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2015年10月まで、右半身麻痺で車いす生活だった母を介護しながら、日々の出来事や思いを書き綴っていました。

在宅介護の様子や心の葛藤をできるだけ隠さず書いたつもりです。 もし参考にしていただける部分があればと思い、古い情報になる日記もそのままにしてありますのでお許しください。



また歩けなくなって

2008-01-29 23:13:18 | 介護の日常

8月に入院して、筋力が落ちて歩けなくなり、その後 「また歩けました」 と書いたのが12月10日、その後また母は 「足が痛くて眠れない」 と訴え、整形外科に連れて行ったのが12月25日。
痛い場所が麻痺側の足の付け根なので、レントゲン撮ってもらいましたが、6年前の大腿骨骨折のあとの人工骨も、周辺も異常なし。
1ヵ月後にもう一度見せてください と言われたので今日また行って来ました。

今は 座っている姿勢なら痛くないし、寝るときは膝を曲げたままで寝られるように、足のところに座布団を毛布でグルグル巻きにしてつくったものを置いています。
うちで借りているベッドは2モーターなので足のほうは山にできないんですが、もしかして3モーターのベッドだといいのかもしれません。

痛みが収まっていればもういいですよ ということで、スミルスチック(塗り薬)を5本も出してくれました。
ということで結局もうずっと歩いていません。
痛いほうの足(麻痺足)に力が入るとガクッとなるので、 トイレで、車椅子から立って便座に座るときに麻痺足がカクンと折れて、支えている介助者のほうに傾くように座ってしまいます。
だから便座の周りが汚れたりするのですが、これはもう防ぎようがないのかもしれません。

2月から3月にかけて、また介護保険の更新認定調査があるのですが、1年前の調査のときは 「介助があれば歩ける」 ことになったのですが、今年の場合はそうは言えません。 介助があってでも、6メートル歩ければ 「介助があれば歩ける」 になるんですが、今回は 「歩けない」 と言うしかないです。

これだけで結果は変わらないと思いますが、短い期間に変化がないようでもこうして変化があるのですから、2年でなく1年ごとの更新にしてもらえるとありがたいですね。

整形外科の先生は若い女性なんですが、とても話しやすくて熱心な先生でした。
 もしかして、 この人に意見書を書いてもらえば、正しい内容を書いてくれるだろうと思いました。 でも母の主治医は内科の先生なのであって、 この整形外科の先生には今回の2度の診察が初めてなので・・・ 無理でしょうね 

でも一応ケアマネさんに相談してみようかな 





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さすべえ

2008-01-21 22:42:19 | 介護便利ツール
なかなか全体像が撮れなくてわかりにくいですが・・・ 
前から気になっていたグッズ。 自転車や車椅子に傘を取り付けられます。
手で持たなくていいんです。
いつもブログを読んでくれている友人が、買って送ってくれた物です。

 ネーミングが面白くて笑っちゃいました。

傘の持ち手を留めている部分


車椅子に取り付けている部分


一見難しそうですがワンタッチで付けたり外したりできて、シッカリと付いています。
でも 力はあるけど頭が弱い私には、どのネジをどうやる? どのレバーを開けるのか? 理解するのにかなり時間がかかったのは事実 
角度も自由に変えられるので、用途に応じて使えそうです。 
雨用には・・・ やっぱり濡れてしまうかも~ やはり肩と足にバスタオルを掛けないと無理そうです。

他のブログで、手作りのを紹介している方々のもののほうが良さそうですが~ 私はこの手軽さが気に入りました。
本当は外でちゃんと試したいんですが・・・ ここのところ昼間もすごく風が冷たくて、庭に出て母のひなたぼっこもお休み中です。
また暖かくなったらお散歩だね~ 日よけに使ってみましょう 



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女の正月

2008-01-17 23:17:11 | 日常よもやま話
昨日は、叔母二人を招いて、母の新年会。
1月16日は【女の正月】なんですって。
お嫁に行った娘が、義父母が作った団子を重箱に詰めて実家に里帰りする日だったとか。 叔母たちが話してくれました。

私は前の晩から料理の支度で  また正月が来たみたい

ちょっと待て!
じゃあ 【女の正月】って、女のための日ってことじゃん?

