草花探訪

季節の草花苗づくり

暦の上では夏がはじまる

2014年05月07日 | 花の写真

暦の上では「こどもの日」から夏、五月晴れの下で新緑が映え、早朝ウオーキングの道々には

赤紫のつつじが咲き誇っています。

こどもの日を祝って平野神社の境内にはこいのぼりが泳いでいました。今では街中で見かける

のは本当に珍しい事ですが、私の子供の頃、6~70年も前には、平野から衣笠山の麓にかけて

田畑も多くあり、大きなお家には必ずといってこいのぼりが上がっていたことを思い出します。

   

思い出と言えば約30年前、全国的に「校内暴力・荒れた中学校」が社会問題となっていた頃、

私の赴任していた学校も器物破損・落書きが常態化していた頃のことです。

若い教師集団が、地域の古い民家から蔵に眠っているこいのぼりを貰い受け、その数約30匹

を、校門と校舎の間にロープを張って泳がせました。噂を聞いて近隣の幼・保のこどもや大人

も見物に見え、その期間だけは落ち着いた学校の状態を取り戻せた思い出がよみがえります。

さて、今回は2種類の花を紹介します。一つは春の終わりを告げる草花として「レンゲ草」です。

撮影場所は廣澤の池の西側一帯の休耕田です。

   

   

昔は水田の裏作に緑肥作物として栽培されていたので街並みを少し離れればあちらこちらで

お目にかかれ、子供の遊び場となっていました。女の子に教えてもらいながら首飾りを作った

思い出がよみがえります。

二つ目は初夏の花です。晩春から初夏にかけての時期は、草花・花木が次から次へと開花する

ので目移りしますが、今回は「つつじ」にします。

ある書物によると日本には自生するつつじだけでも40数種類、品種改良されて22属108種

が分布沿ているそうです。道路の歩道脇に植えられていて、よく見かける赤紫色の大輪の花

は「平戸つつじ」の仲間です。

京都市では「蹴上浄水場」に約4600本が有名で、一般公開された期間中に女房と出かけま

した。鑑賞後は隣のホテルで少しリッチな昼食を。

GWの混雑の中をわざわざ遠出しなくても、これだけで十分楽しめましたと女房は言ってくれ

ました。安上がりで疲れも少なくて。

   

   

ご覧のようにすごい人出でしたが、開花が遅れ五分咲きといったところ。

   

   

紅・桃・白はどれも見慣れた色あいの花ですが、黄色の花は「レンゲツツジ」と言うそうで、珍し

い品種のようです。