画像はデモ抗議者たちに対して、警察が催涙ガス弾を発射した様子です。
【 画像出展元・RT Website 】
https://www.rt.com/news/504983-paris-lockdown-protest-tear-gas/
しかし、これは香港でも、タイでも、ベラルーシでも、ナイジェリアでもありません。 昨夜のパリでの出来事です。
フランスでは、政府への不満が大きくなる度に、デモ抗議と警察による催涙ガスは再三報道されていますが、今回は新型コロナウイルス禍への対策への不満が直接の原因のようです。政府が今年二度目となる厳しいロックダウンを全国に政府が発令した為、生活への大きな負担を今年2度も強いられる国民たちの反発の大きさがわかります。
1度目のロックダウンで、最も経済的負担を強いられたのは経済弱者の人達で、その不満は移民・難民・異宗教信者へと向き、その中で 不満を抱いたイスラム教徒によるテロ行為の続発した事から、移民政策を国税を使って進めている政府への不満が重なっている事は容易に推察できます。
既に、ドイツ国内でも同様な動きが報道されており、恐らく、西欧から東欧・ロシアにかけて更に暴動の頻発や政情不安が増すと思われます。 同様な事は米国でも起きていると言えます。大統領選挙の話題の影に隠れている様に見えますが、經濟弱者である黒人やヒスパニック系の人々への差別や圧力が 新型コロナウイルス禍で不安を感じている大多数の人々によってもたらされている構図です。
来春、有効なワクチンが開発され、その数か月後、充分な数が作られたワクチンが世界各国の多くの人々に接種可能な態勢になっても、この問題は決して解決されないでしょう。
新型コロナウイルス禍によってもたらされた変化を、どの様にした新しい形の調和へと導く“ キー ” を、世界各国政府だけでなく、世界中の心ある市民たち・“ 世界市民 ” たちがどう行動するかにかかっていると思います。