今年の秋は平年通りに訪れそうです。80歳手前の老骨にはありがたいことです。
つい先日まで炎天が似合っていた百日紅の花も勢いに陰りが見えたり、肌に感じる早朝の
さらっとした空気の感触や、道端から聞こえる閻魔コオロギの鳴き声など、体全体を通して
感じます。
初秋の花と言えば「秋の七草」です。
万葉集に山上憶良が「秋の野に 咲きたる花を指折り(およびおり) かき数えれば 七種
(ななくさ)の花」 (萩の花 尾花 葛花 撫子の花女郎花また 藤袴 朝顔の花)
*psで調べての受け売りです。
9月早々ということもあり私の散歩道では探すのも大変なので府立植物園に出かけて写して
まきした。(オミナエシ フジバカマ ススキ キキョウ ススキの5種類の花)
撫子は一昨年来マスコミに「ナデシコジャッパン」の名で有名になった「ホマレ高い」
花ですので植物園に咲いていないのは残念、私の散歩道で見つけた鉢植えの花
を添えておきます。葛の花は昨年も見つけられませんでした。
植物園では行く夏を惜しむようにツクツクボウシの大合唱、水辺にはトンボが
飛び交ってましたのでsコンデジに収めました。
合わせて鈴虫ではなくて「スズムシ花」も。
最後に、「かって苦楽を共にした仲間との再会の写真」を添付します。
丁度30年前に新設校として開校した中学校、校内暴力で荒れた学校を約10年間
かかって「生徒が誇りに思う学校」に作り上げた同志・仲間の年に一回の集まりです。
今春の人事異動で校長3人教頭2人の昇格がありそのお祝いを兼ねて。
私にとってかっての同僚だけでなく、「悪性リンパ腫」を患い生死をかけた闘病生活
で苦しんでいた頃、約1ケ月間毎日のように誰かが見舞いに来てくれた連中です。
「美味しん坊」か「釣り馬鹿日記」を一冊見舞い品として持参し、たわいない話をして、
帰り際には「西先生また一緒に仕事しましょう」との言葉をかけてくれていました。
それがどれほど「生きよう」「病気を治そう」という気持ちの原動力となったことか計り
知れません。懐かしい仲間です。