近いし。
でも、、どこか病院ならば、もし母が痛かったり苦しかったりすることがあった時に何か、まだ何かしらしてもらえることがあるんじゃないか?
という希望をあきらめることができなくて。
K苑の人たちは、家族のそうした気持ちは自然なことだしすごく理解できる、よく考えて話し合って、決めてください、どちらにしても精一杯、24時間いつでもサポートする、と言ってくれています
ただ、お母様自身が、どうしたら苦痛がなく過ごしてもらえるか、を最初に考えてください、と。
K苑の人はそれこそたくさんの人を見送ってきた経験から、母のような場合には苦痛というのはないんだそうです。
家族の気持ちから、それでも何かしてほしいと無理に体に管を増やすことが、かえって苦痛になったり致命的になることもあり得る、というのはK先生が言いました。
でも他の病院なら?
もう苦痛はないと言われても、もしも苦しそうにしてたら、家族としてそれを見ていることができるかどうか・・
療養型の病院でのケアがどういうものになるのか、いまのところ知識がないですが
家族で、それからできるだけたくさんの人と相談して、話を聞いたりして、決めたいと思います。
とても重くて、つらくて、息をすることも忘れてしまいます
でも母はまだ生きています。 頑張っています。
調子が良さそうな日には、食べようという意欲が見られたり、話もできます。
でも次の日には眠ってばかりで呼びかけてももうろうとしていたり。
父のように突然というのもつらかったけど、
こうして覚悟していく過程というのもつらいですね・・・
泣き言ばかりですみません
書くことで、すこしは気持ちが落ち着いてきます。
誰かに読んでもらえるだけでうれしいです
ありがとうございます。
どうやら母は最初の危機は脱したみたいです。 昨日、先生が「だいぶ落ち着いたようだね」と言ってくれました。
心臓が弱ってるのは変わりませんが、感染の炎症の値は良くなってきてるんじゃないかな、ということです。
たいへんお騒がせしてすみませんでした。
医者というのは最初に最悪のことを言うものだってことは知ってたはずですが、
他の人のときにはそう言えるのに、自分のときになると駄目なもんですね。
特養に入所して1か月ちょっと。
今回のことでしみじみとわかったこと。
病院に連れてきてみれば母はこんな様子ですが、
特養にいたら、もっと“緊急事態”にならないと病院へ連れて行く対象ではない・・・みたいです。
今回の経過を少し詳しくお話しすると、
2週間くらい前から食欲が落ちて、水分摂取も減ったからオシッコも濃く少なくなったから点滴。
数日に一度くらい嘔吐があるがバイタルに大きな変化はなし。 食事も5割くらいは食べれている。
でも元気がなくなってきてる感じがしていて、 事務方のほうから「元気がないのが心配ですね。 この時点でももしご家族の意向があれば受診に連れて行けますがどうしますか?」と言われました。
でもその感じが、“大丈夫でしょうけど、念のために”みたいなニュアンスでした。
特養に入所すると、今までそういう家族がしていた判断は特養側がすることになります。
K苑の主治医は週1回、近くの療養病院から往診に来て、母みたいな例の場合それ以外の日はK苑のナースが電話などで指示を仰いで点滴とかすることになります。
血液検査や尿の検査は基本的には出来ないわけです。
それで先週の金曜日、午前10時半ごろ私に相談員から電話が来て、「今朝また嘔吐されて一時的に体温が下がったんですが、点滴したら今は落ち着いたので大丈夫ですよ。 いえいえ、次の水曜日に往診が来ますからそれまで様子見で大丈夫ですよ。 でもご心配なようですから、午後また様子をお知らせしますね。」
と言われたんですが私は心配になったので姉たちにメールや電話で相談したら、そりゃやっぱり受診させたいよね。ということになって、K苑へ行ってみました。
そしたらちょうどベッドで介護士さんが一生懸命お世話してくれていて、でも母は元気がなくて、薬を飲ませてくれようとしているのに嘔吐したりしていて、
ナースさんが来て「ムスメさんだけ、ちょっといいですか?」 と別室で朝の出来事を話してくれました。
ナースさんの話によると、朝食のときに嘔吐して、急激に体温、血圧が下がってしまった。
K苑の往診医に指示を仰いだら、点滴するように言われたが
ずっとあちこちに点滴していたし母の場合、刺せる場所がなくなっていた。 ナースさん的には緊急事態だったので、普通は刺してはいけない場所に刺して点滴したら体温、血圧とも落ち着いたので、様子見でよい、ということになってしまった。
「でも!ワタシは、入院したほうがいい、と思うんです。 ここにいたら、緊急事態(意識がなくなるとか)になるまで、水分を点滴するしか出来ないんです。 それじゃあどんどん体が弱ってしまいます。 入院すればそうなる前に栄養を入れたり血液検査をして原因を調べたりできます。