いちおう私も 【女】なんですけどー!?



でも とても嬉しいこともありました。
先日叔母1号(75) にお誘いの電話をしたら、
早めに行って手伝ってやろうかい?」 って言ってくれました。
今回はいいよ、寒いから前の晩に支度できるから」 と言いましたが、その一言が、とても嬉しかったのです。 だってそれは母のためより私のために言ってくれた言葉だから。

でもその叔母が来てまたびっくり。 叔母は暮れに肋骨を折る怪我をして静養中の身でした。 手伝わせなくて良かったよぉ

元気なら毎日のようにゲートボールやグランドゴルフに出かけるのに、家にいてヒマだからと、私のためにカーディガンを編んでくれたのです。

すんごい可愛くてメチャクチャうれしい 
編み物が特技な叔母なんですラッキー
一生懸命やっていれば、いいことあるんですよ~みなさん なんて~


毎度代わり映えのない料理ですが

↓あんこ入り団子       ↓煮物


↑ポテトサラダ         ↑エビフライ

いちおう全部手作りだよ お赤飯とかきたま汁付き


今朝起きたら、空からのプレゼント

初雪でした  ←雪を見るとこうなってしまう



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手が冷たい人に

2008-01-15 23:24:30 | 介護便利ツール
小型使い捨てカイロが入れられるリストバンドです。
手首に巻くだけで、手全体が暖かくなるというものです。
これ、姉が買ってきたものなんですが、私も使ってみたら暖かかったです。
{赤ちゃんのオムツ交換をするときに手が冷たいママのための便利グッズ} ということでテレビで紹介されていたそうです。

普通のドラッグストアで数百円で売っています。 サポーターのように肌に密着しないから痒くなりません。
でも、私は冷え症なので、指の先端までは暖かくなりませんでした。 ザンネン~ 



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ブラジャーしますか

2008-01-13 21:27:15 | デイサービス
すみません。 男性には関係ない話になってしまいますが

母は若い頃からふくよかな体格で、バストは今でも、私たち三人娘に母乳を出していた頃と変わらず大きく、しかも垂れています。

デイサービスの看護師さんから、
バストが垂れている部分が肌と肌が密着するせいか赤くなっている、かぶれているのでは?
と指摘がありました。
胸に限らず背中や脇腹などが、体が温まったときに赤く痒くなることがありますが、その延長なのです。 皮膚のトラブルと言うほどのことではないし、母も今まで違和感を訴えたこともありません。
でも肌が密着しないようにブラジャーをしたほうがいいのかな~ でもブラジャーも痒くなるんですよね。 だから私だって家にいるときはしません。 まして母は胴回りが非常に大きいので、合うブラジャーがあったとしても締め付けられるでしょうね・・・

昔の人は手ぬぐいを巻いてたなんて母は言ってますが、巻いてもねぇ・・・ 要するに垂れてるバストに布を挟めばいいか?
手ぬぐいでポーチみたいな袋を二つ作って、お乳を入れとこうか・・・ 想像したら、なんだか可笑しい 

去年の夏にデイで体調が悪くなった母に気づかなかった看護師さんは、そのことを気にして、以来 母のちょっとした変化を見逃すまいと必死みたいです。
家族としては有り難いですが、 母は 「会うたびにアタシの体になにかみつけて言い出すんだよ~」 と、少し迷惑そう 
むずかしいですね 


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お知恵があれば拝借させてくださいませ 




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裁判員制度

2008-01-11 23:14:10 | 日常よもやま話
裁判員の辞退理由定める政令決定…妊娠中など6ケース(読売新聞) - goo ニュース

このニュース、私は以前からとても気になっていました。
制度については各種報道されているので説明は省きますが、 裁判員に指名された場合に辞退できる理由として、

介護や保育が必要な同居中の親族がいる

という項目があるんですが、

え? 同居中じゃなきゃだめなの? って思いますよね。

今日決定される政令案に加えられた項目には、

介護や保育が必要な別居中の親族がいる

が含まれています。
それなら私も辞退できるのかな?
(私は週に5日~6日は実家で介護生活ですが、実家に住民登録していないので法律上(?)は別居なんです。)

でもこんどは、
じゃあ親族じゃなきゃだめなの?
っていう問題もありますよね。
もしかして、辞退理由の他の項目で対応できるかもしれません。

もしも裁判員に指名されたらどうしますか?

