介護について話しませんか

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2015年10月まで、右半身麻痺で車いす生活だった母を介護しながら、日々の出来事や思いを書き綴っていました。

在宅介護の様子や心の葛藤をできるだけ隠さず書いたつもりです。 もし参考にしていただける部分があればと思い、古い情報になる日記もそのままにしてありますのでお許しください。



介護ベッド交換へ

2009-01-30 22:38:03 | 介護保険 認定・サービスなどについて
ほころんできた紅梅に重たい雨が 



28日(水)は、3ヶ月に一度の福祉用具の点検が来ました。
  今回は特にベッドの介助バーと、介助バーを接続してあるベッド柵(健常側の頭側の柵) を念入りに見ながら、
実はこれと同じタイプの介助バーと柵のあいだ(16cm空いています)に 利用者が挟まる事故が起きて、なるべく改良型のものと取り替えるようにしていることを言っていました。
前々回の点検の時に空いている空間をベルトで補強(?)して行かれましたが、
 

やはり交換が望ましいということで検討することになりました。(右は補強前)

うちのベッドはちょうど10年前、母がまだ入院リハビリ中から借りているものなので、介助バーを交換するとベッド本体もすべて交換になります。(型が古いので)
同じタイプのものでも新しくなるとレンタル料は月200~300円高くなるようですが、
それでも新しいほうが安全だし気分もいいですよね! それに新しいベッドなら機能も優れているそうです。
何かあったとき新品と交換できるのがレンタルの良いところだね!

なんて私はルンルンしていたら、 当の母と父は浮かない顔・・・ 「まだ使えるものを取り替えるなんて・・・」 って 
だからあ! レンタルなんだからあ! ・・ って説明するのに一苦労でした。

パンフレットを置いていってくれたので検討中♪

今うちにあるのはF社のベッドですが、今度のはP社のを奨められました。 やはり病院なんかでもP社のベッドが主流になってるようですね。

ところで本当は 16日(金)にサービス担当者会議をした時に点検もするはずだったんですが、その日はレンタル会社さんはついに現れず、連絡もありませんでした。
担当者さんはずっと代わっていないので聞いてみたら、その日 担当者さんはインフルエンザに罹って休んでいたんだそうです。 他の社員も複数インフルエンザで休んでしまっていて対応が間に合わなかったそうです。
インフルエンザ、東京でも警戒宣言出ましたね 
まず私たちが予防しないと、家族だけじゃなく こうしてサービスに携わる方々のため、イコール自分たちのため ということなんですね 


おかげさまで母の痛みは、火曜日に注射をしてからだいぶいいようです。 以前のように大騒ぎすることなく過ごしています。 マッサージなどはコマメにしておりますが、やっぱり注射ですね! よかったです 




感動、初・訪問入浴

2009-01-21 23:50:46 | 介護保険 認定・サービスなどについて
昨日(20日)に訪問入浴 第1回が実現しました。
介護のプロの技には感動することばかりですが、今回も感動しっぱなしでした。 これは家族には出来ない! って思いました。

まず昨日、来る前に私が準備しておいたことは、 部屋を片付けて(契約の時に部屋を見てもらって、一応スペースは大丈夫と言われていましたが やはり少しでも広く使えるように、置いてある物を極力 隣の部屋へ移動しておきました) 部屋をエアコンとストーブで暖めました。
それから排水を流す風呂場をチェックして、 搬入する縁側を(玄関から入るよりも縁側から直接入れるほうが近いので) 鉢植えなどを移動して片付けました。

母はやはり朝から緊張していて、何度もトイレに行っては 「(お小水が)出たいのに出ない~」 と長く座っていたりしながらだったので 11時来訪まではバタバタでした。

さて時間ピッタリにワゴン車で3人のスタッフでやって来ました 
契約に来てくれた責任者ふうの男性と、 とても感じのいい若い男性看護師さんと、 やはり感じのいい美人の若い女性スタッフさんでした。

3人とも縁側から部屋へ入ってテキパキと準備を始めました。 片付けておいて正解でした。 それでも介護用ベッドを少しずらして広くしてシートを敷きつめ、二つに分かれた湯船を組み立て、車から給水ホースを繋げ、排水ホースを風呂場に繋げ、
私は車椅子で居間で待っていた母を連れてきました。 皆さん笑顔で挨拶してくれて、看護師さんが、自分は男性だけれど、衣服の脱ぎ着をお手伝いしてもいいでしょうか・・ と母と私に聞いてくれました。
とっても笑顔の優しい方だし、母もすぐにうち解けて安心したようでした。
私が母を車椅子からベッドへ寝かせると、看護師さんがタオルを用意して 少し会話をしてから体温と血圧を測り、 「バイタルOKです」 の言葉と同時に他の二人が湯船にお湯を入れ始めました。

