ある新聞の見出しに「季節外れの桜咲く」とありました。ラグビーW杯B組初戦で南アフリカ
を破り「史上最大の番狂わせ」と言われたサクラジャパンが、強豪サモアをも撃破して南ア
戦の勝利がまぐれでなかったことを証明したときの記事です。
小さい者が体格差を跳ね返してラグビーに勝つには「相手より優れた組織力が必要」と、
体格体力のハンディーの差を縮めるための猛練習と合宿に合宿を積み重ねた4年間の
努力の成果でしょう。
ゲームはなんといっても走り勝ったこと、「KO狙いでなくジャブを打ち続けた」ことでしょう。
今回の日本チームは、31人中主将のリーチら5人が帰化選手で、マイクら5人の外国籍
選手が含まれてる混成軍であることに対して賛否両論があることは事実です。
それはそれとして、21人の日本人選手がかってのひ弱さを克服し外国人に匹敵する
肉体に改造してることには目を見張るものがありました。
本気になって鍛えれば鍛えられるという証拠を見せてくれたことはきっとほかの競技種目
にも波及していくでしょう。
それにTVの画面に映った国歌斉唱のこの場面、すべての選手から日本を代表する誇りと
試合に臨む意気込みが伝わってきて感動しました。
ラグビーのサクラジャパンの次は、植物の「桜」が咲いてるという話題です。
桜の名所平野神社では十月から咲き始める「十月桜」が開花し始めました。
ここには5~6本の木がありますが現在は大鳥居のすぐ右、桜池に1本、社務所前に1本の
計2本がポツリポツリと花を咲かせています。2~3メートルの高さに咲いているのでよく
見ないと見落とします。
花弁は八重で6~10数枚、花径は約1㎝と小型、色は白っぽいか薄桃色、10月頃と
4月上旬の2回開花します。晩冬に咲く「寒桜」(寒緋桜・河津桜・大島桜など)とは別種です。
さらにもう1種類、桜にちなんで名前に桜の字が入る秋の花「秋桜(コスモス)」がありますが
紹介は次回にまわすことにします。
そこで今週の花の代わりに「瑞饋祭り」の様子を写真で紹介て終わりにします。
10月1日神幸祭、あいにくの雨の中神輿3基などを含む行列が天満宮を出発しました。
里芋の茎(ずいき)で屋根をふき、野菜で飾り付けられたいわゆる「瑞饋神輿」は天満宮の
御旅所に奉納されていますのでこの行列には入っていません。
10月4日還幸祭では瑞饋神輿も御旅所を出発して天満宮に帰ってきます。
狭い道路の花街上七軒通りを行列が通過するとき、きれいどころに迎えられるので、
それを目当てに素人カメラマンや見物客で一杯でした。
上七軒通りを通り過ぎると東門前に出ます。ここで関係者一同礼拝。