抱える不安は同じ

無事に月に一度の介護者のつどいが復活しました。

大きい会議室に10人だけ、検温、手の消毒、マスク、飲み物は各自持参、などの対策あり、

猛暑に関わらず介護者4名の方々が集まってくれました。私を含めた介護経験者２名と包括の職員さんたちも一緒に、話が盛り上がりました。

それぞれの人が、状況も、介護に対するスタンスもまったく違うのですが、話してみるとどこか共通するものがあったり、

共通する状況がある人と話せると嬉しいし、自分が感じている独特のつらさが、同じ状況の他の人には少し別の角度から考えることも出来るということを発見できたり。

あるいは、話してもどうにもできないつらい状況があって、でも思いきって参加して皆に話してみたら、解決策がみつかるわけではないのになぜか気持ちが楽になった。

今回、そんなふうに言ってくれた方々がいました。

家族に関することだから親戚や友達には話しにくい。ここに来たら知らない人ばかり、だけど思いをすぐわかってもらえた。

そんなふうに言ってくれた方もいました。最初は緊張している様子でしたが、帰る時には明るく笑っていたのが私たちまで嬉しくなりました。

ぜひ、ぜひまた参加してもらいたいです。こういう会に参加したことがない人も。

なかなか外へ出るのが難しいということも痛いほどわかるのですが、私たちもなるべく参加しやすくするにはどんなかたちが良いのか、いつも考えています。

来月にはもうちょっと、涼しくなるといいですね～

介護の話から続きですが、体も心も、自分を一番大事にしなければ。

今回、何人かの人が強く言っていて私もあらためて強く同感しました。

親を介護施設に預けていれば、罪悪感のようなものを感じている人も多い、でも感じる必要ないんだということ、そこにはいろんな複雑な意味合いがあって一言では語れませんが、それでも何より自分を大事にしていいんだということ。

私自身は親の介護から離れて早5年も経ってしまって、他の人たちが言っていることに、そうだった、と思い出すことも多くて。今書いた内容もほとんどそうです。

介護に携わるすべての人が、そしてこれを読んでくださった皆様が、この異常な暑さと自粛生活のストレスを乗り越えられますように心から応援し祈っています。