介護について話しませんか

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2015年10月まで、右半身麻痺で車いす生活だった母を介護しながら、日々の出来事や思いを書き綴っていました。

在宅介護の様子や心の葛藤をできるだけ隠さず書いたつもりです。 もし参考にしていただける部分があればと思い、古い情報になる日記もそのままにしてありますのでお許しください。



ショートに行かせるのは無理かもしれません

2012-02-22 19:55:32 | 介護の日常

↓ で父が母を説得する と言ってたことを書きましたが、前にも何度も同じこと言ったことはあったので、私は全然期待してませんでした。
ところが父は早速 私が留守で母と二人だけの日に話したみたいです。
それでその晩 母は興奮して騒いで寝なかったというわけだったんですね。 (大量軟便もそれが原因?

それがわかったのは ↓のブログを書いた次の日で、ケアマネさんの月一の訪問日になっていました。
午後1時の約束だったので 私は昼ご飯を片付けながら 『ケアマネさん来るよ~』 と念押ししました。
そしたら父の茶碗を片付ける時に父の手元に、
【ショートスデー、申し込み方法?】
と書いたメモ紙がありました。

おっ? もしかして今日ケアマネさんに聞くつもりなのか? と思って、
ケアマネさんを迎え入れて挨拶が済んだら 私はしばらく席を外していました。
そしたらやっぱり父がケアマネさんにショートステイについて質問し始めました。

私が戻るとケアマネさんが、
娘さんはどうなんでしょう? みたいに聞いてくれたので、 私からも姉がもう泊まりは無理だということなど話しました。
父は、春になると自分が畑仕事が忙しくなるから母を見る時間が少なくなるからショートステイを頼みたい
と言ったらしいです。

ケアマネさんが 父と私の話を復唱するように母にゆっくり話して

ご主人も娘さん達も、皆さんが元気に過ごせるようになるために、お泊りに行ってみてくださいますか?

と言うと、 母は・・・ もう目一杯興奮してて顔も真っ赤にして、 行ってもいい と言いながらも
いつものように悲劇のヒロインになりきって泣きわめく・・ その内容はだいたい皆さんご想像の通り。
ケアマネさんも私もなだめ尽くす・・ その内容も皆さんご想像の通り。

どうしてああも 自分ほど可哀相な人はいない、死んだほうがマシ とか平気で言えるんでしょうね。
ああもうウンザリです。
でもケアマネさんはさすが 冷静に怒らせないように納得させる言い方を心得てるし
母もケアマネさんには怒ったりしないので、やっぱりケアマネさんが話してくれるのが一番いいですね。

でもその後も興奮したままでいろいろ大変でしたけど。
って書いてしまえば一言ですが、もうホトホト嫌になります。

ケアマネさんが言うには、 ショートをすぐに利用しなくても早めに準備だけでも進めておいたほうがいい
ということですが
診断書とかも? 必要なんですか?
知らなかった。

じゃあケアマネさんに教えてもらいながら準備を始めましょうね
ということで
母は不機嫌なままだったけど 行ってもいい と言ったので、まあいいや

と安心したのもつかの間、

夕方から 気分が悪い と言い出して ご飯も食べずにベッドで泣いてる・・ 
結局この日も寝付かずに
次の日の朝、 私が着替えとかさせて朝食に居間へ連れて行くと、ご飯を食べている父に
『家にだれもいなくても 一人でご飯作れるから、どうかよそへやらないで (お泊りへは行かせないで)』
と泣いて訴え始める・・・

ええ? 昨日の話しのこと? 行ってもいいって言ったじゃない・・

そしたら母は、昨日ケアマネさんが こちらが申し訳なくなるくらい根気良く話してくれたのに、
母は 

“お泊り” イコール 入所 = 行ったらもう家には戻れない

と勝手に勘違いしてて、
父までもう嫌気がさしてしまったみたいで 『じゃあもういいよ! オカーサンがそんなに、夜も寝られないくらい悩んでまで行かなくていいよ! ケアマネさんには断っとくからいいよ』 と