私個人の希望を言えば、もしも抽選で指名されたら、
私は裁判員になってみたい!

だってそんな機会は一生訪れないかもしれないのだから。

だから辞退理由がどうのと言うより、 「介護が必要な人がいても辞退できない」 という決まりだったら、私がいなくても母も納得するだろうな~と思う・・・
それで、
裁判員に指名された人のために要介護者を預かってくれるいい施設を用意してくれたらいいのに・・・
って思うんですが、無理なんでしょうね。
そこまでしてやるくらいなら辞退してください、ってことなんでしょうね  





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テレビ二題

2008-01-08 22:37:44 | 自分のこと
年末にあまりテレビ欄をよく見ていなかったので見落としたかもしれませんが、11月だったか、テレビ番組の制作に携わる方からメールをいただいて、(その前にブログのお友達からも聞いていたのですが)
年末に介護についての番組を企画しているとのことで、(以前ここでテレビ番組について書いたときとは違う系列局でした
私がブログで書いている “介護における家族の愛や憎悪”  を撮影したいというお話でした。
うひゃー! そんなの撮影されたらたまんないし!

そもそも私の場合はブログで、家庭での介護や葛藤、内情を暴露してますが、 撮影とか取材とかは極力お断りしたいのが正直なところで (って夫に話したら、『取材拒否の店かっ』 て笑われましたけど)・・・ もちろんお断りしましたが、いったいどんな番組なんだ? と少し興味はありましたが、見ていませんでした。

先日も書いたように私は何年やっても、自分の親なのに下の世話をするのは嫌だし、他にも嫌でたまらないこともあります。
今まであまりそういうことを書かないようにしてきたのは、もしもこれから介護を始めようとしている人、あるいは始めたばかりの人がこれを読んでいたら、将来が暗澹とした気持ちになってしまったら申し訳ないと思う気持ちもありました。
だけど、決して嘘は書いていません。
嫌でたまらないことがあるとしても、同じ介護のなかに喜びも、幸せも、あるんです。(自前フォロー) 本当です


ところで、何ヶ月か前にも書きましたが、 去年、介護短歌を2首、NHKの介護百人一首に応募しました。
今月その展示と公開録画が行われるそうですが、私が応募した短歌は、いずれも採用されませんでした。(当然ですが) まあ初めてだし、今回 六千首の中から選ばれるのは百首ですからしょうがない…(負け惜しみ
それで、百首に選ばれた人の短歌とその介護生活の一端をすでにいくつか放送していたので見たんですが、 感動的で心温まるご家族ばかりで、

あ~もし自分が詠んだ短歌が選ばれて、こんなふうに写してくれるんだったら、撮影されたいなあ
なんて思いました。 何なんでしょうね私は。


 明日は、ついに母の今年初デイです


ロウバイ満開です


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正月の反省

2008-01-06 22:16:31 | 日常よもやま話
今年初めて、出来合いのお節料理(キレイにプラスチックのお重に盛りつけてあるやつ) を買ってみました。
いつも自分で作ってるわけじゃないんです。 黒豆、昆布巻き、きんとんなどは全部買います。 パックに入って売っているのを家の重箱に詰めるだけです。 かつて自分で作っていたこともあるんですが、母の介護をしながらのお節作りは私には大変過ぎてやめました。 今 自分でちゃんと作っているのは煮しめと雑煮くらいです。

ただし、煮しめはなぜかお客さんに人気があるし家族もけっこう食べるので、7~8種類の材料を別々に下ごしらえして大量に煮ます。 雑煮も両親が好きだし三が日は神様仏様にも供えるので大量につくります。
あとは刺身を切って盛り付けたり、他も、焼いたり揚げたりするだけのものを出します。
これ以上ラクにはできないはずなのに、私にはまだ大変なんだから変ですね。

