『平日の朝』
天候も安定して良さそうなので ・・
帰省して、両親の墓参りと、入院している姉の見舞いに行く。
朝、5時前に起床して、混まない時間帯選んだ筈なのに、
恐るべし、平日朝の東海道線。
自転車抱えて、満員電車の中で、右往左往してしまう。
また、姫路駅恐るべし。
ホームの上、乗降客で溢れかえって、全く前に進めない。
社会の朝、甘く考えてしまった。反省。
ようやく、世間の波から解放されて、単線・ローカル線の車内へ、
10時半頃には、墓前に辿り着けそう。
『剣豪の里』
ローカル線、各駅停車だから見える景色。
知る人ぞ知る、剣豪の里の駅。
『両親に会う』
10時半、墓参り。
墓石の周りを軽く掃除して、両親と会う。
彼らは歳取らず、毎年近づいていく感覚、変な感じ。
その後、兄と甥が働く、実家の整備工場へ顔を出す。
久し振りの兄の姿、先ほど会った父親に似てきた。
それも、また、変な感じ。
『もう少しで』
墓参りの後は、便数少ないローカル線で県庁所在市へ。
そこから 約 10㎞余り、自転車で移動。
途中、よく行っていたお店、知り合いだった人の家の横、
訪ねる訳でなく通り過ぎる。
見慣れていた風景は残っている様な、少なくなっている様な。
もう少しで、姉の入院先。
その手前で、ちょっと、休憩。
青い湖面の向こうに見えるのは、以前、通っていた大学。
同じ湖畔でも、75度、南を向けば、すっかり秋の風景に染まっている。
さあ、では、改めて出発。
『入院先にて』
午後13時過ぎに到着。
生憎、姉はリハビリ中なのか、部屋は不在なので、多目的部屋で一休憩。
看護師さん達、忙しく前を通り過ぎ、時々声掛けられる。
姉は、体力的にはちょっときつそうだったけど、身体は動く。
精神的には以前よりずっと元気そう。
つまらない話ばかりして、横隔膜運動、笑わせるように努めた。
『帰路』
病院に繋がる公共交通機関、バスの運行は一時間に一本程度。
どう考えてみても、自転車旅(?)移動に限る。
ローカル線経由で帰る前、市内に住む(生まれた時からの)姉に会う。
駅前ベンチに座り、とりとめない話をするが、気を遣わなくて済む安心感。
そんな姉が手描きイラストを渡してくれた。
僕が実際に生まれ、姉も中学校時代まで住んだ生家。
そこで暮らし遊んだ思い出、時々、電話で話すが、
今は無きその家のレイアウト図、細かな描写を入れて描いてある。
きっと、思い出しながら、少し愉しみながら書いたのだろう。
ありがたくプレゼントを受け取る。
幼かったからか、年齢差か、細部の想い出が少し違っているのが面白い。
帰路、途中から姫新線。
20時だと云うのに、2両編成の車両、勤め帰りの人で一杯になる。
僕と同い年位の人、とても疲れている様に見えてしまう。気のせいか。
さあ、明日からも仕事。
夕方には、イベント(セミナー)の開催も待っている。
さあ、どんな人生に変わっていくのだろう。