私は部屋の隅で何かすることはないかウロウロしていましたが、スタッフの方全員が、 「我々が全部しますから~大丈夫ですよ~ ムスメさんは見ていてくださいね」 とニコニコして言ってくれるので・・・ ただ見ていました。

看護師さんが母を寝かせたままで脱衣しながら体の下にバスタオルを敷き、湯船に移すときは3人がかりで抱いて移動します。
脱衣しながら体の上にはタオルを掛けてくれるので、肌を見られることはまったくありません。 その手際の良さは芸術的です。

湯船は、大きい人でもゆったり体を伸ばせるほどのバスタブで、頭のほうは高くなっていて湯に浸からないように立体的な形になっています。
バスタブの外側に金属の枠を固定してあって、体を乗せるネット(ハンモック状)が引っかけて敷いてあります。 そこへ体を乗せて、金属枠のレバーでネットを上げ下げして体をバスタブに浸けたり上げたりできるのです。

お湯の温度は、母の希望や、湯船に入るのは久しぶりということで40度にしてくれました。 足の先から湯に浸けるので、冷えた体には最初熱く感じても後でちょうど良くなったそうです。
最初に足の先と手の先から二人が両側から洗い始め、もう一人はシャワーで(シャワーも勢いよく出るんです) 洗髪を始めました。
あとは常に声掛けしながら 体の向きを変えながら 全身くまなく洗ってくれます。 お湯は常に入れながら排水しながら、のようでいつもキレイです。 部屋じゅう入浴剤のいいにおいでした。

湿疹が出来やすい場所を私が話すと、看護師さんがていねいに洗ったあとを見てくれました。 洗っているあいだも体にはバスタオルが掛けてあるので恥ずかしくなかったと思います。 会話をしながらリラックスさせる技術もさすがです。

ベッドに大きい防水シーツとバスタオルを敷いて、ピカピカになった母を寝かせ、あとはまた看護師さんがていねいに拭いて 服を着せて、髪にドライヤーをかけてブラシをかけます。(これも寝たままでじょうずにしてくれます)

他の二人はテキパキと後片付けにかかります。
すべて終わるまで正味50分でした。
そのあいだ私がしたことは、 緊張して喋りっぱなしの母と、初めてでほとんど母の話を聞き取れない看護師さんたちのあいだの 【通訳】(笑) と、風呂上がりの母の顔に化粧水をつけただけ。

「どうですか? 気持ちよかったですか?」 と聞かれて母が 「ええ。ええ。気持ちよかったですよ~」 と言うと、看護師さんは 「ああ良かった~・・そう言っていただくのが私たちの醍醐味なんです」 と心からうれしそうな顔をしてくれていたのが印象的でした。


前もって皆様からアドバイスいただいたとおりで、プロのスタッフが3人でテキパキと1時間、母のためだけに動いてくださるのですから、まさに お姫様気分です。
母も気持ちよくて、気に入ったようです。
ありがとうございました 



後日談
入浴してから母は体がポカポカで、暖房する時間も少なくなっています。 寝るときのフトンも1枚減らしています。





訪問入浴の契約

2009-01-17 23:05:12 | 介護保険 認定・サービスなどについて
今朝 母と散歩中にみつけた、 この冬初めてのオオイヌノフグリの花 

昨日(金)は サービス担当者会議がありました。
ケアマネさんと福祉用具レンタル会社と訪問入浴をしてくれる訪問介護事業者の人が来る予定でしたが・・・ レンタル会社さんがついに現れませんでした。  伝言が担当者に伝わってなかったそうです。

訪問入浴の人には部屋を見てもらったり 打ち合わせしたり 契約書も交わして、一時間以上かかりました。
でも担当の人 とてもいい人で、良い事業者さんなようで良かったです。
家族介護の状況などは、さりげなく母がいないところで聞いてくれて、
母にはただ安心して入浴してくれるように話してくれて、
訪問する看護師と介護士は女性ばかりでなく男性もいるけれど、絶対に母が恥ずかしい思いをすることなく入浴できることを説明してくれて、
母も穏やかに 「じゃああたしは寝てるだけでいいんだね。全部まかせてればいいんだ」  と安心したようでした。ヨカッタ・・・

訪問は必ず看護師も入れて3人で来るそうです。
ベッドの隣にシートを敷いて湯舟を置き、ハンモックのようなものに寝て? 足から湯舟に入れ、同時に洗髪してから全身を入れるそうです。
家で用意するのは着替えだけ。 タオルもシャンプー類も持って来るそうです。
入浴と着替え、身だしなみを整え、シーツ交換もするそうです。
看護師が来るので、入浴前後のバイタルチェックはもちろん、体調の相談にものってくれるそうです。
車の中でお湯をつくってホースで部屋に引き入れ、排水は家の風呂場に流しますが、排水口のフタが開けば、風呂場の洗い場に広く流れないようにホースを直接排水管に差し込むそうです。
料金は要介護度に関係なく自己負担分が一回1325円(月に4回までの場合)
(料金は自治体ごとに違いがあります)

