お彼岸の入りの昨日、TVの夕刻のニュースで「春の風物詩 ソメイヨシノの開花が高知から
届きました」との報道がありました。日本列島いよいよ桜前線がスタートです。
京都の桜の名所の一つ、毎朝の散歩コースにある平野神社では、まだソメイヨシノのつぼみは
膨らんできてますが咲きません。
ここの桜は品種も多く、その中でも「隠れた標本木」として有名な「魁桜」(一重咲き枝垂れ桜)が
ありますが開花寸前といったところです。
早朝ウオーキングを始めて十年近くなりますが、今年ほど開花の遅い年は初めてです。
ちなみに魁桜の開花後、数日たって染井吉野が開きます。今年は25~26日が私の予測です。
上左が「魁桜」で右が「寒緋桜」、下左は一足先に咲き始めてる「桃桜」で右が「河津桜」です。
ソメイヨシノ桜の開花が近づいたことを知らせる花木として、もう一つ「サンシュユ」があります。
5ミリほどの黄色の小さな花が満開時に黄金色に輝くように咲く姿から「ハルコガネ」という別名
があり、春雨の後の陽光を浴びた時の美しさは格別です。北野の大鳥居の横に咲いてます。
振り返ってみると、真冬の極寒から抜け出す季節の移り変わりを知らせてくれたのが薄黄色の花
の蝋梅です。そして早春から春本番の到来を教えてくれたのもハルコガネでやはり黄色の花です。
ほかにもタンポポ・スイセン・ナノハナ等々、目につく花は黄色が多く、頑張れと励まされてきたよう
に思います。
久しぶりに府立植物園へ出かけ、黄色い花に焦点をあてて写真を写してきましたので、その中から
4枚紹介します。中でも「マンサク」の花に出会って、写真の出来栄えとは別に大満足でした。
最後に、北野の梅苑で見つけた春の野草3種を。(一コマあいたところに77歳老夫婦を)