今朝の散歩道で出会う顔なじみの人との交わす挨拶は「ヤット涼しくなりましたね」。
早朝散歩を長く続けているとごく自然に顔なじみの方ができて、挨拶を交わすことも私の
散歩中の楽しみの一つになっています。
その中でも目の不自由なご主人が左手を奥さんの右肩において歩いておられる老夫婦、
とても目が不自由とは感じさせない軽やかな足取りで、低い段差など気にせずに上り下り
されるる呼吸のあったウオーキングには、ついつい見とれて元気をもらっています。
また、車椅子に乗った奥さんに語りかけながら、車いすを押して寺社のお参りをされている
老夫婦、その姿にはほのぼのとした老夫婦の情愛を感じ、いつも教えられわが身を振り
返って戒められているのです。
さて、昨日(11日)の京都市の最高気温は29.7度、30度を切ったのは7月21日以来約
50日ぶりです。
例年8月にはいるころから咲き始める「芙蓉」の花、秋の訪れが遅れたのに足並みをそろえ、
今年は8月の半ばを過ぎたころからようやく散歩途中に見受けることができましたが、お目当
ての「酔芙蓉」は9月に入ってからの開花でした。
「芙蓉」の花は美しい女性のたとえに用いられ、花言葉は「しとやかな恋人」。
その中でも「酔芙蓉」は朝咲き始めた頃は白色で、時間が経過するにつれて
淡い紅色、夕方しぼむころには徐々に赤みがかかってくる花色の変化を酔っ
ていく人の姿に例えて「酔芙蓉」と名付けられた花です。
花名所を調べてみて、京都市内では「大乗寺」、地下鉄「御陵」から徒歩15分、
滋賀県長浜市の「舎那院」(近くに萩の寺神照寺がある)の二か所に興味を
もち、いずれ出かける予定です。ともに見ごろは9月中旬~10月下旬。
芙蓉はアオイ科芙蓉属で同じ仲間に、韓国の国花「ムクゲ」があります。
盛夏に咲きはじめ中秋まで咲き続け、暑いさなかウオーキングする私を
ひまわりとともに励ましてくれた花です。
特に今夏はオリンピック開催中、「日の丸」という園芸品種がナデシコと一緒に
オリンピックの花として脚光を浴びていました。