全国的に今は 重い障害があってもなるべく自宅介護が奨励されるような体制なので、どんな障害があっても訪問入浴は受けられるそうです。

聞いてると、 へえ! 訪問入浴ってすごくいいじゃん! て思いますよね!
来週から開始です。 また報告しますね。 楽しみです。 (ずっとこのことばかり書いていてすみません コメントはどうか気にしないでくださいね)





ネギとジャガイモをトロトロに煮てシチューの素を少し入れて焼きました。






代理受診で癒されに・・

2009-01-13 22:27:21 | 通院や薬に関すること
今日は心療内科のKクリニックへ代理受診に行って来ました。  いい天気   雪を冠った富士山のてっぺんが見えるから撮ったんだけど写ってない

最近また母が眠れない日が続き
私も付き合ってイライラするし
昼間も眠くて・・・


睡眠に関しては、ずっと同じ薬を飲んでいるのに、たぶん体調に波があるようで、
寝付きがいい波と悪い波が数日~数週間で変わってくるようです。
まる二日起きていて まる二日眠るといっていたカマトおばあちゃんのように?

眠れないとき 母は被害妄想みたいになって、いくらなだめても説明しても ひねくれ具合は悪くなり、
そもそも母は一時的に “わからなくなって” いるわけではなく、
ちゃんとわかっていていろいろ悪く言うから私もイライラしてしまうのです。


ちょうど薬をもらいに行く時期だったので、今日は診察の順番を待って先生に話を聞いてもらいました。
 母の話をしてるんですが、私が話を聞いてもらうので 少し気持ちが落ち着きました。

眠りに関しては、常識ではありますがやはり
 昼間の活動が良い眠りをもたらすこと、
 年を取れば、60歳を過ぎれば眠りが浅くなって当たり前で、心配いらないことで、
あとは本人の、たくさん眠りたい、深く眠りたい、というこだわりであること、
 おかしなことを言うのは薬が効いている証拠。 つまり “寝ぼけ”ている状態なのだと。
・・ 薬を飲んでなくても寝ぼけてるのは私です 


睡眠薬には導入剤(効いている時間は短い)と、長く眠れる薬 があるのですが、現在母は3種類の睡眠薬を飲んでいて、そのうちの、 寝る前に飲むアモバン(導入剤) 7.5ミリ 2錠 を 10ミリ 1錠 に変えて、 追加用に半錠飲むマイスリーを 寝る前に1錠飲んでしまう、 というように変えました。
 さあどうでしょうか~ 

私が心療内科へ行って来るのに2時間かかってしまいましたが、父が小正月の繭玉を作りながら母を見守りして留守番していました。

母のベッド、電気毛布と湯たんぽを併用してます。 湯たんぽって、すごいスグレモノですね 絶対おすすめです。






マロニーちゃんって関西と関東で違うんだって!

たしかに袋が違う  味は・・・味はまさか一緒ですよね
(左は関西のお友達に貰ったの。 右は私が今日 西友で買ったの)





訪問入浴サービス開始へ

2009-01-09 21:06:41 | 通院や薬に関すること

8日(木)は、内科の予約受診日でした。

今回は、ケアマネさんが同行(病院で待ち合わせた)してくれました。 そのわけは・・・

12月の訪問の時・・ ていうかいつも言ってくれてるんですが、母が家での入浴は難しいので、デイに行かないなら訪問入浴サービスを利用することもできますよ ということを言ってくれて、

母は毎度のことながら入浴は嫌いだし介護の人が来ると緊張するから気が進まず 「どうしていろいろやらせたがるんだか・・」 とかブツブツ言うのですが、私は母に入浴してほしいので、 先月はこんなふうに母に言いました。

 「あのね、うちでは私がお母さんのことぜんぶやってるけど、ヨソの家ではこんなに時間をかけてよく看るムスメっていないの!(すみません。本当は全然そんなことないですけど方便ですから) だからね、うちみたいに介護保険を使わない家ってないの。 だから他の人がうちを見たら、なにかサービスを使って手伝ってもらわなきゃ出来ないでしょう?って不思議に思われてるの!」

それに、体を清潔に保っていないと以前のような湿疹が出来てまた皮膚科に通わなきゃならなくなったり、 ひどいときは人に感染するような皮膚病だってなるかもしれない(そんなことないと思うけど) 毎日の清拭だけではどうしても見落としがあるし。 ということを話して・・・