私が ちがうよ、お母さんは勘違いしてるだけなんだよ と言っても もう二人ともかたくなになってしまって・・

そんな・・ せっかくここまで来たのに断るなんて・・

もう私もどうしていいかわからなくなって また放心状態で 固まって 動けない 声も出せない 苦しくなって・・
しばらく経ってから もう頭が真っ白だったから

床に膝と手をついて泣いて頼むしかなくて、でも言葉が出なくて、とにかく母に、
みんなお母さんを邪魔だとか追い出したいとか、お母さんはそう言ってるけど 私もお父さんもそんなふうに思ったことは一度もないし、昨日ケアマネさんが言ってたように、これからも元気に安全に家にいてほしいから、時々、一晩か二晩だけ泊まってきてほしいだけなの。 決して行ったままもう帰れないなんて話しじゃないから・・ 今行ってるデイサービスと同じだよ? あそこに一晩泊まるだけと思えばいいの。 一晩だけなら、平気でしょう?
お父さんも、せっかく頼んだんだから断るなんて言わないで・・ 機嫌直して・・ お願いだから。

声を振り絞って 土下座して・・・ でもたまらなく自分がなさけなくて悲しくて、どうしてここまでして・・ 介護っていったい何なんでしょう。

ここまでしてもまだ母は理解できてない、かといって認知症なわけじゃないから 上手いこと言って連れてくわけにもいかない、
ある程度覚悟はしてたけど、ここまでかたくなとは・・ 異常ですよね。

もう本当に脱力しました。


↓ のブログを書いた時、私よりもっと疲れてしまっているある友人がメールをくれました。
嬉しかったけど 彼女の今の状態に泣きました。  介護って・・・

これも読んでくれたかな・・ 私も同じなんだよ、 ブログに書けない気持ちは・・

おたがい、自分が生きるのをやめることはしない と誓った (?) から、大丈夫です。


今は、とにかく父は断ることはしない と言ってくれたし、母も渋々了解してくれた・・ と思う
でもきっとまた泣きわめいて自分のいいように持ってくんだろうな・・

どうなることか・・ またご報告しますね。


なんだかずっと長いこと脱力したままで、他にも有り難すぎるメールやお手紙や戴いたままで本当にごめんなさい





最近の経過

2012-02-19 22:28:27 | 日常よもやま話

母の眠剤は4週に一度 私が代理で心療内科クリニックへもらいに行くんですが、どうも最近、やはり姉が体調を崩したのがショックだったのか そのあたりの頃からいつもの薬を飲んでも寝付きが悪かったり夜中に騒いだりする日が増えた気がします。

先生に相談しに行ったんですが、たまたま私が行った日にいつもの先生が不在で、代わりの先生でした。
そしたら、仕方ないことですが “いつもと同じ薬を出すことしか出来ない(量も)” の一点張り。
介護する家族が苦労してるということを何度も訴えたんですが処方は変わりません。

先生は 『わかるんですよ、 どんな感じかわかるんです。 ワタシも週に二日は老人ホームで診察してるのでね』

わかる なんて言わないで。 老人ホームに行ったって、夜中に寝ない老人を介護したわけじゃないでしょ・・・

常識で考えれば当然の対応でしたけど、そう頻繁に来院することもできない、助けを求めるような気持ちで行った私には残酷に感じてしまって、薬局で薬を待ちながら放心状態になってしまいました。
でも本当に、仕方ないことです。
来月はまた時間を取っていつもの先生がいる日に行こうと思います。 それまで頑張りましょう。

でもひとつ教えてもらって良かったことがありました。
それは 睡眠導入剤は うまく効けば眠れるけど、効き過ぎるとかえって興奮したり妄想が出て暴れたりする作用があるものだそうです。 (睡眠導入剤がそういうものだという意味ではありません。 母が飲んでるものがそういうものということ)

そうなんだ、夜中に別人のようになって騒いだりするのは薬のせいなんだ・・ それがわかったら少し安心しました。 介護が楽になるわけではないけど。

だからもう、夜中に喧嘩を売られても、買わない。 何を言われても、受け取らなければいい、
心に入れずにシャットアウトする、それなら腹も立たない。 それがなかなか難しいんですけどね 傷付くのは同じだし。

もう夜も昼間も私は必要なことだけ喋ることにしました。
母と会話しないでいれば私も傷付く回数が減るんだからいいんです。


姉の病気は、長期戦の様相を呈して来ました。
もう 泊まりの介護は頼めなくなりました。

少し前は もしかしてすぐ良くなるかと希望もあったから、姉から 『調子いいから手伝いに行くよ』 とか言われれば、 私としても姉をアテにしちゃいけないとわかっていても嬉しくなってぬかよろこびして、結局
『ごめん、また調子悪くなったからやっぱり行けない』 と言われると、落胆と心配なのとで体中に痛みが突き刺さるような気分になり・・ これが何度か続くともう精神がズタズタになってしまい・・