でも・・・入院すれば長くなって、退院できたとしてももう特養には帰れないかもしれません。(療養病院で暮らすことになるということ) だからすぐにご家族でよく話し合ったほうがいいです」
つまり、K苑の往診医の病院は、いわゆる本当の療養病院であって、具合が悪くて受診するような病院ではない。
家族の意向なら他の病院へ受診させることができる。
ということみたいです。
それですぐに、以前行ってた病院へ受診させてもらうことになったのです。
もちろんK苑の車で、ナースが付き添って、
入院すると身の回りの世話はまた家族がすることになるんですが、あくまでも母はもうK苑の人なので、医師の説明を受ける時とか退院後のことの相談とかはK苑の人と家族が一緒に、ということになります。
入所したということはそういうことになると知ってたつもりですが、“終の棲家”として考えなければいけないということでしょうか。
K苑は、いわゆる看取り介護も充実した体制をとっているということですが、K苑側から見れば母の場合はそっちの体制に移行する対象なように感じました。 年齢も90では普通そうなるでしょうけど、家族としてはやはりなかなかすぐには受け入れられないような・・・まだまだ治療してもらえば元気になるんじゃないかとしか思えなくて。
でも“自然の摂理”として衰えを受け入れるなら、母は自然に食事が入らなくなってきたのかもしれないし、治療を試みて苦しい思いが長くなるなら、「自然に」、特養の人いわく「木が枯れていくように」穏やかにそれを見守るほうがいいのかもしれません。
治療してほしい、また元気になってほしい、というのも、子供としてのエゴなのか・・
とにかく入院させた以上、この先難しい判断を迫られることもあるのでしょうね。
とりあえず今日は大雨! 災害警戒情報が出ているので病院へ行くのはお休みします。
台風・大雨の被害が出ませんように
今日、少し良くなったみたいな気がします
実を言うと、昨日はとてもとても絶望的な気分で・・
やはり心臓がかなり弱ってるみたいで、昨日はもう見た目、生きてる人には見えなくて。
こんなことじゃいけないけど、つらくて目をそらせてしまったり・・・
でも! 今日は再び少し血が通ってきたみたいな感じ!
昨日と違いました!
まだまだですけど、一時的かもしれないけど、回復の兆しが見えました。
もううれしくてうれしくて
看護婦さんも、「ご家族が傍にいるのといないのじゃ全然違って見える! 聞き慣れた声を耳元で聞かせるだけでも安心感が表情に出てくるんですよ!」 って言ってました。
明日もあさっても、
がんばりましょう
入院・・・しちゃいました・・・
前回書いたように食欲が落ちて、この2週間ほど栄養と水分が想像以上に少なくなっていたようで、体力がますます落ちて、
食べようとしても嘔吐してしまうようになって・・
話しかけると案外元気に答えるので、あまり深刻に考える人はいなかったんですね。 私たち家族も。。 すごく心配ではあったけれど。
入所した以上、手当てや受診するかの判断は特養に委ねられているんですね。
でも今日、嘔吐で薬さえ受け付けなくなってしまっているのを見て、
家族の意向で今日じゅうに受診させます!ってハッキリ言って、病院へ連れていきました。
入所する前にずっと見てもらっていた病院の内科のK先生が、入所するとき私たちに 「主治医じゃなくなっても、いつでもここへ連れてきていいからね。 救急でもなんでも、《Kがいつでも連れて来ていい、と言ってるから、》 って言っていいからね!」 って送り出してくれて、心強かったんです。
だから今日も、本当は施設のナースから受診の申し込みをするはずなんでしょうが、あえて私から病院へ電話させてもらいました。
救急外来の忙しそうな看護師さんにK先生の言葉を伝えると、急に態度が変わって、それならすぐ連れて来ていいですよ、なんて言ってもらえて、今日も嬉しかった・・・
特養の人たちもすぐにストレッチャーを用意して急いで車を出してくれて、
病院に着いたらもうK先生が待っててくれてスグに救急の部屋で診察してくれて、・・・即入院。
ひととおり検査して・・・
先生もびっくりするくらい全身が悪くなってる、って・・・
白血球もすごく多い、血小板も少ない、心臓も弱ってる、点滴も入らないかもしれない、
今も、いつ病院から呼び出しの電話が鳴るんじゃないかってビクビクしてます・・・ あーいやだ、いやだ・・・
とにかく、やってもらえることがあるなら何でもやってください。 1分でも1秒でも長く生きていてほしいんです・・・ って言ってきたから、何かあっても、何かしてもらえますよね・・・
大丈夫ですよね・・・ もうあんな思いはいやです。 父のことからまだ1年も経ってないのに。
母の生命力を信じてますが、いろんな思いが交錯して、今回のことでもすでにいろんな後悔が・・・ もっと早く無理やりにでも受診させればよかった。
こんな落ち込んだブログですみません。 気持ちがザワザワしてて落ち着かなくて。
きっと大丈夫だよ!って誰かに言ってほしいんでしょうね、私。
明日はきっと、明るい報告できますように。