妖怪大魔王・コバ法王日記

オートバイを分解して磨き、正確に組み立て独自理論でラインを探り、ストップウォッチと頭脳で感性を磨き、日々の想い語ります

昨夜 見た夢

2020-10-13 19:02:56 | 日記

僕が見る夢の中には一つのパターンがある。
それは、以前開催していたイベントに関係した悪夢だ。

  
  
『 ガレージに来たサニー 』

僕はオートバイとイベント開催用器材の保管と整備用にガレージを借りている。
道路に面した 7坪程のガレージだから、3台の車両と器材の他、補修用の部品や様々な工具、ボール盤や旋盤の工作機械が収まり、トイレと流しとエアコンもあるから、いつでも大抵の作業はこなせる場所だ。
   
そのガレージの中に居ると、一台のサニーがやって来た。1970年代のシンプルなデザインの白い日産サニーだった。 誰がやって来たのか見たけど判らずにいると、急に右にハンドルを切ってガレージの中へ入って停車した。
  
 「少し変だ」
  
この時から僕は少し疑心暗鬼、この光景を疑ってかかっていた。
というのは、ガレージは乗用車が気楽に入れる程に広くはないのに、入ってきたサニーは奥深く入って斜めに停車したからだ。

 

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『 降りてきた A 君 』
   
サニーの運転席側・左側ドア(?)から降りてきたのは、開催していたイベントに多く参加していた A君だった。彼が生まれた頃に造られた車に乗っているアンバランスに戸惑っていると、彼が僕に茶色の大型・角2版の封筒を渡してくれた。
その封筒に書かれた文字を見ると、「 GRA 改良のための提案資料 」 「 エクセル資料 」 と青色のインキのペンで大きく手書きされていた。
ざっと内容を確認すると、イベント開催に必要な参加者データ管理、測定タイム管理の他、全員が共有する事で運営全般をスムーズに行なう事を目指した 運営ソフト的な内容だった。
   
 「 こうして考えてくれるなんて、ありがたい事だ 」
   
と思いながら、イベントに参加しなくなって 20年近く経つ彼が、その当時と変わらぬ顔つき・風貌で現れた事に違和感も覚えていた。

 

『 次々と現れる人達 』
   
彼が手渡してくれた封筒に目を奪われていると、背後で増えていく人々の気配を感じた。ヘルメットを被っている人も居たけど、多くの人はライディング用の服装の人が多く、それもいつか何処かで会った記憶のある人達だった。
   
この頃になると ガレージの大きさは奥行 30m、幅 40m、高さ 8m ほどのちょっとした倉庫並みの大きさに広がっていて、そこに50名ほどの人々が溢れていた。
半数ほどの人は立っていて、残り半数ほどの人は新しく数多く増えた 4人用対座式テーブルセットに腰を降ろし、その多くが僕に何かを伝えたそうに見えた。
   
 「 これは夢? どうしたら確認できるだろうか? 」
   
と思いながら、天井付近に設置されている 赤色と黄色に塗り分けられた吊り下げ作業用のチェーンブロックを見つめながら、自分自身をつねってみたけど覚めなかった。

 

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『 もの言わぬ人達 』
   
こんなに大勢の人達が集まっていて、そのはっきりとした存在感は示しつつ、ざわめき感は一切無かった。つまり、誰も無言で互いに語り合っていたのだ。
しかし、何か用事があって現れて、何かを伝えたくてここに居る事は間違いないはずだが、最初の A君以外は具体的な名前や何処であった人かの記憶は無い、

でも開催した何処かのイベントで遭った雰囲気を放っている人達の気持ちや指摘を聞く覚悟を決めた。 一つのテーブルに近づき、中腰になってヘルメット姿の彼に話かけた。「 想いを聞かせて 」と心で念じた。
すると、背後で人々が移動する雰囲気を感じ、振り返ると殆どの人が居なくなっていて、改めてテーブル席に顔を戻すと誰も居なかった。

 

『 黒い扉の中には 』

誰も居なくなった広いガレージの中を見て回っていると、見知らぬ扉があった。縦 2m・横 3m 程の 表面がメープル材を黒色に塗ったスライド式扉だ。
その扉を右側へスライドさせて中を見れば、広さ 10坪(20畳)ほどの部屋に ダブルとセミダブルを含めて 5つほどのベッドがあるベッドルームだった。
そして、明るい照明の下、4~5人の若い女の人が無言で談笑していた。
  
 「 これはもう夢だ! 」
  
前後の脈絡が無いストーリー構成に突飛な内容だから、つねって痛くなかっても完全に夢だと確信して扉を閉めたところでその夢からは解放された。そして、エンドレスで別仕立ての夢の中に入っていった記憶はあるけど、その内容はもう残っていない。
  
年間 30イベント以上、日本全国各地で開催を続け、あらゆる企画を考えて運営・実行してきた時の後悔や嫌な想い出の残像は、きっとこれからも現れるだろう。
そして、それを認めながら、一緒に残りの人生を過ごす運命なのだと思う。
しかし、その夢を変えるのも、これからの活動次第だとも考えている。

 

 

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