もはや頼ってはいけないと頭ではわかっていても、やはり姉が来ることが一番助かるから、頭のどこかで期待しちゃってるんでしょうね。
姉自身、私に負担をかけ続けていることをすごく申し訳なく感じているらしくて、とは言え私もかれこれ ふた月以上のキツイ生活で気持ちに余裕がなくて、ちょっと欝状態で投げやりな気持ちになりました。
べつにもう私が疲れようがどうなろうがどうでもいい、目の前の仕事をやるだけ。 誰とも言葉を交わしたくない。 なんて・・ いけませんよね 今もまだちょっとそんな感じありますが。

それで姉も私を心配して母の留守にこっそり話しに来て、私と話したあと父とも話したようです。
結局、ショートステイは 行って欲しいと思ってるのは姉も父も同じなんだとわかりました。

私からはもう一切、母に提案やお願いを言うのは嫌だから。と言ったら、 父が母を説得する、と言ってました。
前にも何度もそう言ったことあったんですけどね。 父も恐いんですよね。 母が逆ギレするから。

でも私だってこれ以上母と関係悪くなると介護拒否につながるし喋りたくないし。
姉も体悪くてなかなか来られないから、これからは、父の仕事を増やして父がもう限界だと感じるのを促すのがいいかなと・・
でも高齢の人たちを放置するわけにいかないし 実際 介護が大変なのは昼間以外ですしね、
父にやらせるのもまた大変なのです。

そしたら昨日、よりによって私が留守にした晩に、夜中に母が寝たまま軟便が沢山出てしまい、父が一人で母の着ていた物からシーツ一式から布団まで汚れて全取っ替え、 ポータブルを運んで来て排泄させ、 汚れた体を拭いてやったそうです。
しかもその後も興奮して騒ぎ続けて、臭いはすごいし結局朝まで寝られなかったそうで 今日は目が赤くて疲れきった様子でした。
こんなにすごい大変な晩は滅多にはないけど・・

父が一部始終を私に報告しながら、 『眠れなかったのがオレの番で良かったよ・・』 と言ったのには泣けましたね
私も自分の時じゃなくてラッキー♪と思ったけど、やはり少しは いつもムスメに悪いと思ってるんでしょうかね


私は今まで、自分だけが介護しているような顔してて、こうなってみるとどれだけ姉の力に頼っていたかがわかって申し訳ない 今は頼っちゃいけないと思ってるのに・・ と言ったら
姉が 『それはちがうよ、 介護は大変なんだから、これはみんなでやらなきゃいけないことだよ』 と。
そうですよね、いつのまにか抱え込んで私みたいになってしまわないように、介護している皆さんは気をつけてください。
プロの人に任せたりしましょうよね
・・・疲れてしまってる私が言っても説得力ないですね
というわけで、あんまり進展ないですけど またご報告しますね。




ちょっと好転

2012-02-02 22:18:30 | 日常よもやま話

1月の最後の日、 隣のおばちゃんが退院して家に戻って来ました。

ともかくこれで猫の世話はお役御免になり、それだけで気持ちが軽くなりました。

猫 もう17才だそうで、いつ何があっても仕方ない年齢だからとは言うけど
私が世話してるあいだに・・ ってのは やだよね

風邪引いちゃってどうしようとオロオロしたけど、 いろんな人にアドバイスもらいながら
湯たんぽとカイロ入れた寝床を毎日つくってやったり、 トイレの砂を買って えっちらおっちら運んだり (猫砂ってめちゃくちゃ重いのね

実は母の介護にも大きな影響を被っているんですが
12月からずっと、 うちと隣の家の周辺の私道を工事していて、家の前に車で入れない日々が続いていたんです。
だから買い出しに行ってきても離れた駐車場から荷物を運んだりしなきゃならなかった

エサも栄養がありそうで老猫向けに食べやすくなってるフードを選んだり・・ してるうちにだんだん咳も少なくなり、
おばちゃん帰って来てすっかり元気になってました。

つくづく、生き物・・よそ様の生き物を世話するのは大変なことだと・・ 安請け合いするもんじゃないですね。

姉もだいぶ元気になって、これからは週に1~2度、昼間 数時間くらいは来られそうです。

元通りにはまだ程遠いけど それだけでもすごく楽になりました。
あらためて、人間ひとりじゃ何も出来ないんだな~と

周りの人やここで話を聞いてくれる皆様や友達に心から感謝です。  どんなに助けになっていることか・・

とりあえずご報告でした。。