「歳月は気まぐれなランナーに似ている」と言われます。今年の春へ向かうランナーはまさに
その通りです。スタートから激寒のトンネルをのんびり流して通過し、一転歩を速めたと思っ
たらまた逆行です。「啓蟄」からの一週間は真冬並みの寒さでした。
でも、虫の中には寒さから目を覚まし姿を現すものもいるはずと、ようやく探したミツバチの姿
が下の写真です。
気温は真冬並みの低さですが、季節の移り変わりを長いスパーンで見ると、春分の日の「日の
出」6時52分だったのが、昨日(3月11日)は6時11分、一日約1分ずつ早くなっています。
それにともなって日の光も春の輝きになっていますが、空気だけは澄み切って冷たいのです。
早朝ウオーキングの行き帰りに北野天満宮に立ち寄り、小鳥を探して写すことを楽しみに歩く
ことを続けています。
でも、何しろ歩きながら探して運よく見つけた時に小型デジカメを向けて写すのですからピントを
合わせることもたいへんで、もたもたしている間に逃げられたり、急いでシャッター押すので
ピントが合わないことのほうが多く、しかも小型デジカメでド素人ですから。
そんな中でましなのがこの3枚です。自分なりに小鳥を見つけるコツは、遠くの梅の枝がかすか
に揺れているのを探すことです。
北野天満宮の梅も、早咲き・中咲きは満開です。有料の「梅苑」も見ごろを迎えたので紹介しておき
ます。土日は大変な人出で25日の縁日のような混雑ですので落ち着いて観梅をと思われる方は平
日がお勧めです。
最後に、平野神社の桜の様子ですがソメイヨシノはつぼみ固く、魁桜も少し膨らんだところ、
桃桜がやっと開花寸前といったところです。