しばらくしたら母が自分から父に、
やっぱりお風呂に入れてもらおうと思うの。」
と言ったのです。

それで早速ケアマネさんに報告したのがクリスマス前だったので、 来年になったら段取りしましょう・・ ということになって、

何度も連絡取ってくれて、
今週になって サービス業者も決まって 

やはり主治医の意見書と、
ケアマネが直接、主治医に “入浴の際の注意点” を聞く という条件が必要だったそうで、

それで今回 一緒に診察に行ってくれたのです。

病院へはケアマネさんの勤務先から電車を乗り継いで40分くらいかかるし、待ち時間があるので、この日は昼から半日全部を母のことに使うつもりで来てくれたそうで、有り難かったです。

それに、以前、前のケアマネさんが診察に同行してくれた時、主治医がケアマネさんには非常に素っ気ない態度だったので申し訳なくて・・ それも話したんですが、

先生はお忙しいですからね・・・  そういうことは慣れてますから大丈夫です! 任せてください! それに、そういう先生にはなおさら、介護保険を理解していただくためにも慣れさせなきゃね

なんて言ってくれて、私も気持ちが軽くなりました。


今回は13時の予約でしたが、やはり呼ばれたのは14時過ぎ。
意気込んで診察室に入ったところが、先生から、

3月いっぱいでこの病院を辞めることになったから、それ以降は循環器の先生を主治医にしてもらうように頼んでおくから、 

との話があり、肩すかし 
私はつい、エッ!そうなんですか なんて嬉しそうな顔をしてしまいました。
だって・・・ とてもいい先生なんだけど人気がありすぎて、待ち時間は長いし、お忙しすぎてきめ細かいことを頼みにくいし・・・  主治医を変えることはできないだろうか・・ と考えていたところだったから。

母への入浴の注意点は、 血圧は上が100から150のあいだであること、 体温が37度以下であること、 でした。

ちなみに 訪問入浴サービスとは、
業者さんが湯船とボイラーを家まで持って来て、家では部屋を暖めておいてベッドの隣に湯船を組み立て、利用者は寝たままで湯船に入れてくれるそうです。
その日の状態で入浴できない場合は、清拭と着替え、オムツ交換などをしてくれるそうです。 1回の利用点数は1200点くらいだそうです。

意見書が病院から送られて来たら、ケアマネさんが正式に申し込みしてくれて、入浴が始まるのは今月下旬頃になる予定です。


今年の干支飴

4日に、母のリクエストで撮った“集合写真” 母と、父、姉、私 です
あらためまして 今年もよろしくお願いします







正月

2009-01-01 22:11:22 | 日常よもやま話
お正月いかがお過ごしでしょうか 
こちらは乾燥した晴れの天気が続いてます。
私は 今年の正月は 泣き言言わずに頑張る と決めました・・・  
今日はお客3名様ご案内~ 明日は5名様~(予定)

今年のオセチ


うちのお重箱は丸いのでなかなか詰めにくい~ 自分で作った品は3品だけ  あとは切っただけ~

煮しめ

今年はいり鶏にしました。 やっぱり1品ずつ煮るより楽ですね 

お客さんにはこの他に カニ(冷凍のを蒸すだけ)、ピザ(焼いて切るだけ) など
あ、あと きんぴらごぼうも作りました。 どうしてキンピラがお節に付きものなんでしょうね?
それから、こちらでは「砂払い」と言って大晦日にコンニャクの煮物を食べます。
もちろん年越し蕎麦も食べます。 大きなエビ天を入れる決まり(?) スーパーの総菜売り場には大晦日にエビ天が た~くさん並んでます。

うちのお雑煮
大根、 里芋、 青菜 と 角餅だけ。 醤油味。

夫は風邪のため今日は自宅で一人で寝てます
なので私はブログなんか書いてますが、
皆さんはのんびりしててね~



かぶら寿し

2009-01-01 01:06:36 | 家族のこと

あけましておめでとうございます
今年もどうぞよろしくお願いします 




大晦日に 夫の母から、私の実家あてに届いた贈り物 

石川県の、この時季の味、 ふぐとイカの干物と、かぶら寿し




かぶら寿しというのは、御飯の寿司ではなくて、塩漬けにしたカブに、ブリの薄切りを挟んで、ニンジンなどとともに、米麹で漬け込んで醗酵させたものです。
私も、結婚して初めて夫の実家に行くまで知らない食べ物で、義母が出してくれて食べて、すぐに好きになったことを、覚えていてくれたのです。

ふぐの干物は夫の大好物。

義母は、だんだん弱くなって、介護は必要ではないものの一人で家で生活することが困難になり、
この11月に、少し離れた所のケアハウス(生活援助をしてくれる有料老人ホームのような施設)に入居しました。

なんだか、昨日届いた品物を見たら泣けてしまって
会いに行けないことが切なくて

少し湿っぽい年の明けになってしまいました 


↓コメントいただいて お返事が遅れて申し訳ありません