ところで、今年試みた出来合いのお節、ダメでした。 高かったのに
ナントカって料亭の名前が入ってて、確かに味はいいし何しろ見た目が美しい。
お客さんが座ったところで最初に出すと、ワア~! ってなるんですが、 お上品すぎて・・・
少ない量をキレイに並べてあるので、 数がない!
みんな遠慮して手が出ない!
結局、家用の、質より量で勝負な重箱を出せばみんなこっちをパクパク。

やっぱり我が家には料亭のお節は合わないみたい。 教訓になりました。

お正月のドタバタも終わり、やっと日常に戻りました。 ご心配おかけしました。ありがとうございました。

 あらためまして、
明けましておめでとうございます。
正月から支離滅裂なブログですが、どうか今年もよろしくお願いします。

明日はもう七草ですね。 うちでは正月の残りのミツバや大根などの野菜と、正月に神様に供えた雑煮と餅(七草のためにとっておくの!) を入れて雑炊のような七草粥を作ります。 昔のお百姓の名残りですね。

今年の干支飴。
う~ん。。 かろうじてネズミに見える?




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いつもの正月

2008-01-03 23:32:01 | 介護の日常
毎年、年末年始は忙しいってわかってるのに、 毎年パニックになって泣いている 学習しない私です。
いろいろいろいろいろいろいろいろあるけど、
何がタイヘンて 
やることがいっぱいありすぎるのに、限られた時間でやらなきゃならない、しかもそれを、大変な顔をしないで涼しい顔でやり遂げなきゃならないこと。
そうしないと母が不安定になって介護が倍になるから。 不安定になると、身体も動きづらくなって、トイレも間に合わなかったり、話も通じなくなったり 
それが大晦日までじゃなくて、正月になっても続くこと。
毎日朝から晩までコマネズミのように働き続け(ネズミ年じゃないんだけど) 家族が寝静まってから次の日の来客の用意をし、
ヘトヘトで泣きわめいたり、
時には一人、台所の床にしゃがんで胃の痛みに堪えたり、
夜は風呂に入れば
♪ピンポン~
  トイレ~
  ちょっと待ってて~

  やっとパソコンの前に座れば
♪ピンポン~
  トイレ~
  また~?
  眠れないんだよー
  大丈夫だよ~

  トイレ~
  もう寝ようよ~ 眠ってよ お願い

  眠れないよー
  お母さん今寝てたよ! イビキかいてたもん。 大丈夫だよ~ 眠れないのはこっちだよ~ 私は朝 寝てるわけにいかないんだし働かなきゃいけないんだからさあ~(ここまで言うと母が泣き出すので言いませんが

これくらいのこと、みんなやってることなのに・・・ 大変だと言う私はおかしいのでしょうか。
今までは、大変だと思うことを大変だと言ってはいけないと思い込んできました。 それは親の価値観では大変なことではないから。 当たり前のことばかりだから。 大変だと思う私がおかしいんだと教えられてきてしまったから。 
汚いものも、汚いと思うのがいけないんだと自分に言い聞かせてきました。
母の介護ができる自分が幸せだと思っています。 進んで介護をかって出たのも自分です。
今は嫌になることが多い私です 精神的には子供のようになってしまったのに、気持ちは強い親のままの母を見て、妄想の中で手を上げてしまう自分に震えます。

眠れないと言う母の足をさすって、これ以上ないくらい優しくできる穏やかな自分もいます。
どっちも本当の私。

眠いです。
この頃、夜中のトイレ介助、大変だけどいちいち車椅子でトイレに連れて行きます。 理由は、ポータブルトイレだと排泄物をトイレに流してキレイにするという作業をやりたくないからです。
何年やっててもこんなふうな私の介護、これからどうなってしまうんでしょう・・
なんだか最近ブログタイトルと自分の気持ちにギャップがあって、こんなんでこのまま書き続けていていいのか・・・ 悩んでしまいます。
でもこんなことを考えるのも、眠いせいです。 やっぱり介護って、だんだん大変になってきています。 だんだん楽になるのが理想なのに。 大変でも、自分で全部やりたいのに。
なんだか支離滅裂になってきました  皆様に新年のご挨拶もせず 本当に申し訳ありません。

明日からは、日常が戻ってくる予定・・ です


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