よりによってこんな時に来なくてもよいのにと、恨んだ無慈悲な台風が過ぎると雲一つない
秋晴れの日が続きます。それに「青色発光ダイオード(LED)」の業績で3人のノーベル賞
受賞の朗報まで舞い込んで、まさに気分まで快晴!
確か秋分の入りの頃だったと思います。薄明るくなった早朝散歩の途中に、不意を衝くよう
に香ってき金木犀の香り、甘く強いあの香りに本格的な秋の到来を感じたものでした。
江戸時代に渡来した中国原産の常緑小高木樹で、クチナシ・ジンチョウゲと並び三香木
の一つです。後期高齢者の年代にとっては「ああ、トイレのにおい」を想起させる芳香剤
の匂いですが。
庭木として植えられていてどこでもお目にかかれる花木です。上の写真のように
7~8mの高さの高木もあれば生垣として植えられているもの、庭木として鑑賞用に
植えられているものと様々です。
小さなオレンジ色の小花を固まって咲かせ、そっと咲かせそっと散っていく奥ゆかしい
花ですがそのかわり独特の芳香で存在感を示しています。
オレンジ色が一般的ですが白色の花を咲かせるのもあり銀木犀の名がついています。
日の光の弱い早朝では花姿をコンデジでアップで写すのは困難と思ってるうちに、咲き
始めて2週間後には散ってしまい気に入った写真がうつせませんでした。
その代りに十月に咲き始め春まで咲き続ける花木を一つ紹介します。
平野神社に咲く「十月桜」です。一般的には一月頃から咲き始める寒桜の
一種ですが、平野の桜は今頃からポツリポツリと咲き始め、現在十数個咲
いています。
蕾は紅色で花は淡紅色一重咲きの優しい感じがします。